COVID-19ワクチン接種による4,000人以上の胎児又は新生児の死亡という主張は、米国のVAERSデータでは見当たりません。

【実は一言論破で終わるのですがw】

『VAERSデータから分かるのならば、何故CDC(and/or FDA)の公式サイトから報告を持ってこないのですか?』という話で論破完了ですwww。

【和訳】

米国で報告されているCOVID-19ワクチンの副反応には、4,000人以上の胎児や新生児の死亡が含まれているのでしょうか?いいえ、そんなことはありません。2022年4月8日までのデータに基づき、ワクチン有害事象報告システム(VAERS)で見つかった数字をLead Storiesが分析したところ、主張された結果を複製することは出来ませんでした。加えて、検証されるまではVAERS報告から結論を得ることは出来ません。

この主張は、2022年4月11日にThe Exposéが発表した記事(アーカイブはこちら)の中で、「米国では4000人以上の女性がCOVID-19ワクチンによって赤ちゃんを失っている。これは1990年以来インフルエンザ予防接種によって引き起こされた胎児の死亡数の16,633%の増加である。」 というタイトルで掲載されているものです。冒頭は以下の通り:

米国でCOVID-19ワクチン接種後に胎児や新生児を失った女性の数は、COVID-19ワクチン接種が最初の緊急使用許可を得てから僅か16ヶ月で4,000人を突破しました。しかし、1990年以来30年間、インフルエンザ・ワクチン接種で胎児や新生児を失った女性は僅か565人です。
従いまして、COVID-19ワクチン接種が原因で赤ちゃんを失った女性の数は、インフルエンザ予防接種が原因で赤ちゃんを失った女性の数に比べて、現在16,633%も多いのです。しかし、実際には30年の間にもっと多くのインフルエンザ注射が妊娠中に投与されているため、この数字はもっと悪いのです。

https://dailyexpose.uk/2022/04/11/4000-women-lost-baby-covid-vaccine-usa/ 

2022年4月15日、The Exposéのウェブサイトでは、以下のような記事が掲載されました。:

https://dailyexpose.uk/2022/04/11/4000-women-lost-baby-covid-vaccine-usa/ 

これらの胎児死亡数は、CDCとFDAが運営するVAERSデータベースによるものとされています。Lead Storiesは、The Exposéが引用した数字と一致することが出来ませんでした。(彼らは)2022年4月8日まで利用可能なVAERSデータについて、4月15日に全く異なる数字を出したのです。

VAERSのウェブサイトでは、データ結果を検索する際に以下のような規定があります。:

VAERSデータは毎週金曜日に更新されます。従いまして、同じクエリに対する結果は、週毎に変わる可能性があります。

https://www.cdc.gov/vaccinesafety/ensuringsafety/monitoring/vaers/index.html 

Lead Storiesは、COVID-19ワクチンの報告と、The Exposéがその記事のための情報源に含めたのと同じ25の「有害事象」とを関連付けたVAERS検索で、1748人の胎児死亡を導き出しました。:

(2022/04/15 18:18:08 UTCに取得したVAERSデータのスクリーンショットより)

同じ基準でNational Vaccine Information Centerを検索すると、The Exposéの記事にはCOVIDワクチンに関連した4,309人の胎児死亡がヒットします:

(2022/04/15 18:23:42に取得したNVICデータのスクリーンショットより)

非営利団体National Vaccine Information Centerは、「病気やワクチンの科学、政策、法律、インフォームド・コンセントの倫理原則に関する独立した情報センター 」と自称しています1982年にDissatisfied Parents Together(DPT)という名称で設立されましたが、ワクチンに関する誤報の代表的な情報源として批判されてきました。National Vaccine Information CenterはVAERSのデータを共有していますが、その限界についての標準的な警告はしていません。
僕のnote記事の読者の方々には #デマ吐き羆 君がお馴染みですがw、The Exposéの記事で #VAERS の話が出てきたら、 Sourceとしている所を必ず確かめて下さい。NVICSの奴ならば、『ああ、 #デマ吐き反ワクチン がまた捏造データ作っているのね』と考えて頂いていいと思いますwww。

