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「太平洋は日本の下水道ではない」とは、全くもって意味不明ですよ。

ロジカルな視点を無視した感情論とは屁理屈なり!


太平洋は日本の下水道ではない」とは、隣国・中国の発言です。

「全くなんて表現してんだよ!」って、私はマジで怒り心頭なんですけどね。

この発言は日本政府が東京電力福島第一原子力発電所の処理水の海洋放出について明言したことを受けてのものです。

そして、いよいよ本日13時から処理水の海洋放出を始めるようです。

そうそう・・汚染水じゃなく処理水ですからね。

このタイミングでの海洋放出の理由について、一つは現存するタンク限界量の97%まで達していることにあります。ほんと、現地はタンクだらけで、貯水タンクを永遠に作り続けるわけにはいきませんからね。

そしてもう一つ、9月1日から福島県沿岸で沖合底引き網漁が再開されることにあるようです。つまり、海洋放出した後の測定結果を事前に公表して安全性を示し風評被害を抑えたい、そんな思いですね。

はい、もちろん理解しますよ。

それ以上に大事なことは、この問題は決して唐突に出てきたわけではなく、長い年月をかけて議論されてきた結果だということです。

でも、ここにきてゴタゴタしているってことは、メディアの報道姿勢、政府からの情報発信を含めて、今日の「もはや待ったなし!」という状態に至るまでの課題解決に向けた情報共有化が上手く出来ていないな、とは痛感しますけど。

ほんと、その辺りはどうなんでしょうかね?

まぁ、それにしても国際世論ですよ。中国やロシアの反応は想定内だし、韓国野党の反応も想定内、とは言えですよ、やっぱり「太平洋は日本の下水道ではない」とは酷い表現ですよ。

これに対して日本側からは以下の内容をしっかりと伝えています。

1)放射性物質の濃度は基準より低いので希釈した上で沖合に流すことで影響はない

2)韓国や中国の原発から、処理水より高い濃度の排水が海に流されている

まぁ、でも理屈じゃないことも分かってますけどね。感情論ですよ。それだけ日頃からのコミュニケーションが出来ていない、ということです。

従って、ロジカルな視点を無視した感情論。それは屁理屈でしかありません。

それでも、わが国としては、科学的な根拠、安全データ、何より粘り強さを持って国際世論に訴え続けていくしかありませんけどね。

正々堂々、とですよ。

そして風評被害を起こすことなく、関係する漁業をしっかりと守って欲しいですね。

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