今日でちょうど1年
どうも、福住職です。
先日無事に万燈会が行われ、早いもので潮来に来てから今日で1年になりました。瞬く間に、という感じがしています。
まだまだ足りないところですが、地元の方々、ご奉仕会の方々、そして仏様に助けられてどうにか福住職を務めることができました。すべての人たちに感謝です。
これからも慈母観音潮音寺に関わる人たちが幸福を感じられるように日々精進していきます。
1年前の昨日。令和元年の8月18日に大切な人が極楽浄土に旅立ちました。
その日は奈良の本山で境内の責任者として最後の仕事をしていて、片付けの最中に報せがありました。
一昨年から体調を崩しており、入退院を繰り返していたのですが、よりによって自分が奈良を離れる前日に逝くというのは、ドラマだったとしても出来すぎてますよ。
その人は働き者で、年上でしたがどこかお茶目なところもあってそこが魅力だったと思います。運転が下手で流行りにうとく、ラーメンとゲームが好きな人でした。
少し不器用なところもあったけど、とにかくとても真っすぐな人でした。そして、いつもどんな時でもどういうわけか私のことを常に敬い称えてくれていました。
「定運さんはすごい」「定運さんだからできる」「定運さんなら心配ない」と、求めてもいないタイミングでもやたら持ち上げてくるのが恥ずかしくもありがたい瞬間でした。
いま思えばその言葉が自分にとって大事な支えになっていたんだなぁと思います。人から求められ、必要とされ、承認されて感謝されるっていうことは心の栄養です。
その人が亡くなって、お通夜にもお葬式にも出ることなく潮来へ向かい、霊前に手を合わせることが出来たのは1か月以上経ってからでした。
憔悴した両親が出迎えてくださり、お経を上げながらもやりきれない気持ちで「この人たちはどんな因果でこんな目にあっているのだろう」と考えました。
人の命はそれぞれ長さが決まっていて、親から子、子から孫と順番に決まっているわけではないのですが、それでも大切な人を失う悲しみは他人には量り知れません。
いつ別れが来るか分からないからこそ、この世が永遠でないことを身をもって教えてくれた故人に感謝をすべきだし、今生きて会える人たちには喜んで会わなくてはいけないと思います。
そしてせっかく会えた人たちには「ごめんなさい」や「ばかやろう」よりも「ありがとう」が言える自分でありたいものです。
いつもいつも私のことを褒めてくれていたあの人の一周忌を悼みながら、その姿を見習って過ごす1年でした。今までありがとう、さみしいけど頑張るよ。
いまできることをやれるだけやりたいと、YouTubeチャンネルを開設致しましたが、今年の万燈会は生配信でお届けしました。
アーカイブにディレクターズカット版を載せてありますので、宜しければご視聴、チャンネル登録お願いします!
↓令和2年 潮音寺 万燈会【潮音寺チャンネル】
https://youtu.be/TEhxkzb6vzw
↓慈母観音潮音寺チャンネル
https://www.youtube.com/channel/UC8N7RPZok97mX2gOmXOL_Xg/
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