美人詐欺師との闘い

今回は某有名マッチングアプリ、tinderで巡り合った、
”美人投資詐欺師”について書こうと思います。

戦いの真っただ中で書き始めているので、終着点がわからないまま書き始めます。
オチが無くても許してね。

では、

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マッチしてほどなくして彼女の方からメッセージが来た。
彼女の名前は「Emilly(仮)」。
こんな美人からメッセージ来る?ってくらいの美人。

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最近tinderでやたら美人すぎるアジア系整形っぽい美人がたくさん出てくる(おそらく詐欺)ので、すでにこの時には警戒心MAX、レーダーがピーンと反応している。

Emillyのプロフィール
・上海出身
・30歳
・女友達と猫と住んでいて独身彼氏なし
・仕事は金融系
・休日はドライブやショッピングにお出かけ
・動物全般が大好きで、実家には犬が
・イベント時には両親をレストランに連れて行ったりとできた娘

ふむふむ。ここまでは絵に描いたような、いい子 or 作りこまれたプロフィールだ。余計にあやしい。まずこの”金融系”が気になる。これは詐欺を疑う。
やりとりしてすぐに個人LINEかWechat(中国最大のSNS)交換しない?と聞いてくる。
なので全然使ってないWechatを教える。
すると、
「LINEは?」
と聞かれたので、スルー。Wechatでのやり取りが始まる。
ここでふと思った。中国ってLINE通じなくない?と。
もう、どんどん怪しくなってくる。
これはちょっと面白くなってきたぞ。

テンポよく会話は進み
ふと、上海ってどれくらいの距離感なのだろうとアプリを開く。
「4800km」
どう考えても距離が合っていない。

そのまま何事もなくやり取りを続ける。
何度か距離チェックをすると
「9800km」、「3km」など不可能な速さで動く。
課金勢なのかなとも思ったけど、
整形美人のメス豚なのかが気になるからまず聞いてみた。

Me:「今も上海にいるの?」
Em:「いるよ」
Me:「そうなんだ、上海の距離にいないけど、どこにいるの?」
Em:「あなたまだアプリ使ってるの?信じられない、私とやり取りしてるのに…怒」「システムがバグっただけだよ、私は上海

ふーん…。
ならいんじゃねぇ?

埒があかなそうなので、そのままスルー。
やり取りはこちらは英語で、向こうは基本的に中国語というカオスなやり取り。翻訳サイト、「DEEPL」を駆使して翻訳。
#DEEPL神
しかもかなりの精度で翻訳できる。
Oh~、いいぜメーン

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そのまま雑談のやり取りが続く日々が続き、ちょっと飽きてきたなーと思ったので、以前Emillyが言っていた証券会社を調べてみる。
そのネット証券会社自体は普通の、米国株や中国株、日本株のやりとりができるサイト。
そこには問題なさそうだ。ふむふむ。
次にEmillyに尋ねてみた。

Me:「この前言ってた証券会社あるじゃん?あれ申し込んでみたよ」
Em:「いいね!もし私から学べば、月に10%‐15%の利益は保証するよ!」「だってあなたは私の初めての日本人の友達だから、友情を大切にしたいもん!」
Me:(前に日本人の友達何人もいるって言ってたじゃん…)

とそんなことを思いながらやり取りは続けてみた。
不思議なことにこの証券会社の話の部分からは、英語-英語のやり取りに変わった。笑
おそらく円滑にやり取りをするためにこちらに合わせてきたのでしょう。
現金な奴め。

ここからあからさまな勧誘?が始まる。

Em:「口座開いた?」
Em:「私たちはベストフレンドだよね?」
Em:「だってこれは内密な情報だからだれにも言わないでほしいの」
Em:「もしこの情報が洩れたら、私の仕事に影響する…」

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いや、前半に畳み掛けるなって。
ペース早いよ、落ち着けって。
Emillyの返信のペースが上がってくる。

Me:「また口座出来たら連絡するよ!」
Em:「わかったよ!まだtinderやってるの?やってる浮気男は嫌いよ。」

彼女は以前に、あなたと仲良くなったからもうtinderはやめたわ。うふふんっ。と言っていたが、何度か出てきていたので、何度もアカウントを作り直して、カモを探している模様。
おそらくtinderで再びEmillyにマッチしないようにするためだと推測。
徹底しているようで詰めが甘いぜ。
まったくっ、俺を誰だと思ってるんだ。

