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不動産スタートアップ()の日常

拝啓 新緑の候、いつもなにかとご支援をいたたぎ、まことにありがとうございます。全宅ツイ準会員はとようすけです(狼旅団、ツイッターインベストメント脱退済。)

フォロワーさん5000人記念突破記念ということで久しぶりの文章を書いてみようと思います。1万人になったらファングッズを売り出して不労所得で生きていきたい。一人月100円ずつください。あ、アンチの人は今すぐ左上の戻るボタンお願いします。あと引用ツイートで悪口言わないでください。悪口言う時はリツイートしてから持論展開お願いします。すまいるぷりきゅあ。

不動産仲介業って「右から左に動かして数百万のマージン取って業者いらないんじゃないか」「売主と買主が直接購入できれば仲介いらないやん!!せやスタートアップ!!ブロックチェーンや!!」「水原希子よりお前の彼女ブスじゃん」「顔も良くない、学歴もない、金もなく将来性も不透明なお前が好きな彼女は女神が変人だよ大事にしろ」と一部親族や友人にですが好き放題いろいろ言われている昨今です。後半言い過ぎだと思う。

不動産仲介業の取引って楽勝に思えるじゃないですか。1か月30日、ほとんどのチラシや案内が無駄に終わりその中でザルの中に残った砂金を集めるような作業さんですよねスタートアップの当社にとっては。1取引が会社の運命を左右される脆弱な財務体質から抜け出したい。仕事をください。なんでもします。

このクソ暑い中、チラシを1万枚撒いて問い合わせが1件あるかないかですよ普通の物件は(未公開や割安物件除く)。それで買うって言えば楽勝で今頃金持ちなんですが、買主は安く買いたい、売り主は高く買いたい、日当たりは?築は?広さは?ローンは?頭金は?家族の反対は?風水は?親戚の不動産屋の反対は?って考えると1組見つけるの大変なんですよね。もちろんエリアや属性によって違いますが・・。築浅マンションで流動性が高い物件は見せるだけで決まりますが偶然契約するだけではこの業界に残れません。

あと一部「自社物件売らないでいい不動産仲介なんて超楽じゃん」って思想の天才型の人も左上の戻るボタンでお帰りください。僕の話に1ミリも共感できないと思いますので。

僕1日Twitterしてると思うじゃないですか?大体、車、バイク、チャリ、電車、歩きで移動やアポやチラシや案内前が多いんです。だから暇人に見えるし管理職でパソコンの前にいつもいるイメージかもですが、事実、社内では課長という管理職ではあります。誰も管理してないけど。

なげーよ、本題まだかよ。と思うじゃないですか。起承転結が文章にあり、問題提起→反対意見→自分の意見→結論が小論文といいますが、まだ始まってもないという・・・。

不動産仲介業。ある1取引の経緯を見てほしい。不動産業も多岐に渡りますが、仲介業は精神が摩耗されるので加齢と供に退職率があがります。みんな転売に行く。だって明日契約予定で23時に「やっぱりまだ買うの早いかも・・・」と気弱な電話が来るんですよ買主様から。そこから車に乗って自宅に行き説得ですよ。そんな営業を40や50までできますか?疲れるでしょ。終わらない愚痴はひとまず置いておいて、取引について少し書きたいと思います。アンチは左上の戻るボタンお願いします。

と埼玉のある戸建物件をこれは安いと思った僕はチラシを近隣に撒きます。委任業者が誰も案内しない中、週末に数組の案内をした結果、ご年配の売主様に好印象を持たれ名刺をくれと言われたことからこの物語はスタートします。


突然の電話がなる・・・プルルルル・・・。

??「おー、ようすけ君。この前はありがと。この前のお客さんどう?」

僕「ご検討中です。がんばります!!」

売主様「よろしくなー。なんとか決めてよ。」

委任業者がいる手前、僕は話すことも任せてもいえない。ここから1週間数日おきに電話がかかってくるという謎の状況が続きました。

2週間後に電話がある。

売主様「任せていた業者全然ダメ。お客さん連れてこない。リバプールも三井も他の大手も売れなかった。君だけだよお客さん連れてきたの。あそこ切るから売ってくれない?」

僕「もちろんですよ!!頑張らせてください!!」

そこから売却活動が始まった。近隣にチラシを撒き続ける日々、そして問い合わせは10件以上もあった。近隣でこれは驚異的な数なんですが安いからだ。なぜ安いのに売れないのか?それは買主様に売主様が大げさに話をするのと感情的になるのが一番大きい。あと夜はいつも酔っぱらって電話が来てその相手に1時間以上の自慢を聞かないといけない。うん、ノイローゼになる。

