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『太田松之丞』と山田玲司から学ぶ、物怖じに得はなしって話

どうもjon-YAKITORYです。


この間、『太田松之丞』という番組を公式YouTubeにて見ていた時、

「物怖じするやつはダメですよね」って話をしていました。

ドキーッ!としたと同時に「ウーム、たしかに。。。」と思ったんですよね。

今日は『物怖じ』について書いていこうかなと思います。

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その前に。


『太田松之丞』って番組知ってますかね。

爆笑問題の太田光と講談師である「神田松之丞」が視聴者から届いたお悩みを解決するというシンプルな番組です。


太田光さんはご存じかもしれないですが、神田松之丞さんは知らないという方は多いと思います。

恥ずかしながら僕も知りませんでした。


"講談師"という肩書も正直よくわかりませんでしたが、Wikipedia兄さんによると、

講談(こうだん)とは、日本の伝統芸能のひとつ。  

演者は高座におかれた釈台(しゃくだい)と呼ばれる小さな机の前に座り、張り扇(はりおうぎ)でそれを叩いて調子を取りつつ、
軍記物(軍記読み)や政談など主に歴史にちなんだ読み物を、観衆に対して読み上げる。

とのこと。


ギャグ漫画とかで、着物を着て台を勺でぺペン!と叩いて「時は戦国・・・!」とやっているのを見たことがありますが、

要するにあれが"講談師"の真似だったんですね。


で、その中でも神田松之丞さんはトップクラスで将来の人間国宝と言われているらしいのですが、

テレビでは毒舌キャラとして知られているらしいです。


太田さんも毒舌キャラなので、毒舌同士が人生相談を受けるって番組です。

早い話が"マツコ有吉の怒り新党"の浅草版って感じです。

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遠回りしてしまいましたが本題。

そこで「物怖じする人って良くないよね」って話が出てきたのです。


松之丞さんは30代で、太田さんは50代。

松之丞さんからしたら太田さんは大スターで天上人らしいのですが、

物怖じしていたら会話もできなくなってしまい仕事にならないので、「親戚にいる変なおじさん」くらいの気持ちで喋るようにしているそうです。


太田さん的にも、物怖じされているより軽く来られた方が楽だと。


凄くさらっと流れた一幕でしたが、「ほんとそうだなあああ」と個人的には刺さってしまいました。


というのも、僕めちゃくちゃ物怖じするタイプなんですよね。

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スターみたいな人に会う機会がなくはなく、ほんとに有難いなあと思うのですが、

信じられないくらい喋れなくなります。特に会うのが2回目の時。


例えば、ボカロPのレジェンドのBuzzGさんと何回かお会いしたことがあるのですが、

初対面の時はあった時の人数も少なかったですし、ボロい居酒屋で話しやすい雰囲気だったのでよく話せました。


でも2回目に会ったときは大勢の飲みの席でした。途中ラーメン屋とかにも行って隣に座ったのですが、

口をどっかに落としてきたんか?ってくらい何もしゃべれませんでした。


情けなすぎてその場でショットガンで頭撃とうかなと思いましたが、ショットガンを持ってなかったので思いとどまりました。


山田玲司先生と初めてお会いした時も物怖じが止まんないわ状態で、

たぶん2文字くらいしか喋ってない気がします。


"物怖じする"ってのは、変に気を使いすぎて

「これを言ったら失礼かも。。。これも失礼だな、これなら・・・!でも会話が続くような話じゃないし、あああ」

みたいな迷路に落ちいっちゃうから起きてしまうんですよね。


でもよく考えたら、物怖じされた側もどうすればいいかわからなすぎますよね。

『相手に失礼のないように』って思いすぎた結果、むしろ相手に気を使わせるという謎の状況が生まれるわけですよね。


こういう観点から見ると「物怖じ」って逆に失礼になるなあと思うんです。

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でも、例えば上司と部下だったり、師匠と弟子だったり、先輩と後輩だった時には話はちょっと違ってくると思うのです。


そこにきっちりとした上下関係が存在するときは、「物怖じ」とまではいかずともある程度の緊張感はあるべきなのかなと思います。

まあその関係それぞれではありますが。


ただ、上下関係がない場合、「物怖じ」って行き過ぎると逆に失礼なのかなと思っちゃうんですよね。

リスペクトのない暴走はダメですが、ある程度の飛びこみはむしろ敬意なのだと思うんです。


もちろん、感じ方は人それぞれなので空気を読みつつにはなるのですが。

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正直こういうのって、いちいち言わなくてもみんな早いうちから気付いていると思うのですが、

僕は最近気付くというダメっぷりです。


思えば、山田玲司先生は『絶望に効く薬』という漫画にて

オノ・ヨーコ、忌野清志郎、五味太郎、瀬戸内寂聴、などなど錚々たるも錚々たる化け物たちに毎週のようにインタビューをしており、

物怖じしがちな自分では絶対無理だろうなと思うのです。


そもそも普通のインタビューも無理でしょう。地元中学生とかのほうがまだマシかもしれません。


モクサイでおなじみササキさんは、山田玲司先生を「傾聴能力がとんでもないくらい高い」と言っていましたが、それも怒涛のインタビューによるもので、

物怖じなんてしてたら始まらない、、、いやそれどころか正面から刺されて死んじゃうくらいの修羅場を潜り抜けてきた人の特殊能力なのだなと思います。


何かに物怖じしてしまう自分というのは、くぐってきた修羅場の数が少ない何よりの証拠だなあと思ってしまいます。


20代も後半に差し掛かり、クライマックスに向けてここらでも一つ何かの修羅場を潜り抜けないと

胸を張れるようなおじさんになれないなあと思いだしてる今日です。


今日はこんなもん?

曲も聞いてね↓


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