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次行きます。

Em:「口座開いたら教えてね」
Me:「たくさん稼いだらEmillyに会いに上海行くね」
Em:「そしたらあなたを楽しませるわ♡」

このあたりは盲目で金と色恋に引っ張られているバカ風にして、騙しやすいと思われるように演出。
ここでいくらくらい必要なのかを流れの中で聞いてみた

Me:「最初は少ない額から始めようと思ってるんだけど、どのくらいお金が最初に必要なの?」
Em:「十分じゃないけど…」
Em:「1,000万円が必要ね
Me:(…!!!!)
Em:「これでも全然十分じゃないの。この額用意できるなら、25%の利益は保証するわ。」

いやいやいやいや。
詐欺するにもさ、最初は少額で儲けさせて信頼を得てから大きく仕掛けるのが、詐欺師のスジってもんじゃないの⁉
詐欺の世界も変わったの⁉️
この考え方ってもう古いの?ねえ、古いの⁉️
誰か教えて‼️

いきなり額が大きすぎて、これで引っかかる人いるの?
話したことも、見たこともない中国人女(中身は男かもしれない)にいきなり1千万円渡す、
そんなアホおる?

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最初10%-15%の利益保証だったのに、25%って。
なんで??
ねぇ、なんで???

そんなことを思いながらも、この先の展開を楽しみに、グッと我慢。
#えらい自分

その後何度も、「開設できた?」「いつ開設できるの?」「どれくらいの金額投資できるの?」「1,000万いける?」
と畳み掛けてくる。
いったん落ち着け、バレるぞ、さすがにww
曙じゃないけど、倒れるときは前のめりだ

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じゃないけど、それにしても前のめりすぎるってw

ついに、口座開設をし、Emillyに連絡

Me:「口座作れたよ」
Em:「いくら用意できるの?」
Me:「まだ決めてないけど、1,000万
Em:「え?どういうこと?意味わからないんだけど、最初から1,000万行くってこと?」
Me:「だってEmillyが1,000万って言ったじゃん?だめだった?」
Em:「え、いや、だめじゃないだめじゃない」

まさかの返答だったらしく、動揺している模様。
これは組織全体で攻めてきそうな案件だ。
(1,000万なんて全く用意してないけどw誰かくれませんか?)

Em:「いつ1,000万入金するの?」
Me:「今日」
Em:「じゃあ入金したらすぐに教えて」
「その時に香港株のリターン投資を始めますが、私の時間と私のタイミングをきっちり合わせないといけない。」
「私がリスクとあなたのリターンをコントロールする」
「香港株を買う権利ある?」
「ないと私のシェアする株を見逃してしまう」

だから、畳み掛けてくるなってw

口座開いたつもりが、ログインできずにちょっとこっちがテンパる。笑
歳はとりたくないもんじゃのぅ…

その間も、テンションの高いEmillyが迫りくる。

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同じこと2度言うなって、ごめんてww
確かにお金まだ用意してないけどもw
(※ないからw)

焦りすぎて、口座のパスワードを数回間違えて、ロックしてしまうポンコツっぷり。これも手口の一環か…
#ただバカなだけ

そんなこんなで滞っていて、何となく圧の強いEmillyからの連絡を無視していたら、怒涛の連絡ラッシュ!
かわいい女の子の声でボイスメッセージが入っていたり、日本語翻訳したメッセージが送られてきたり、電話かかかってきたりした。
しかも1着信当たりの呼び出しが長い…
鳴り響く呼び出し音…

何度ゲーム中に戦死したことか。。恨むぜ、詐欺グループ。
そしてごめん、戦場の仲間たち。別の敵と戦ってたんだよbro。
#最終局面でいきなりフリーズしてたと思うw


そんなこんなでルンルンと心躍らせながら楽しんでいたのにまさかの結末が。

開いたアカウントが操作ミスでログインできなくなり、復旧もなんだか面倒なので、そのまま放置でEmillyとの戦いが終わった…


まぁこんな終わりは自分でも想定していなかった…


おしまい。



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