雑記 詩文

 

この気だるさに身を任せて
ゆっくりとまぶたを閉じる
沈み込むような浮遊感と
溶け入りそうな眠たさ
結露した窓ガラス
黙り込んだ街路樹
湯気をたてることを忘れたコーヒー
雨ざらしの原付
排気ガスと雪の雰囲気

まぶたを閉じる
その世界に置き去りにされる
その世界を置き去りにする

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