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【解説】産業廃棄物処理業の許可等に関する状況(環境省)

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今回は2023年5月30日に環境省が公開した、「産業廃棄物処理施設の設置、産業廃棄物処理業の許可等に関する状況(令和3年度実績等)」について解説していきます。

環境省の本資料について

環境省では毎年、産業廃棄物行政を推進する上での基礎資料を得るため、産業廃棄物処理施設の設置及び産業廃棄物処理業の許可等に関する状況、広域認定業者による産業廃棄物の回収状況等並びに産業廃棄物の最終処分場の残存容量等を把握するための調査を実施し、公表をしています。

速報値の数字

1.産業廃棄物処理施設の設置状況(令和4年4月1日現在)
・中間処理施設数   19,413件 (対前年 1件増)
・最終処分場数    1,568件 (対前年 32件減)

2.産業廃棄物処理業の許可の状況(令和4年4月1日現在)
・産業廃棄物処理業の許可件数       234,741件 (対前年7,024件増)
・特別管理産業廃棄物処理業の許可件数   22,554件 (対前年408件増)

環境省報道発表資料

上記の数字を見ると、産業廃棄物処理施設の数は中間処理施設・最終処理場ともに昨年の大きな変更はなく、横ばいに推移していることがわかります。
対して、産業廃棄物の許可の状況は昨年に比べて約7,000件増えています。
内訳を見てみましょう。

7,000件の内訳としては、収集運搬の特に「積替保管なし」が圧倒的に多い数字になっています。
これは、許認可の取得しやすと運送業でトラックを保有している会社が、産廃の許認可を取得しにきていることが要因の一つと考えられます。
許認可数=会社数ではありませんが、産業廃棄物の運搬ができる会社は増えている結果になっており、産業廃棄物の運搬業の競争は激しさを増しています。

次回は、最終処分関連の許認可について解説します。

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