Last Labyrinth(ラストラビリンス) 囚われの身を解き放つのは、君。
僕でした。
Last Labyrinth(ラストラビリンス) を終えて、感想を書いていきます。
まず今作を知らない人も多いと思うので概要をさくっと。
VR専用作品で、SteamやPSstoreなどで遊べるようです。
主人公は車椅子に縛られており身動きが出来ず、
言葉の通じない謎の少女「カティア」に対して、おでこについてるレーザーポインターを使って、あれ触って、これ動かしてって支持をするだけのゲームです。
二人が閉じ込められている館には、色んな謎ギミックがあり、
うっかりすると、少女は簡単に犠牲になります。
とりあえずまず怖い。
ホラーでは無いものの、少女への指示をうっかり間違えると、
自分自身もひどい目にあわされたり、アイルビーバックしたりします。
これが、VRなのですごく怖い。
やめてえええ!!ってなる。怖い。
でも少女がひどい目に合うとちょっとテンション上がる。
そんな紳士淑女のゲームの側面もありますが、
基本的には、それを乗り越えて、少女と二人で絶対に脱出するぞという
気持ちを育み、指示をするしかできない不甲斐ない自分に腹が立ち
頑張る少女を応援しながら、頭をめぐらせ
将棋さしたり
将棋さしたり
将棋さしたりします。
基本的には、謎解きギミックの豊富さを楽しみ、
少女の可愛さを楽しむ作品であり、
また、少女の言語が理解できないので、会話から世界を読み取れないので、
現在置かれた状況から、設定を推察していくことになります。
一つ解くごとに一つ、
一度死を体験するごとにまた一つ、
世界の真意が見えてきます。
謎解き自体は一番難しいと感じたものでも10分くらい頭をうんうんすれば
解けるものなので、攻略サイトを見たりしなくてもよいものの、
VR専用作品ということもあり、メモが取れないので
頭の中ごちゃごちゃでテンパってきたりすることもあるのがちょっと難点。
ともあれ、その程度の謎解き難易度ということもあり、
なるべくネタバレを踏まないように、
自分で体験してみるのが最も楽しめるかと思います。
そんなわけで、総評。
まず、少女が犠牲になるパターンに対して、テンション上がってしまうタイプの人にとっては類を見ない神作品と言えるでしょう。
逆に、犠牲になるのを見るのがつらいという人でも、問題に正解すれば基本的には何も起きないので、絶対に助けるという強い気持ちで楽しめます。
そんな少女カティアの可愛らしさ、いじらしさは満点。
特に痛い目見なくても、とりあえずビックリさせられるカティア。
スタッフの加虐嗜好が見え隠れします。
でも可愛いから仕方ないよね。
演出面はグッドオブザグッド。
謎の仮面男「ファントム」が登場するたびに「ゲェー!!!」と思えるし
館の雰囲気も、再スタートした際のスタートも、
全てが凝られてて、世界に入り込めます。
謎解き、ぱっと見なんだこれって思うような問題でも、
少しいじってみれば、ああなるほど!と思えてくるスッキリさ
VRの利点を生かした、あっそういうことね!と思えるギミック。
それそうやって殺しに来るんだ……という人殺スイッチ。
どれをとっても素晴らしい世界観と出来だと思います。
が、エンディングを全部埋めて真エンドを見ようと思うと
バナナバード開放したり
将棋さしたり
天秤傾けたり
将棋さしたり
天秤傾けたり
将棋さしたり
そこにパターン何個も放り込むなや!!
と思ってしまう部分もありますが、テンポ自体は悪くないので、
まぁこういうもんだろと割り切って繰り返しやっていくのが良いんじゃないでしょうか。
しかして、その結果、真エンディングを見る価値はあるのかと聞かれれば、
これについては、ははあなるほどな~と思います。
囚われの身を解き放つのは、君。
なるほど、僕ですね。
それやりたかっただけじゃん感も若干ありますが、
これがやりたかったんだなって納得させられます。
VRで他に無い体験が出来るので、
お値段以上の価値は十二分にあると思います。
そんなゲームラストラビリンス。
まぁなんていうか
少女が痛い目に合うの好きな人は全人類やったほうがいいよ。
お注射で朦朧とするの最高。
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