『中田敦彦のYouTube大学』に「影響力のある人が~」っていう人ってズレてない?何をそんなに怒っているのか・・・って話
どうもjon-YAKITORYです。
『中田敦彦のYouTube大学』が好きで開設したての頃からずっと見てるのですが、
近頃、歴史学者や政治記者がすっごい怒ってます。
近代史や政治を語ることにこういった問題は付き物なので、「まあそりゃ言う人はいるわな」くらいに思っていたのですが、
実際見てみるともうびっくりするくらいマジで怒ってるんですよね。
なんで怒ってるのかというと、「間違ったことを言うな!」ってことなんです。
たぶん、目立ってないだけで文学界隈でも怒ってる人がいるんでしょうね。
自分としては、「別に見てる身としてあっちゃんの話が全てだとは思ってないし、そんなにポテンシャル上げて怒らんでも・・・」と思うのですが、どうにも気に障るらしいのです。
凄く嫌な言い方をしてしまいますが、これって影響力を持って自分が同じように"正しい情報"発信すればいいわけで、
そもそも世界の歴史は「影響力のある人」によってずっと作られてきたので、怒り方を間違えてると思うんですよね。
今日は中田敦彦のYouTube大学に怒る人はズレてる気がするよってことについて書いていきます。
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さっきも言ったように、貼ったリンクの記事では「間違った歴史を教えるな!」っていうことを書いているのですが、
そもそも中田敦彦さん本人も言ってるようにこれはあくまで『学ぶって楽しい』っていうエンタメであって、
あの動画から興味を持って自分で調べればいいってことなんですよね。
つまり『正しさ』よりも『面白さ』優先のコンテンツであって、「その解釈は違う!ミスリードするな!」みたいな怒りはズレているんですよね。
例えていうなら、バックトゥザフューチャーに対して「1955年の街並みはあんなじゃない!」って怒っているようなもんなんですよね。
または、ボヘミアンラプソディーに対して、「あの曲を出したのは〇〇年だ!○○年じゃない!」って言う様なもんで、
「いやそこはどうでもいいから」となるんです。
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こういうのにポテンシャル上げて怒っている人達ってかなり嫉妬の気持ちもあると思うんですよね。
『俺のほうが良くわかっているのに、浅い知識をドヤ顔でペラペラ喋って、物凄く評価され持ち上げているなんて気に食わん!!』
ってことだと思うのです。
だから、ちょっとでも間違いがあれば
『ほーらやっぱり!付け焼刃の浅い野郎が調子に乗るからそんな情報を持ち出すんだ!』
と言わんばかりにマウントを取ってくるんですよね。
単に間違いを正したいだけならコメントで書けばいいですし、何なら本人のTwitterでこっそり教えてあげればいいだけですから。
「打ちのめしたい」と思うからこその記事だと思うのですよね。
待て待てと。落ち着け落ち着けと。
彼は『芸人』ですよ。
1の知識で1,000面白いことに膨らますことのできる人達の業界で、最前線を走ってた人ですよ。
みーんな楽しんでいるのは彼の『話芸』であり、「情報」はグリコのおまけみたいなもんなんです。
彼が政治や歴史の専門家じゃないことなんて承知の上なんです。
中田敦彦さん本人もミスリードしてやろうと思っているわけでもなく、なんなら「間違ってたら教えてください」と言ってるんです。
そこで悔しい思いをしたのならば、人気者を引きずり下ろすような真似をするのではなく、
正しい発信をするべく自分も影響力を手に入れる為に努力するのが健全です。
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『影響力のある人が間違った情報を発信するのが問題なんだ』って言う人も多いですね。
なるほど。『スパイダーマン』でベンおじさんも似たようなことを言ってましたね。
『大いなる力には大いなる責任が伴う』
でも物理的な武力と違って、影響力というのは様々なジャンルがあるわけで、『影響力のある人が~』ってのは万能の言葉ではないんです。
というか、芸能人に「影響力のある人が~」って言い出す人には「使いどころ間違ってない?」っていつも思うのです。
例えば、総理大臣や大統領が他の国の大統領や国王の悪口を言ったり、「ここの土地は価値が上がる」とか言ったら、
それは確かに『影響力のある人が軽々しく言ってはダメ』となるのはわかります。
M-1などのコンテストのの審査員が「きっと優勝はこの人だな~」と言った場合も『影響力のある人が軽々しく言ってはダメ』になります。
つまり、「誰が」と「何に対して言うのか」がちゃんとかみ合ってないと『影響力のある人が軽々しく言ってはダメ』って成立しないんですよね。
それ以外は、「それくらい自分で判断しろよ!」と思うのです。
今の30代~20代後半はわかると思いますが、
そもそもネットに転がっている情報なんてものは話半分に聞いておいて、ホントかどうかは自分でソースを調べるというのが少し前のネットの文化でした。
2ちゃんねる開設者のひろゆきが
嘘を嘘だと見抜ける人でないと掲示板を使うのは難しい
と言っているように、
興味のないことは"へーそうなんだ"くらいに適当に流して興味のあることは自分で勝手に深ぼるというのは同世代では結構染み付いてるんですよね。
ようやくネットを受け入れ始めたおじさん達は、今更その問題と直面し始めてるのだと思うと「懐かしいな」とすら思えてきます。
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結論として、
・間違いを指摘したいだけなら怒る必要ないじゃん
・他人を落とすような事じゃなく自分も影響力を手にする努力をしなさいよ
・影響力という言葉を間違って使うんじゃないよ
という事です。
個人的には『選挙に行こう!』みたいなCMよりよっぽど若者の投票率上がりそうだし、いいなと思ってます。
まあこういう類の批判もおそらく一過性のものであるはずなので、
中田さんにはガンガン突っ走って楽しませてもらいたいなぁと思う今日この頃です。
今日はこんなもん?
曲も聞いてね↓↓↓
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