今までメカを作るがごとく曲を作ってたけどこれからは...って話
どうもjon-YAKITORYです。
『映像研に手を出すな!』のアニメが始まっていますが、すごくいいですよね。
漫画も読んでいましたが、見開きでメカの設定資料をドドーンと出して妄想ワールドを炸裂させるのは圧巻です。
作者の大童さんは過去2回くらい岡田斗司夫ゼミというニコ生番組に出演して『映像研に手を出すな!』について語っていましたが、
そのこだわりの多さや知識量にビビりました。
『映像研』のメカを考えるシーンでは、「あれもつけよう」とか「ここはこうしたほうがいいね」とか言いながら、
自分の考える最強メカを作っていくのが印象的ですよね。
自分の持っている部品(=知識)を組み合わせてどんどん作り上げていくのが、プラモデルではなくレゴを組み立てているみたいで見てるだけでもワクワクしますね。
ふと考えてみたら、いままでの僕の曲の作り方もこれと同じだなって感じます。
ちょっと何言ってるかわからないですよね。説明します。
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僕は曲を作るとき、たいていは先にサビから作るんですよね。(昔はギターリフからでした)
サビを編曲までそこそこしっかり作って、その流れで間奏のリフを作ります。これがイントロにもなります。
で、どういうAメロを当てはめようかな~と考えて作り、今度はそれに合うようなBメロを作ります。
こうして1番の流れができると、なんとなくの曲のテーマとか世界観を決めて、2番からのアレンジの仕方を考えるという流れ。
つまり、曲を『間奏』『Aメロ』『Bメロ』『サビ』っていうブロックで考えていて、
一応のバランスは考えながらそれぞれのパーツごとに編曲まで終わらせては次のパーツに取り掛かる、みたいな感じで作ってました。
それこそ、各部品・各パーツを作って組み立てていくメカのようです。
曲の作り方に正解はないので、これが間違ってるとか合ってるとかはないですが、最近この作り方でしんどくなってきました。
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原因は明確ではないんですが、おそらくここ最近で『世界観を表現する』ことを重視しだしたからかもしれません。
一曲を通してしっかりとした世界観を表現しようとしたとき、"接合部分"が見えやすいこの作り方はあまり相性が良くないのではないのかなと思います。
アイドル曲やアニソンのような楽しく目まぐるしい曲を作る場合には良くて、今までチラッと貰えていたお仕事もそういうジャンルが多かったので気付けなかったみたいです。
じゃあどうするか。
作り方を変えようと思うのです。
今までブロックごとで作っていましたが、弾き語りのように「コード楽器」「歌メロ」「リズム」の3つだけでとりあえず1曲通して作り、
それから全体を肉付けするように編曲していこうかなと思っています。
いきなりそんなにガラリと作り方を変えれるもんなのかって話ですが、
お仕事で編曲などもやっていますので、そういう作り方自体やろうと思えば結構すんなり出来るのです。実は。
この作り方をすることで、曲のつなぎ目感を解消できますし、骨格段階から世界観を表現できるように考えるので余計な装飾が減ってより洗練されるのではないかと目論んでおります。
今年はこれでたくさん曲を作れればいいなー。
今日はこんなもん?
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