見出し画像

釣り方と魚の性格

前回の話もそうだが、フルロック号中心で書き続けてるこのブログ。
ある部分は共通するだろうし、ある部分は大きく違う事もある。
日本全国に釣り人はたくさんいて、世界ともなれば数え切れないくらい存在し、それぞれが自らの考えの下で釣りを楽しんでいるのだ。
参考になればうれしいが、参考にするほどの話は書いてないので気楽に読んでほしいと思う。

さて、

この前ものすごく釣れた日というのを体験した。
釣れない日もあるくらいなので、生け簀の中がどんどん魚で埋められていく様は圧巻だった。
わたしも釣るには釣ったのだが、同船者の釣果ペースが凄まじくて圧倒された。
どこに差があるのか考察しておこうと思う。

潮の状況はそんなに良くなかった。
軽めのジグでも下に落ちるドボーンとした感じ。
先ずは雰囲気のあるエリアを流していく。
ヒラマサが好調という話だったのでトップを1人、ジギングを2人で海の機嫌をうかがっていく。

ファーストヒットで掛かったのはキジハタ。
立て続けにキジハタは釣れてくれるのだが、ヒラマサはトップには出てこない。
魚探の反応を見ていると少しベイト感度が薄い。
もっといると思うのだが、この日のこの時間には集まっていないようだ。

ベイトが居座りそうな場所が点在することもあり、船を移動していく。
それなりにベイトが居座っているような場所を見つけたので釣りを開始。
ここから楽しい時間が始まったのである。

入れ食いではないが釣れ続ける

この日のタックルは
・キャスティング
・ライトジギング
・スーパーライトジギング
・ライトキャスティング
を3人で持ち込んでました。

最初のポイントは大型ヒラマサの実績もある場所なので、対応できるキャスティングタックルで狙い、他の2人でライトジギングで探りを入れました。

次のポイントからはキャスティングタックルもライトにして、バーチカルとキャスティングで全層と全周を探っていき、キャスティングからの反応が良かった。

それもそのはず。

魚探を見ると船が動いていない。
風も弱く、船は周辺をぐるーっと回っているだけ。
バーチカルは1箇所を叩いているだけなので、キャスティングでボトムから表層までルアーを泳がせるようにすると良いようだ。

釣れてるお二人を見てると
・分かりやすいワンピッチ
・ショートにシャクってフォールを入れる
ある意味真逆な感じなのだが、どちらにもコマサがじゃれついてくるかのように釣れてくる。

シェイク気味にボトムから立ち上げてくるとキジハタがパクり。
シェイクは根魚に好評であるが、コマサには不評にようだ。
もう少し動きのある方がいいようだ。
しかし、お二人がほぼ交互に釣るのでどっちつかずというか、定まらない釣りをわたしは続けてしまった。

終わってみれば釣果の差は凄まじいものに。
トホホな感じではあるが、実はこれまでのフルロック号での釣果をみれば上出来だったりして。

信念と言うと言い過ぎかもしれないが…

真似をする、という事はすごく大事だ。真似てみて分かること、気付くことはたくさんある。出来る事と出来ない事がハッキリ分かれば工夫も創作も方向性も決められるようになるのだ。

この日のわたしの釣りは迷っただけだった。
2人の釣りをみて右往左往していただけだった。
近くまで魚は来ていたと思う。
そういう感覚もあったし、正解は近かったんだと思う。

だが、「もう一押し」が足りなかったのだろう。
同船のお二人はそれぞれの釣りをしていたから、その中で少しの変化を加えて魚を引き寄せていたのだと思う。

キビキビとした反応を追いかけてしまう個体と、フラフラとした反応を追いかけてしまう個体を2人がかりで釣り分けているような感じといえば分かりやすいだろうか。
群れの中にはいろんな性格の魚がいて、ハンティングモードのスイッチがそれぞれ違うのだ。
それをきちんと釣っていたんだと思う。

わたしが釣るなら第三パターンを見出すか、どちらかの釣りを貫けば釣果に繋がったのだと思う。
たまたま食ってきてくれたコマサもいたわけだが、狙って釣った魚ではない。
ここが腕の差なんだと思う。

釣りは魚との知恵比べではあるが、自分との闘いでもある。
自分に出来る釣りを見極めるのも大事だし、創作することも大事。
次にこの状況に出会える事を期待して新しい釣り方を考えておこうと思う。

皆様からの助力を糧にそれぞれの道を追求していきます。 よろしくお願い致しますm(_ _)m