Lead Storiesは、VAERSを悪用したワクチン死亡に関するいくつかの主張を論破しています。

インターネットにアクセス出来る人なら誰でも、VAERSの報告リストに報告を追加することが出来ます。このリストは、人々がワクチン接種後に経験するあらゆる健康上の出来事について、検証されていないメモを集計したものでしかないため、それへの一般アクセスリンクは、VAERS資料に基づく不当な結論に対して明示的に警告を発しているのです。

このリストが示すのは時系列的な相関関係だけであり、立証がより困難な因果関係ではないため、リストそのものを証明や定量化に用いることは出来ません。このリストは、警察署が作成する「事件簿」のようなもので、警察活動の出発点にはなっても、終着点にはならないのです。

VAERSのウェブサイトの警告には、次のようなものがあります。:

VAERSのデータを評価する際には、報告された事象について、因果関係が確立されていないことに注意することが重要です。ワクチンと有害事象(起こりうる副作用)との間に関連性があると思われる全ての報告がVAERSに提出されます。従いまして、VAERSは、ワクチン接種後のあらゆる有害事象について、それが偶然のものであれ、本当にワクチンが原因であれ、データを収集しています。VAERSへの有害事象の報告は、ワクチンがその事象を引き起こしたことを証明する文書ではありません。

https://vaers.hhs.gov/data/dataguide.html 

CDCは、COVID-19ワクチンは、子作りを計画している人を含め、5歳以上の全ての人に安全であるとしています。実際にCDCからの情報では以下のように述べています。:

  • 妊娠中および最近妊娠した人は、妊娠していない人に比べて、COVID-19で重症化する可能性が高いです。

  • COVID-19ワクチンを接種することで、COVID-19による重症化からあなたを守ることが出来ます。

  • COVID-19の予防接種は、妊娠中、授乳中、現在妊娠を試みている人、将来妊娠する可能性がある人に推奨されています。

  • 妊娠している人は、COVID-19ワクチンのブースター注射を受けることが出来ます。

5歳から17歳の子供は、大人と同様にPfizer社のワクチンを接種することが出来ます。Moderna社モとJohnson&Johnson社の注射は、18歳以上の方に承認されています。ワクチンの詳細はこちらでご覧頂けます。

妊娠中または授乳中のCOVID-19ワクチン接種をCDCは推奨しています。:

v-safe pregnancy registryの最新データのCDCの新しい分析では、妊娠初期のワクチン接種を評価し、妊娠20週以前にmRNA COVID-19ワクチンを接種した約2,500人の妊婦の間で流産のリスクの増加は見つかりませんでした。流産は通常、妊娠の約11〜16%で発生しますが、この研究では、COVID-19ワクチン接種後の流産率は約13%で、一般集団で予想される流産率とほぼ同じであることが分かりました。

https://www.cdc.gov/media/releases/2021/s0811-vaccine-safe-pregnant.html#:~:text=A%20new%20CDC%20analysis%20of,before%2020%20weeks%20of%20pregnancy. 

COVID-19ワクチンとインフルエンザワクチンの比較

Exposéの記事では、COVIDワクチンで赤ちゃんを亡くした女性のVAERSアカウントの数は、1990年以降インフルエンザの予防接種で赤ちゃんを亡くした女性の数より16,633%も多いとも主張しています。因果関係が確立していない以上、死亡者数を事実と見做して計算するべきではありません。しかし、前述したように、Lead StoriesによるVAERS検索では、COVIDワクチンに関連する胎児死亡が1,748件も出てきたのです。同じ検索で、インフルエンザワクチンに該当するものは411件でした。インフルエンザの有害事象は、以下のようにオレンジと黄色でハイライト表示されています。

(2022/04/15 18:52:44 UTCに取得したVAERSデータのスクリーンショット)


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