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J-POPのクセがすごい!と言語がその国の音楽を作るって話

どうもjon-YAKITORYです。


今朝起きてTwitterを貪っていたらすごく面白い動画に出くわしました。

アメリカのサックス奏者のパトリックがJPOPについて語るというもので、

本当にJ-POPが好きなんだなってことが伝わってきます。


パトリックはJ-POPをジャズにしてカバーするバンドを組んでいる人で、

そのバンドのオリジナルテーマ曲なんかはまさにJ-POP的で笑ってしまうほどです。


日本に住んでる僕らでも「J-POP的な曲」っていうのが上手く言語化出来ないのに、

音楽で「わかるわ〜!」と思わせてくるあたり一流のジャズミュージシャンは凄いなと思いました。

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動画内では、「その国の言語が文化に影響を与える」と言っていました。


英語は話す時、流れるように話して単語と単語の境目があまりない。

でも日本語は子音と母音がハッキリと別れていて反復する言語であり、アクセントもない。


”A(エイ)”一つ取ってみても、”エ”と”イ”に別れると。これを短母音って言うらしいです。勉強になりました。


英語とは根幹が全く違う言語の国だから、音楽も独特な進化をしたんだと言うことらしく、

パトリック曰く、「他ジャンルの音楽を学ぼうとするなら、その国の言語のことも少しは知るべきだ」だそう。


なるほどなぁと思います。


英語は既にリズムがあるってのは昔、椎名林檎も言ってましたね。

JWAVEが出来たくらいの、J-POPがなんとか洋楽に追いつこうと模索していた時から

日本人ミュージシャンはその問題と向き合い続けて来たのかもしれませんね。


その独自の進化が、今やっと評価されているのがちょっとエモいですね。

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こうなってくると、日本の音楽業界が縮小してきてるから

英語圏に目を向けて「英語歌詞」の曲を作るってのは、実は得策じゃないのかもしれませんよね。


英語圏に寄せるのではなく、独自の「ヘンテコ」な文化をどんどん研ぎ澄ませていく方がJPOPに熱狂的になってくれる人が多くなるのかなとも思います。


やっぱりというか、日本の文化ってちょっとヘンテコな部分があるんですよね。


浮世絵とかも、ルネサンスの時の西洋はとにかくリアルな質感とか光の表現を磨いてましたが、

浮世絵は全く現実世界とは違う、新たな世界観をそこに放り込む「クリエイティブの比重」がデカいもの。

カートゥーンに近いですよね。


ヘンテコであればあるほど、なんでそこに至ったのかという経緯を知りたくなるわけです。

そうやってどんどん深ぼっていくうちに、すっかりファンになっている。


そう考えたら日本のヘンテコさはめちゃくちゃ力があるなと思います。

しかもそれを計算じゃなく天然でやってる事がイイ。


今まで海には魚しかいないと思っていたところに、タコみたいな奴がいた!なんだコイツ!みたいな感覚なんだなぁと思います。

例えがわかりづらいかな?


というわけで、J-POPは面白いと言ってくれるジャズミュージシャンの話でした。


今日はこんなもん?

22日(水)に新曲を出します。

曲も聞いてね↓↓↓


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