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「回答の出せない問題」に回答を求められ続けるのが人生~『ao』という曲〜

どうもjon-YAKITORYです。

ほぼ毎朝、電車に揺られながら―時には昼ご飯を食べながらや夜の自宅で―noteをポチポチと更新している僕ですが、

実はボカロ曲を更新することもあるのです。


実は、明日12/6(金)19時に新曲を投稿します。

これを読んでいる方にぜひ聞いてもらいたいです。ほんの少しの親指の圧力と3分間という時間だけでいいので、僕に力を貸して頂けないでしょうか、お願いします。

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・「回答の出せない問題」に回答を出さなきゃいけない人生

人間というのは単純な側面もありますが、基本的には複雑な生き物です。

一人だけ、単体・個人の場合はそこまで複雑じゃないのですが、集団になり人間関係・文化・性別が絡んでいくと途端に複雑で回答のでない物語に変貌します。

生きていくうえで全てが望むようなハッピーになることはなく、時には理不尽な事や辛い選択をしなければならないこともあります。


でも、だからこそ、そういう「回答の出せない問題」に立ち向かう姿、それを描く物語に僕らは文学性を感じてしまうのです。


・ある曲

僕は30曲くらいボカロ曲を投稿していますが、半分以上はちょっぴり切ない曲だったりします。

それも回答の出せない問題に立ち向かうことを描きたいからなんだと思います。ある種のフェチとも取れますね。


その中で、『ao』という曲があります。

ある二人の別れのワンシーンを、疾走感のあって爽やかなロックに乗せた曲です。

この曲は作詞も作曲も僕なのですが、実は当初は作詞は僕の予定じゃありませんでした。


当時、ある友達に「歌詞を書きたいので曲を作ってくれませんか?」とお願いされて作った曲です。

決まっていたのは『ao』というタイトルとイラスト。

何があったのかは深く聞きませんでしたが、確実に遠距離恋愛をしている恋人に向けたの曲なんだなってことはわかりました。


僕の中でそのイラストに合うような曲を仕上げて送りましたが、その友達から歌詞は送られてきませんでした。

結局彼とは連絡付かず、ネット上にも姿を現さなくなり、行方不明になりました。


僕はせっかく作った曲を没にしたくはなかったので、貰ったタイトルとイラストをもとに歌詞を書いて曲を完成させようと思いました。

でもきっと彼にとって大事な曲になるはずだったものを、彼の気持ちになったつもりで書くことはできないなと思い、『お互いまだ好きなのに、別れを選択した二人の別れ際』のシーンを物語調で書くことにしました。


そうして『ao』という曲が出来ました。

彼が歌詞を書いていたらどんな歌詞になったのかはわかりませんが、「ao」というタイトルはなかなかいいタイトルだと思います。


当時は想像で書いた歌詞ではありますが、実際にこのような選択を迫られる時が来るのも人生の厄介なところです。


この曲を投稿した時から僕も幾分か歳をとり、改めてこの曲をアレンジし直し、公開したいなと思いました。

あの時は成仏させるような気持ちで完成させましたが(いや死んでないけど)、今回は自分の為にもう一度作ってみようと思ったのです。


明日12/6、19時に『ao』という曲を投稿します。

是非聴いて貰えたら嬉しいです。

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