東大卒プロゲーマーの本が面白すぎたって話
どうも、jon-YAKITORYです。
首を寝違えて4日目ですがまだ痛いです。
ランプの魔人がいたら確実にこの首の痛みを取ってもらいます。
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さて、実は昨日面白い本に巡り会ってしまいました。
読むのが超遅い僕が、昨日の一日の出勤と帰宅時の電車で読み切ってしまったのでかなり読みやすく、
そんなにページ数もない本なので普段本を読みなれていない人にもオススメです。
その本は東大卒のプロゲーマー、ときど氏の『東大卒プロゲーマー 論理は結局、情熱にはかなわない』という本です。
プロゲーマーという業界の説明本ではなく、プロゲーマーに至るまでの「ときど」氏の栄光と苦悩を書いたもので、いわゆる自叙伝的なものです。
なんと一昨日からKindle Ultimateで配信されています。
僕はプロゲーマーの世界もわかりませんし、格ゲーの大会も見たことがありません。
でも、プロゲーマーといえば今や世界的なムーブメントになっており、これからも加速していくと言われていて、興味はありました。
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ときどさんの人生は漫画のような栄光と絶望の繰り返しでめっちゃ面白いんですよね。
ゲームの世界では17歳で世界タイトルを獲り、大会優勝数が最多という素人が聞いても凄いとわかる成績。
プレイスタイル自体は「強いけどつまらない」と言われているようですが、生き方自体はすごく情熱的でエネルギッシュです。
その姿が主人公的で、読んでてすごく楽しいんですよね。
そして、絶望に陥る度に気づいていくことが、ゲーマーに限らず全ての人が抱えてるものに共通している気がします。
子供の頃にゲームの強かった従兄弟に勝つ為に没頭していったゲーム。
17歳で世界タイトルを獲ったあと、ときどさんはプロゲーマーにならずに大学進学します。
しかも東大。
世界タイトルなんてとったらすぐプロになりそうなもんですが、その頃はそんな職業そもそもないんですね。
大学4年では研究に情熱を持っているいい先輩と出会い、ゲームをやらなくなって研究に没頭します。
研究でも、賞を獲るくらいすごい成果を出すんです。
ときどさん曰く、結果を出せるか出せないかは結局情熱をどれだけ持てるかという事。人を動かし、何かを生み出すような真剣さは、情熱から生まれると。
その身をもって証明して、しかも研究とゲームという全く違う分野で結果を出した人に言われたらぐうの音も出ないですよね。
でも、研究に没頭しすぎて大学院への試験に落ちてしまい研究室にいられなくなるんです。
別の研究室に行くことになるんですが、そこでは全く情熱を燃やせず、幽霊状態になっちゃいます。
生きる目的であり情熱の全てだったものを取り上げられてしまったときどさんは死体のようになってしまったそうです。
完全に自信喪失して、一度公務員になろうとして最終面接まで行ったそうなのですが、
同じタイミングでゲーマーとしてスポンサーがつき、悩んだ末ゲーマーの道を選んだんです。
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ときどさんの情熱は凄まじく、情熱が一番大事だと語ってますが、暑苦しさは全くなく、すごく自然にその情熱を分けてくれるんですよね。
今、好きな事がある人にとってはすごく刺さる本だと思います。
あと、ときどさんは周りの人間にもとても恵まれていると思います。特に親。
でも、それもときどさん本人のゲームへの情熱がもたらした影響も大きい気がします。
やっぱりなにかを本気で取り組んでる人は応援したくなるし、いい人達が集まってくる。
何かのためになるというよりかは、少年マンガを読むように、読んだ後に元気を貰えるような本でした。
今日はこんなもん
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