誰だって最初は初心者である

タイトル通りのお話なのですが、誰もが初心者からのスタートだということを忘れがちだなと思っています。
特に自分が出来るのに他の人が出来ない場合に判断する視線が厳しくなる、なんてよくあることですよね。

まず前提として初心者であることは恥ずかことではないということはしっかり意識して良いことだと思います。
ただ、それが逃げに繋がるような使い方はしないほうが自分自身にとってもいいですし、周りからの見え方にとっても良いと思います。

人間は赤ちゃんの時からトライ&エラーを繰り返しながら成長していきます。
一番最初は思うように母乳やミルクを飲めない所から始まったりします。それでも教えてくれる親や養育者が居ると、覚えることが出来、そのうちスムーズに授乳が出来るようになります。
子供時代でいうとお手洗いもそうです。
最初はうまく行かないけれど、繰り返すうちに自分で理解してきちんと用を足すことが出来るようになります。
そのように、練習を繰り返せば大抵のことは出来るようになるのです。

けれど、間違った練習を繰り返しても上手にはなりません。
掛け算を勉強する時、九九の各段を覚えていないのに指で数えるなどして掛け算をしようとしても理解は出来ません。
初心者には正しい練習が大切です。
前提を理解してから応用に進まなければ学ぼうとすることや身につけたいスキルを得ることは出来ません。

正しい練習かどうかは出来れば周りからフィードバックを貰うといいでしょう。
周りからフィードバックが貰えないのであれば、丁寧に解説してある本などから情報を得るのが一番です。
今は個人の発信も多くあるので相性の良いものを見つけていくことも役に立ちます。
けれど中には嘘や確証のない情報もあるので一つの情報源に頼らないことが大切になってきます。
偏らないように書籍、個人ブログやSNS、TV、ラジオなどを利用して色々な人の意見を聞きましょう。

初心者だった経験は人生の中で必ず活きる時がやってきます。
初心者は誰にでも質問ができるチートタイムでもあります。
その優位性を利用して色んな人の技を見て聞いて盗んで自分のものにしていく。

それから、何を身につけようとするにせよ、初心者であることを下に見る人や馬鹿にする人とはなるべく付き合わないようにして、適切な距離を保っておきましょう。
自分が出来るようになっても、自分が初心者だった時のことを忘れてはならないと思います。
自分が出来るからって他の人も出来て当然だと思わないことはとても大切になってきます。
相手も初心者である可能性を考えておくこと。
そうすれば今度は自分が良いお手本となることが出来、良い循環が生まれていくと思います。
周りの人に対して優しく居るためにも、自分にも出来ない時があったことは覚えておきましょう。

初心忘れるべからず。
何かを学ぶ時、身につける時に大切な心の持ちようのお話でした。

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