異常気象ならぬ、異常株価にはウンザリですね。
目の前の仕事にしっかりと、着実に、真心込めて取り組むのみ。
1987年10月19日の月曜日にニューヨーク株式市場で起きた大暴落、それがブラックマンデーです。わずか1日で22.6%の下げ幅を見せ、世界同時株安を招きました。
今から37年前、私が23歳の時ですが、当時の仕事柄はっきりと覚えている出来事でもあります。
当時は「双子の赤字」とよく耳にしていましたが、それは当時のアメリカが抱えていた財政赤字と貿易赤字のことです。
この双子の赤字にドル安に伴うインフレ懸念が浮上し、さらに当時のプログラム売買、つまりコンピュータを使っての自動売買するシステムが連鎖的な売りを招いて大暴落に至ったと指摘されています。
懐かしい・・なんて、悠長なことは言ってられませんね。苦笑
はい、さる5日、日経平均株価の下げ幅がこのブラックマンデーの下げ幅を超えた4451円安を記録しました。
まさに異常気象ならぬ、異常株価という現象です。
この5日の日経平均株価は先週末と比べての3万1458円で取引を終えていますが、その平均株価の水準を云々するより、重要な視点は暴落にあることは明白です。
暴落のきっかけはまたしてもアメリカです。
アメリカの景気後退懸念は、雇用統計が市場予想を下回ったこと、そこに急速な円高も加わってニューヨークの株式市場が暴落、という構図です。
そして、週明けの東京市場も引きずられるように売りが売りを呼ぶ・・まるでプログラム売買のように暴落していきました。
ただ、翌日には一転して株価は回復しました。
まぁ、5日の暴落は「単なるパニック安だ」なんて声もありましたからね。
いずれにしても、株価や為替相場の急激な変動は経済に与える影響が大きいので好ましくない、ということです。
急激な円高といっても160円超えていたのが140円そこそこになっただけ。数年前は110円を割り込んでいたんですよ。
はい、だからこそ、急激な変動は好ましくない、ということでしかありません。
以前も書きましたけど、私は110円から120円ぐらいがベターだと思っていますので。
でも、為替相場なんてコントロールしようにも、なんらコミットすら出来ませんからね。そんなちっぽけな私が出来ることは、一喜一憂しないこと、これしかありません。
為替や株式といった金融市場にのめり込むことなく、目の前の仕事にしっかりと、着実に、真心込めて取り組むのみです。
ほんと、これ以外にはないでしょ。
おまけの写真は地元でのランチ紹介です。みやま市瀬高町にある「こが茶」さんでのカレーライス。しっかりと煮込んであるカレーは味に奥深さがありましたね。
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