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【Zatsu】誇大広告に刮目せよ

世の中、誇大広告ってたくさんある。JAROなんかで有名だよね。ダイエット商品や幸運を呼び込むグッズなんてかわいいものから、マンションみたいに犯罪性の高いものまで、数え上げたら枚挙に暇がありません。

自分も子どものころ、うっかり口車に乗ってしまったことがあります。子分を作っていくとお金がもらえるっていう夢のシステムがあってさ、ともだちに誘われてみんなしてだまされたよ、無限連鎖講ねずみこうに。

もちろん記憶術も経験済み。
付属のアルファ波CDを集中して聞こうとするんだけれど、隣の居間から家族の話し声やテレビの音が漏れてくるから、「いま大事なところなんだ」って家族を黙らせてね。部屋に戻って、CDの指示通りに部屋の照明を落とし、あぐらを組んで呼吸を整えたりしていた。あなたはいま深夜の森にいます、丹田に呼吸が流れるのをイメージしてください、さあ、口をすぼめて「コホォーッ」って。

視力が落ちてきたら視力回復術。これは大人への通過儀礼、誰もが通る道でしょう。
でも、テキストの「ごあいさつ」に載っていた創始者のおじさんがメガネをかけている。「あれ? え、ん?」いきなり不信感たっぷりのスタートだったけれど、案の定、効き目はなかった。やっぱ、コンタクトが一番いいやね。

以来、おれは誇大広告への耐性がつきました。こういうのに一度かかわったことで得することがあるんだ。それは、2度と引っかからなくなるってこと(言いたいことはわかりますが、それ以上の詮索は無用です)。

普段街を歩いていてそんな広告を目にしても、おれはもうみんなより一歩先をいっているのよ。簡単には引っかかりません。「こいつはアヤシイな」ってすぐに気づくようになった。

たとえばコレ。


警備会社の看板

「どこにだって危険がいっぱい」なのは納得できるんですが、こんな危険はどこにでもあるもんじゃないでしょ。
どんなサファリパークに住んでんのよ。

もうひとつ。

整骨院かなんかの看板

これはもう「体の調子が悪い」どころの騒ぎじゃありません。この魔術的な顔のパーツの配置は……。
からだもS字に曲がっちゃってるし。
症状としては「頭痛、肩こり、生理不順……」いやいや、そういう問題じゃないでしょう、すでに。右側の症状ぜんぶ乗せ。これが数千円で社会復帰できるなら安いもんです。

でもね、素人はこういうのに引っかかっちゃうからコワイよ。何事も疑ってかからないと。

それにしても、この2枚の写真かなり古いですね。
今回の記事はこの写真を使いたかっただけなんじゃないか、そんなうがった見方もあるでしょうが、否定はしません😛