<Draftだよーん>【Michael Yeadonが反ワクチントンデモさんになるまでの軌跡】

開くとちょっとびっくりする感じの画面になりますので、心して開いて下さい。

かなり長い文章なので、とりあえず要点だけ。

・皆の知っているアメリカの薬品大手のファイザー社はPfizer Inc.

・Yeadonが居たのはその英国子会社である通称Pfizer UK(正式名はPfizer Ltd.)

・Pfizer UKにはアレルギー・呼吸器研究部門があり、Yeadonはその責任者だったが、Pfizer Inc.の経営判断により、アレルギー・呼吸器研究部門は閉鎖され、Yeadonのチームごと全員解雇された。

・Yeadonが仕切っていたアレルギー・呼吸器研究部門チームはかなり収益を上げていた言わば稼ぎ頭だったそうですが、現在は閉鎖されてPfizer UKの組織も場所を移動し、Pfizerグループ内での位置付けも変更されているようなので、彼の処遇がどんな物だったのかは今となっては確認の仕様がありません。

→Yeadonにとってはふざけんな!だったんでしょうね。昔の同僚が『お前あんなにいい奴だったのに一体どうしちゃったんだよ』と連絡する位ですから。詳しく読んでまた追記します

それでは和訳を開始します。

【反ワクチン界の英雄となった元ファイザー社の科学者】

Michael Yeadonは、医薬品大手のPfizer社で科学研究者や部門責任者を務めた後、バイオテック企業を共同設立して成功を収めた。しかし、彼のキャリアは予想外の展開を見せた。

昨年末、英国のセミリタイアした科学者が共著で、欧州の医薬品規制当局に嘆願書を提出した。嘆願書には、大胆な要求が書かれていた。「COVID-19ワクチンの臨床試験を中止せよ」というものである。

更に大胆なのはその理由である。彼らは、このワクチンが女性の不妊症を引き起こす可能性があると根拠を示さずに推測したのである。

この文書は、12月1日にドイツのウェブサイトに掲載された。科学者達はこの理論を非難し、規制当局も反対した。数週間後、欧州医薬品庁はPfizer社が共同開発したEU初のCOVID-19注射を承認した。しかし、既にダメージを受けていた。

ソーシャルメディアでは、COVID-19注射が女性の不妊症を引き起こすという誇張された主張が瞬く間に広まった。Royal College of Obstetricians & Gynaecologistsによると、数週間のうちに、英国の医師や看護師から心配した女性達が「本当か」と尋ねてきたとの報告がありました。1月には、非営利団体カイザー・ファミリー・ファウンデーション(KFF)が行った調査によると、アメリカではワクチンを接種していない人の13%が 「COVID-19ワクチンは不妊の原因になると言われている 」という話を聞いたことがあるということが分かった。

この主張に信憑性があったのは、共著者の一人であるMichael Yeadonがただの科学者ではなかったからです。60歳の彼は、Pfizer社の元部門責任者で、16年間、アレルギーと呼吸器系の研究者として活躍しました。その後、スイスの製薬会社ノバルティス社が少なくとも3億2500万ドルで買収したバイオテック企業を共同設立した。

『これらの主張は誤りであり、危険であり、酷く無責任である。』

(イギリスの保健社会福祉省の広報官の言葉より)

ここ数ヶ月、Yeadon氏は、コロナウイルスを含む多くのワクチンの安全性を疑問視する、思いがけず所謂反ワクチンの烈士として登場しました。反ワクチン運動は、COVID-19ワクチンや検査、政府が強制的に行うロックダウン、パンデミックのアーク(=the arc of pandemic)などにYaedon氏の懐疑的な見解を増幅させました。Yaedon氏は、個人的には全てワクチンの使用に反対しているわけではないと述べています。しかし、多くの医療専門家や政府関係者は、彼のような意見がワクチンを躊躇する気持ちを助長し、パンデミックを長引かせるのではないかと心配しています。COVID-19では、既に世界中で260万人以上が死亡しています。

英国保健社会福祉省の広報官は、Yeadon氏の見解について聞かれると、「これらの主張は誤りであり、危険であり、深く無責任である」と述べました。「COVID-19ワクチンはコロナウイルスから人々を守る最善の方法であり、何千人もの命を救うことになるでしょう」。