嘘は、今の家は知り合いの大成建設に作ってもらった(建築計画概要書には1ミリも記載ありません)、小池百合子と飲み友達、外国の要人と友達だから俺を怒らせたら世界中でどこに行っても仕事できない、G20に呼ばれている、ドバイに数億あるなど、たとえ事実でも言わなくて良いことを買主様の前でいうため信用が構築できない


ある日案内しようとしたら買主様がドタキャンしキレられると思い、僕の母親に3000円上げて案内したこともあります。検討する母。説明する売主。煽る僕。突然買いたいという母。もう地獄です。

何組もつれていく中でなかなか決まらない。


学校帰りの小学生にもチラシを渡したら警察官の方から

警察官「何されてるんですか?」

僕「いや、不動産屋なんですけど。チラシ撒きです。」

警察官「あーそうなんですね。大変ですね。お兄さん、ちょっと身分証あります?」

俺「え?僕犯罪してなくないすかwwwそれ義務すか?前科ないですよ僕」

警察官「いや義務とかではなくてね」

とヒアリングもされました。

決まらなくイライラし始め、もともと依頼していた数々の業者に電話をしまくり

「ようすけってやつが勝手に家に客を連れて来る、警察にも相談しようと思う」と妄言を吐く始末・・・。


ようやく申し込み書を持っていくと

売主「もういいよ、お前に頼まない」

僕「こんなにチラシ撒いてお客さん連れてきていきなりそれはないですよ。どうやって売るつもりですか?」

売主「クチコミ」

僕「・・・・。」

僕「こんなにお客様連れてきたじゃないですか。申し込みも」

売主「ジュース3本あげたじゃん。」

僕「ジュース・・・。」

売主「とにかくこの価格ならお前に手数料は払わない」

僕「それは無理です。買主様だって頂けるかまだわからないのに」

売主「そしたらお前ただ働きだなwwwwwお前にそんな高額なナカガイテスウリョウ払えない!!嫁もカンカンだよ!!」

僕「奥様に話させてくださいよ。事情説明しますよ」

売主「嫁はいねーよ!!出て行ったよ!!」

僕「なんなの・・・」

というコントみたいな日もありました。


最後は「お前の客はサクラだろ?決まらないから連れて来るな、百合子に言ってお前の不動産生命をつぶす、明日都庁行くからな」と逆ギレする始末。都市整備局に電話もかかり、会社にも電話が来ました。

売主「ようすけ決まらない客ばかり連れて来る。謝罪の手紙を送れ。あとクビか減給にしろよ」

社長「申し訳ございません。ようすけが失礼なこと言って。クビにします」

売主「そう?あいつクビかー」

と売主大変喜んでいました。

クビになったけどよかった。

最後の問い合わせの顧客はもうお前らに依頼しない!!となり他の業者に依頼してましたが、他の業者からも切られたようで数週間後に売主から連絡があり依頼され契約となる運びとなりました。

うん、無理wwwwwww

お疲れ様でした。

歩合はほとんどつかない結末でしたが、結果買主様と売主様と会社利益と三方向出てよかったです。

引き渡しまで僕は会社の電話に出ません・・・クビ扱いだからwww

こんな取引毎回してたら寿命いくつあっても足りない。幸せになりたい。

不動産スタートアップの取引はこんな感じで理屈じゃない毎日が常に続いています。

次は楽な取引がしたい。引き渡しまでまだたくさんありそうですけどね。。

これでも不動産仲介業楽勝ならがんばってください。

楽勝な取引もありますが大抵は何かネックを解消して契約に至っています。

楽勝なら僕に会う前に契約しているのだから。

おわり。 

この物語はフィクションです。登場する人物・団体・ 名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

※7月なので新緑の候ではなく大暑の候です。謝罪と訂正をします。














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