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その声かけが「怖い」

「子育てが怖い」私が子育てをしていると、
いろんな時に、「怖い」という感情が発動してしまう。

ほっこりする声かけ

お腹が大きかった時、同じマンションの住人さんで顔見知りの方が、
「行ってらっしゃい。気ぃつけや。」と朝仕事に行く私に声をかけてくれる。

「行ってきます」

私のことを気にかけてくれた。
うれしい。

通りすがりの知らないおっちゃんが、
「お腹がよう張り出しとんな、男の子やな!」

「ほんまですかー」
実は、女の子。
なんか、勝手に男かな、女かなと山を張られている感じは、
実はそんなに嫌じゃない。
というか、今から生まれようとしている
お腹の子のことを楽しみにしてくれている人が、
街の中にいるんだなぁと感じられて、うれしい。

「怖い」声かけ

子どもが0歳の時、まだハイハイしている時に、
共同浴場を利用した。
脱衣所でたまたま居合わせた50代半ばくらいの女性が

「上手に子育てしているのね」

ハイハイしている娘はご機嫌に脱衣所で座っていた。
ただそれだけだった。
なのに、私の子育ての仕方と娘の過ごし方をつなげてきた。
「怖い」「怖い」「怖い」
たまたまご機嫌なだけで
娘が泣いてご機嫌ナナメだったら
口に出さずとも、「親の育て方はどうなっているのかしら」
と思われていたのだろう。
というか、そういう時は他の場所でも周りの大人は思っているのか。
「怖い」「怖い」「怖い」

泣くのが仕事と笑い飛ばしてくれたらいいのに。
いつもこんなにご機嫌なの?とか、
いつもと様子とか聞いてくれたらいいのに。
どんな時も、子どもの存在をおおらかに受け入れてくれたらいいのに・・・。

みんなが下を向く

臨月が近づいてきたころ、
ギリギリまで仕事をしていた私は、
帰宅ラッシュよりも少し前の電車に急ぎ足で乗り込んだ。

どこか空いている席はないかな、と、視線を座席に送ると、
座っているサラリーマンたちと目があった。
そして、みんなバツが悪そうに下を向いた。

その時に、思った。
妊婦が電車に乗ってごめんなさい。
みんなが仕事帰りで疲れる時間帯に乗ってごめんなさい。

子どもができると妊娠中から
子どもの存在が歓迎されているような、歓迎されていないような
そんな雰囲気を感じる。

やっぱり「子育てが怖い」

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