最近、アストラゼネカ社のCOVID-19ワクチンを接種した少数の患者に血栓や異常出血が見られたという報告があり、その安全性が疑われ、ヨーロッパのいくつかの国ではその使用が中止されている。アストラゼネカ社の製品と被害を受けた患者の症状との間に因果関係があるという証拠はありませんが、今回の事態はワクチンへの躊躇をさらに強めることになりそうです。

Yeadon氏は、この記事のためのコメントを求められたが応じなかった。ロイターは、この記事を報道するにあたり、過去2年間のYeadon氏の何千ものツイートと、その他の文章や声明を確認しました。また、Pfizer社の元同僚4人を含む、彼を知る5人にインタビューを行いました。

Pfizer社の広報担当者は、ドイツのビオンテック社と共同開発したワクチンが女性の不妊症を引き起こすという証拠はないと強調した上で、Yeadon氏と彼の在籍期間についてのコメントを避けました。

Yeadon氏の嘆願書は、アメリカの偉大な政治家の子孫であり、ワクチンに懐疑的な影響力を持つロバート・F・ケネディ・ジュニア氏が設立したグループのウェブサイトに掲載されています。シンジケートライターでワクチン懐疑論者のミシェル・マルキン氏は、先月のコラムで「妊娠中の女性」という見出しで、Yeadon氏の不妊に関する懸念を報じている。COVIDショットにご用心」という見出しで。また、警戒心を煽るような見出しのブログ-「Pfizerの研究責任者: COVIDワクチンは女性に対する不妊手術だ」というもので、フェイスブックで何千回もシェアされました。

2016年に撮影されたロバート・F・ケネディ・Jr.は、COVID-19ワクチンの投稿が原因で最近、InstagramでBANされた。REUTERS/Stephanie Keith

Pfizerの元VPとして広く知られているYeadon氏の面影や見解は、ドイツ語、ポルトガル語、デンマーク語、チェコ語などの言語でソーシャルメディア上で見ることができる。フェイスブックの投稿には、11月に公開されたビデオが掲載されており、その中でYeadon氏は、パンデミックは「根本的に...終わった」と主張しています。この投稿は100万回以上再生されています。

Yeadon氏は10月、イギリスの新聞「デイリー・メール」にコラムを寄稿し、世界で最もアクセス数の多いニュースサイトの1つであるMailOnlineにも掲載されました。このコラムでは、当時イギリスで約4万5千人が死亡していたCOVID-19による死亡者数は、間もなく「霧と散り」、イギリス人は「直ちに通常の生活に戻ることが許される」と宣言した。(しかしながら、)その後、英国ではさらに約8万人がこの病気で死亡している。

COVID-19に関する科学的コンセンサスに異議を唱え、論争的な見解を示した尊敬すべき科学者は、Yeadon氏だけではありません。

ノーベル化学賞を受賞したMichael Levitt氏は、昨年の夏に『スタンフォード・デイリー』紙に対し、米国でのパンデミックは2020年に終息し、現在の3分の1にあたる17万5,000人以上のアメリカ人が死亡することはないだろうと予想し、「振り返る時には、それほどひどい病気ではなかったと言うことになるだろう」と語っています。また、同じくノーベル賞を受賞したLuc Montagnier氏は昨年、コロナウイルスは中国の研究所で作られたものだと考えていると発言している。多くの専門家はそれを疑っていますが、今のところ証明も反証も出来ていません。

*このドキュメントは2020年にインタビューした時点での発言であることに注意して下さい。Michael Levitt氏の発言は結局間違いでしたよね。

Levitt氏はロイターに対し、米国でのパンデミックに関する自分の予測は間違っていたが、COVID-19は最終的には「恐ろしい病気」とは見なされなくなるだろうと考えており、ロックダウンは 「多くの巻き添えを引き起こし、必要なかったかもしれない 」と述べています。Montagnier氏はコメントに答えなかった。

Yeadon氏が特に信頼されてしまうのは、彼がPfizer社で働いていたという事実があるからだとネット上の誤報に対抗する組織であるCenter for Countering Digital Hateの最高責任者であるImran Ahmed氏は言う。「Yeadon氏の経歴は、彼の危険で有害なメッセージに誤った信憑性を与えてしまっている。」と。

*Pfizerの広報がYeadon氏の在籍期間の話すらちゃんと話さない煮え切らない態度なのが要らぬ疑念を生んじゃっているんですよねえ。部門閉鎖時にYeadon氏らに鬼のような態度をとったことがバレてもいいじゃない。(意味のある)ワクチンが貶される方がよっぽどまずいと思うよ。そう経営判断しないのかねえ?




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