「マイアミのショッピングモールにエイリアンが出現した」ですって?この警察案件に関するSNS上の主張はトンデモです。

【主張】

  • 警察の調べによると、2024年1月1日、マイアミのショッピングモールでエイリアンが目撃された。

【評定概要】

  • マイアミ警察によりますと、1月1日に数十人の警官隊が出動した際、屋外モールのベイサイド・マーケットプレイスにエイリアンが居たなんてことはありません。

  • 警察は、約50人の未成年糞ガキグループが引き起こした暴動に対応しておりました。

  • 彼らは人々に花火を放ち、店舗から品物を強奪しておりました。

【レビュー】

マイアミのショッピングモールで新年に起きた事件が大規模な警察の対応を引き起こした後、SNSユーザーがとんでもないあたおか主張を拡散し始めました。

SNS上に出回った動画には、South Beachから5マイルほど離れたBayside Marketplaceに何十台ものパトカーと影のような人影が映っています。多くの人々が、これらの人影は人間ではなく、地球外生命体だと主張しました。

1月5日のInstagramのリールでは、次のようなXの投稿のスクリーンショットが投稿されました:「昨日マイアミのモールに居たけど、政府は嘘をついている。子供達が喧嘩していたわけでもない。灰色の生き物が歩き回っていたから、みんなパニックになったんだ」

(Instagramのスクリーンショット)

同じInstagramアカウントは、同じく1月5日に、「7〜10フィートの高さの生き物や存在がショッピングエリアを走り回り、人々を襲っているという噂や目撃情報」があったという別のリールをシェアしています。

別のInstagramユーザーは、子供が「エイリアンが通り抜けるための入り口」を開けたことに対する警察の出動だと主張しています

これらのInstagramの投稿は、ニュースフィード上の偽ニュースや誤報に対抗するMetaの取り組みの一環として、フラグが立てられました。(FacebookとInstagramを所有するMetaとのパートナーシップについてはこちらをご覧下さい)

しかしながら、マイアミ警察がショッピングモールに押し寄せたのは、E.T.が買い物に出かけていたからではありません。

マイアミ警察は1月1日、Bayside Marketplaceで発砲事件が発生したとの通報を受けて出動したと、地元 及び 全国向け メディアは報じています。銃声のように聞こえたのは、少なくとも50人以上のティーンエイジャーのグループが花火を人々に向けて撃ち、店から品物を強奪していたからだということです。

警察はショッピングモール付近の道路を一時封鎖し、「手荒な少年達が大勢集まっている」ため、この地域を避けるよう警告しました。約1時間後の午後11時30分、警察は道路を再開したと発表しました

警察官は当初、混乱を収拾するのに苦労し、現役の警察官全員を現場に招集しました。 マイアミ警察のRafael Horta氏は、1月5日に同警察のInstagramアカウントで公開された動画で、ショッピングモールに警察が大勢いたのはそのためだと語っています。

Horta氏はまた、エイリアンに関する主張にも言及しました: 「今、ベイサイドを8フィートから10フィートのエイリアンが歩いているという動画が出回っています。人が影を持って歩いているだけです。マイアミのBayside Marketplaceには、今のところエイリアンはいません」

1月1日、マイアミのショッピングモールでエイリアンが出没し、警察が駆けつけたという話は、Pants on Fire!と評定します。

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