おるます3rdに投稿させていただきました!

概要

2023/07/14~17にかけてニコニコ生放送にて放送された
オールジャンル楽曲で選ぶアイドルイメソン生こと、『おるます3rd』にて
全アイドル+全キャラクター+全スタッフ+全おるます参加者
のイメージソングとして
鈴木慶一氏のFestivoという楽曲を投稿いたしました。

今回は未熟ながら動画も作成しておりました。
先にこちらをご覧いただけると嬉しいです。

放送時、「好き勝手しやがってぇ!!」「頭、JOMANDAなのか?」「ツッコミポイントが多すぎて、何も話せない……。」という賛辞()を沢山頂戴しました。

その投稿に込めた想いを書いていきます。
では、始めます。

投稿に込めた本当のテーマ

昔、所属していた学生劇団にドロップキック!!

昔いた学生劇団

アイドルマスターとは全く関係ない……なんならウチがアイドルマスターに触れる前のお話です。

ウチは大学時代に、とある学生劇団に所属しておりました。
役者がやってみたかったからです。
入学から卒業までずっと在籍していました。

お芝居を成功させるために、家族には迷惑をかけました。学業や友達、恋愛、その時間にできた他のこと、思い返せば色々なことを犠牲にしてきました。

けれど、ウチがその4年間で役者として舞台に立たせてもらえたのは
3回生の夏の1度きりでした。
他に参加していた公演は全て裏方です。
(一度あるんじゃん!!と言われたら、もうそれまでなんですけど……。でも、その一度がなければ今生きていないかもしれない……。)

その劇団は、団員が多いため
役者は毎回オーディションで選ぶのが恒例になっていました。
1回生の夏公演、それは唯一入団したての1回生が舞台に立ちやすい公演だったのですが
ウチは、公演日に単位に関わる大事なテストがあったので
そのオーディションをスルーする羽目になりました。
貴重な機会を逸した為に、そこからずっと(3回生の夏を除いて)オーディションに落ち続けました。自分の卒業公演でもです。

ウチが裏方になっている間、
ウチ以外の同期はそこで役者経験を積み、
もっと役者が上手くなり
以降の公演でも役者を任せてもらえやすくなります。

役者になれなかった人は、そこで経験が積めなかった分、以降の公演で役者をやらせてもらいにくくなってしまいます。

ウチはこのシステムがとても嫌いでした。
なんなら今も嫌いです。自分が座長になれたら(若しくは立候補したのなら)、このシステムをぶっ壊す宣言・改革をするでしょう。

また、役者をやれなかったことで、『役者になりにくい』以外のデメリットも受けました。

  • 効果的な舞台効果が掴みにくい(演技の経験が積めないため、ここのタイミングでこういう音楽が流れると気持ちいいよね!!こんな照明が差すとカッコいいよね!!という感覚が分からない)

  • 自分が上演したい舞台・演劇作品・脚本を引っ提げて【演出として立候補がしにくい(立候補しても選ばれにくい)】

  • 小学校へ赴いて生徒達に演技指導する会にそもそも声が掛からない

  • 裏方の経験が積み重なることで、裏方の方で必要とされるようになる(=役者が遠のく)

  • 外部からの知名度が役者経験者と比べて相対的に低いことから、座長をはじめとする役員に立候補しても選ばれにくい

こうしたことから
役者になれなかったことで、諦めたことも沢山ありましたし
(ガチャでこんなに引いたら出るまで回すぞ!!とハイになってしまう時のように)劇団を変えることもできないままでした。
同回生で音響効果をやっていたのが自分だけだったのも、抜けにくさを増幅させていたと思います。

そして、団員で集まった時
自分だけ役者志望なのに役者をやらせてもらえてないことが負い目になり
いつしかどんな集まりがあっても、心の奥底に
『みんな、舞台に上がれたことがあっていいなぁ……』
と、重くて粘り気のある孤独と劣等感を抱くようになりました。

許せなかったこともあります。

経験重視のシステムゆえ
やる気のある未経験より、やる気のない経験者の方が役者に選ばれる
ということでした。

自分が2回生の頃の夏公演は
「演技は面白かったけど、未経験の人はやっぱり立たせられない」

2回生の冬公演は
「演技は面白かったけど、他の人と合わなくて……」

2回生の春休み公演は
「強いやる気は伝わるけど、役者がしたい想いが強すぎて役者として見られなかった」

とその時の演出に言われました。

役者をやるのが怠そうな人
役者をやれて当たり前と思っている人
貰った役が嫌すぎて稽古をバックれる人
も見てきました。

稽古が進まないほどの問題を起こしても
経験があるから、次の公演ではケロッとした表情で役者をする人もいました。

そんな風に思ってるなら
役者、立候補しないでもらえる?
ウチと代わってぇや〜。

努力が足りない・努力の方向性や考え方が間違っている
と言われればそれまでです。
思い返せば、あんなことやこんなことができたはずと反省すべきことがいくらでもあります。

ただ、当時のウチは
世の中、こんな理不尽なことあるのか
と至極絶望したものです。

どれだけ努力で「掛ける数」を増やしても
ゼロを掛けられて、答え(=努力の成果)がゼロになる出来事があること

強いやる気や想いのせいで、夢が遠のくことがあること

やりたかったことを我慢して、色々なものを犠牲にしてきた結果、やりたかったことが遠ざかっていたこと

これらを20歳前後に経験してしまったことで
『努力は無意味になることがある』と強く刻まれ
人間性は大きくひん曲がりました。

報われないかも知れないなら
努力なんて最初からしたくない……。

しかし、残念ながら
これは転職活動や恋愛に通ずるところがあるんですね。
転職サイトに登録すれば、やってみたい未経験の仕事よりも、経験を活かした前職と同種の仕事ばかり多く紹介され
恋愛は向こうからの好意なしに、一方的にBIG LOVEをぶつければ(大抵)嫌われます。

