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ロン毛の生き様 ①

世間には理解されない、しかし、不思議な魅力を持つ男のロングヘアー
(勝手にそう思っている)
常に変わり者のレッテルを貼られ、偏見と好奇の目で見られ続けるロン毛。
#それこそがまさに偏見w

「変わっているのは世の中の方さ。」

そう自身の心をコントロールしながらの生き続ける、いばらの道を歩むことを受け入れし勇者達のヘアスタイル。

大多数には理解されない、女子受けもしない世界の住人。

唯一の救いはロン毛好きの女子も少なからず存在すること。
体感的に言うと全体の2%。絶望的な数値。
しかしこの2%にとっては、
“ロン毛=神”の領域になっている。(場合もある)
まさに諸刃の剣。

キムタクだってジョニーデップだってブラットピットもロン毛を通るなど、もはや男の登竜門と言って過言ではない…ハズ。

だって、反町隆史も竹野内豊も二人ともロン毛だったじゃん。
マイク真木だってロン毛だし。
いつの時代も潜在的に時代は求めているのよ、ロン毛を。

なんことを考えながらロン毛になって早十数年…

歴史を振り返ると

学生時代(ロン毛)→就活(短髪)→放浪時代(ロン毛)→就職(ロン毛)→転職(ロン毛)→ツーブロックロン毛→現在に至る。

高校時代は校則が厳しい学校に通っていたため、ロン毛とは無縁の爽やか短髪少年。
その抑制された感情からか、卒業とともに髪を伸ばし始めてみた。
…のかもしれない。

大学在学中は、ロン毛にしたり、パーマをかけたり、染めてみたりとありとあらゆる自由を満喫していた。
チャラい。文字起こしするとものすごくチャラい。まるで手越。
しかし手越のいないイッテQなんてスパイスの入っていないカレーみたいなもんよ。

その後就職活動という行事が始まる。ここで抵抗むなしく断髪。伝統行事へ足を踏み入れる。

チキン野郎だ。

ロン毛界の住人として恥ずべき行為。

しかし開始から2カ月ほどであえなくドロップアウト。
そこから再び髪を伸ばし始め、約1年後にはボブになる。
ボブまだまだ胸を張ってロン毛とは言えない。
所詮ミディアム。
「あ、ちょっと長いね」と言われるくらい。

はっきりさせたい。
ミディアムはロン毛じゃない
世間ではロン毛といわれるのかもしれないが、それは違う。
だがロン毛界にどうしても組み込んでほしいというならば、態度次第で組み込んでやってもいい。
しかし忘れるな。所詮お前たちはショートヘアだ。
ハーフポニー?笑わせんな、ポニーテールができるようになってから出直しな。
クラピカが斡旋所から追い返されるかのごとく追い返してやんよ。

HUNTER×HUNTER 確か6巻


春ー。図らずも社会の荒波に放り出されたボブ。
そのまま海を渡ったとか渡ってないとか。

ぐんぐんと少年ボブの髪は伸び続け、街中ですれ違う人に「jesus!」と呼ばれるようになる。そう、ボブは生まれ変わった。

少年ボブは神(ジーザス)になったのである。

その後紆余曲折を経てジーザスは帰国。
ついに下界に降りて長い髪ともオサラバとなるかと思いきや、最後の抵抗を見せ幸運にもロン毛として生きる道を見つける。

ここから円熟期を迎え、誇り高きフルロン毛、完璧なロン毛時代を過ごす。
ジーザスの名に恥じないまさにストロングスタイル。
夏は暑いし、乾かすのに時間はかかるし、お世辞にも扱いやすいとは言えないヘアスタイルを維持することで得られる特性。
よく大変じゃない?といわれるけれど、

何事も慣れだよ、慣れ。

人に会っても大体一瞬でで覚えられる便利さ。この髪型が名刺代わり。
しかしどこにいても見つかる危うさも同時に兼ね備える。
そう、それはまるで前園のピンクのポルシェのようなもの。

そんな時代を経てハンパなおしゃれに目覚めてしまい、サイドとバックを刈上げるツーブロックスタイルへと変更。長い部分もボブ程度(おかえりボブ)で髪が乾くのは早いし頭軽ーい♪と小躍りしていた。
女子受けもジーザスよりも遥かにいい。
いける。これはいける。
調子に乗った。彼はノッた。その姿まさに手越。
メンテナンスは自分でバリカンで格闘。意外とできる。しかし、素人の技術では徐々にボブの居住地は狭まっていく…

Oh , JESUS…。

ここである結論に達する。

「伸ばさねば。」

コロナの中で人に会わないことをいいことに伸ばし始める計画を立てる。
ここから先は想像していたよりも遥かに長い耐え忍ぶ戦いが始まる。

続く。


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