ヤマダ電機「家電リサイクル」でミダックHDと合弁会社設立
皆様こんにちは!
今、もっともDXとサーキュラーエコノミーに熱い男、健一です!
静脈産業のニュースを紹介しています。
今回は、ヤマダ電機でお馴染みのヤマダホールディングスと静脈産業で上場企業でもあるミダックホールディングスとの合弁契約締結について取り上げていきます。
株式会社ヤマダホールディングスとの合弁契約締結に関するお知らせ
https://ssl4.eir-parts.net/doc/6564/tdnet/2329618/00.pdf
ヤマダ電機の静脈産業の関わりについては、以前書いた記事の通り東金属をはじめとする、複数のリサイクラーや産廃会社を買収・グループ化したところから始まっています。
ヤマダ電機は家電4品目のリユース事業を拡大化しつつ、自身のグループで再資源化までのループを描きたい考えです。
今回ミダックとの合弁会社設立については、驚きというよりは意外性が強いと筆者は感じました。
ミダックは、純然たる廃棄物処理会社からの成り立ちであり、焼却、水処理、破砕、混練、埋立といった様々な廃棄物を「適正処理」することを強みにする会社です。
ミダックの強みとヤマダ電機が描きたい家電のリサイクルの絵姿はイコールにはならないように感じます。
家電系に強い静脈産業といえばリバーやエンビプロなどが挙げられますが、ミダックと組んだ真意は気になるところです。
今回の合弁会社の社長は一族以外で初のヤマダ電機の社長を務め、株式会社ヤマダ環境資源開発ホールディングスの代表取締役社長である熊野光正氏が兼務する形です。
資本比率もヤマダHD60%とヤマダ電機側の意向が強く出る構成となっています。
事業内容の主軸が「資源循環型インフラ事業」とあり、現在整備が不十分なリサイクル関連のインフラ整備にヤマダの資金力とミダックのノウハウをかきあわせていきたいのではないかと推測されます。
動静脈連携の一つの形と捉えられるとともに、今後こういった静脈産業との合弁会社の設立はいくつも立ち上がっていくと感じます。
筆者個人的には、出資比率や役員など静脈側がイニシアチブとるような会社が出てくることを期待したいと思います。
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