速記教室【初級:Lev.1-3】五十音:か行
先回の復習
皆さん、こんにちは〜。今日も楽しく速記を学んでまいりましょう。
まずは先回の復習から。あ行、忘れていませんか?
あ、い、う、え、お、あい の6つの文字と、
それぞれの長音の5つの文字が書けるようになっていますね。
いつものように少なくとも紙1枚ほど準備運動をして運筆がスムーズになったら、今日は か行 へと進んでまいりましょう。
前回の読み返しの解答例
と、その前に、前回の読み返し問題の解答例です。
この先、一つの文字でいろんな読み方をするようになりますので、これだけが唯一の答えというわけではありませんが、ひとまずこんな感じで読めていればオーケーです❤️
<解答例>
「いあい(いああ)」、「あいい(ああい)」、「おいえ」、
「いい」、「うえ」、「うい」、「うお」、「いおう」、
「いえい(いええ)」、「えいあい(ええああ、えいああ、ええあい)」、「あいおい(ああおい)」、「おいあい(おいああ)」
いかがでしたでしょうか。
まだきちんとした単語になっていませんが、書ける字がふえてくると、たくさんの単語が書いて読めるようになってきますので、お楽しみに。
か行
さてさて、今日は か行 です。
か行は、すべて直線であらわします。
「か」は、10ミリの横線(左から右へ)です。
「き」は、「か」の字尾の上側に小さな丸をつけます。
「く」は、20ミリの横線(左から右へ)です。
「け」は、「く」の字尾の上側に小さな丸をつけます。
「こ」は、左下から右上へ上がる5ミリの直線です。
(「お」の逆のようですが、「お」より少し横に傾いています。
水平線から「お」が60度とすると、「こ」は45度という感じです)
この5つに加えて、もう2つだけ覚えましょう。
「かい」は、5ミリの横線(左から右へ)です。
「けい」は、「かい」の字尾の上側に小さな丸をつけます。
どうぞ何度か書いてみてください。
★ポイント1
真っすぐな線からの円って、ちょっと書きづらいなと思われた方、おられませんか?
そうなんです。「き」、「け」、「けい」は、直線に円をつけて書くんですが、字尾に円を書こうとすると、どうしても全体的に下へ湾曲してしまいがち。そうすると、別の字になってしまいます。
そこで、ほかの字と読み間違えないように、また、さっと書けるように、真ん中を反らせて書いてみましょう。
こうすれば、読み間違えることはありませんし、速く書くことができます。最初はちょっと難しいのですが、コツを覚えて格好いい線が書けるまで、何度も練習してみましょう。
★ポイント2
そして、あ行のポイントでも、字尾につけた小さい円を次の字につながる方向へゆがめると書きやすいという話をしましたが、ここでも同じことが言えます。
一度「きあ」、「きい」、「きう」、「きえ」、「きお」と書いてみてください。
小さい円のところで一度筆が止まってしまいませんか?
では、下のお手本のように書いてみてください。
こうすれば、次の字につなぎやすくなります。「け」、「けい」も同様です。
「こ」の逆記
か行では、もう一つ重要な注意点があります。
「こ」を書くとき、通常は下から上へと書くのですが、前の字からつなぎにくい、もしくは後の字へとつなぎにくい場合には、逆方向に書くことができるのです。
これを 逆記 と言います。
つまり、「お」と同じ書き方になります。
「お」と読み間違えるんじゃないかと思われるかもしれませんが、「お」と同じように書いていても、不思議と大丈夫なんですよね~。この速記文字をつくった方がよく研究して考案されているということなんでしょうね。
ただ、私は、「こ」の逆記をする場合、「お」よりも少し短い線で書くよう教えられました。そうすると、まず間違えることはありません。
それでは、逆記を使って書いてみましょう。
<例 題>
「あこ」、「かこ」、「くこ」
「きこ」、「けこ」、「ここ」
「かいこ」、「けいこ」
書けましたか? お手本はこんな感じ↓です。
お手本を参考に、何度も書いてみましょう。あ行 と か行 でもう名前が書けるようになってしまわれた方もいるかもしれませんね。
それでは、今日はここまで。ゆっくりじっくり進みましょう。
レッツエンジョイ速記文字!!
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