何より、努力……とは行かずとも、何かしらのアクションをしなければ現状は変わることがありません。

自分の人間性の堕落に気付いたのは4年ぐらい前になって漸くですが
これはまた別の記事にて……。

FestivoとSOUNDTEAの関係

  • 高校一年生の時、体育祭のフィールドパフォーマンスで踊った時の曲(暗黒の高1時代で唯一楽しかった思い出)

  • 前述の学生劇団で、ウチが入る前の公演に使用して、大人数で踊っていた曲

Festivo自体は、映画『座頭市』の公開前後からニュース番組でいっぱい聞いており、タップダンスがあることだけはそこで知っていました。

高校1年生の体育祭で、この曲でクラス全員でダンスをすることになり、初めてこの曲と向き合うことになりました。そこでフル尺を聴いて、「あぁ~、この曲好きだな~」と思っていました。

前述の学生劇団に所属した年の夏季休暇の時、過去公演映像を拝見し、この時のキャスト全員で踊っていたのを知りました。
「やっぱり、Festivo、カッコいい~!!」
「いつか自分もこんなパフォーマンスがしたい!!」
と思うようになりました。

しかし、現実は前述の通りで……。
まさに不完全燃焼といった感じで、やり切れない思いを捨てられないまま、大学を卒業しました。

【最少不幸】のプロデュースを心掛けている理由

アイドルマスターシリーズをプレイするにあたり、プロデューサーとしてアイドルのプロデュース方針を自分の中で決めているのですが、その際に「最少不幸」型のプロデュースを心掛けております。
その理由が

  • 自分自身が学生劇団で辛い思いをしたから
    他の人に同じ思いをしてほしくない!!

それともう一点。

  • 自分の価値観が
    沢山の人が喜んでくれる<嫌な思いをする人が少なくなるようにしたい
    になったから。

自分がされて嫌なことは、人にもやってはいけない
というのを最優先にしているみたいな感じですね。
……思い返せば、最近の夢ソン生で反省すべきことがありましたね……あれは今となっては申し訳なかった……。

※2023/08/05、色々あって掘り返されるニコ生があったので、放送席に乱入して謝罪しました。特に気にはされていなかった(なんならでかした!というお声もありました)ので、平和的に収まりました。

閑話休題、
人気のあるスターの出番をたくさん用意すれば、一定以上の儲けは出せるけど
そうなるとスターじゃない人の出番や、そのスターじゃない人のファンの思いはどうなるの?
というのも、どれをとは言えないですが、見ていて思うところもあります。

おるます3rd発表から投稿に至るまで

おるます3rd発表から、投稿したいと思う好きな曲はいくつか思い当っていました。
その中に「Festivo」はありました。
しかし、Festivoは知っていても、原作映画となる北野武版『座頭市』を見たことがなかったので、先に履修してから決めようと思い立ちました。

DVDをレンタルし、視聴した時、
話はよく分からんが最後の大人数のタップダンスはすっげぇ~!!壮観~!!
と、最後のタップダンスばかり何周も見返しました。
その後、特によく分からなかった序盤を字幕ありで観るか~と思い、見返していたら面白くて結局最後まで観てしまう事態に……。

おるます3rdの時期は夏だし、この和のお祭りの感じはピッタリなこと、間違いなし!!
と思い、Festivoで投稿することが1月中に決まりました。

思い立ってから、エンドロールみたいなものを作れないかと
サクラエディタでスタッフロール再現テキストを夜な夜な作り始め、配役や裏方を決めていきました。

その間に、ぷち・おるます~春のオリユニまつり~、びーますランセレ、ゆびーますを立ち上げ、俺達の夢ソン生にも急遽参加することになり、
また、動画に使えそうなダンスの振りがデレステやミリシタにないか探してみたいと思い、なんと6月中旬まで製作物の進捗が止まりました。
※ダンス動画は、思ったようなものが見つからなかった・SideMの素材がなさすぎる・シャニマスそもそも踊ってなくて差別になってしまう!と思い、断念しました。7月に入ってから、代わりにエンドロール背景にアイドルさんの和装イラストを載せることにしました。

6月中旬に仮動画を作り、一先ず投稿を済ませ、投稿が閉め切られてから、投稿者確認スプレッドシートから投稿者様の名前をコピーし、本格的に動画を作り始めました。
放送が近づくにつれ、見栄え確認ようにYouTubeに上げたものを改めて確認をしていくと
あれ!?あのアイドルさんの名前なくない!?
あっ!!あのキャラ入れなきゃ!!
背景やっぱり変えたい!!
こんなコラボあったな……足さなきゃ……。
と直したい点が沢山出てきて、動画の作り直し回数は20回弱に及びました。
放送期間中にも修正や確認作業をしており、致命的なミスを何個も見つけながら放送を拝聴していました。

幸いにも、自投稿がDay4・最終日になったので
「○○がない!やり直し!!」と言われることはないだろう
と思えるレベルにまで持ってこれました。
本当に助かった……_| ̄|○

総製作時間は正確には分かりませんが
一番最初にテキストファイルを作っていたのを含めたら
5,60時間ぐらいはかかっているかもしれません。
和装イラストがあるかどうかを全員分探すの、丸二日掛かった……。

タックさん、寛大な措置、本当にありがとうございました(泣)

我ながら、何度見返しても「恥ずかしい!」と思わない出来のものを製作できたので大きな達成感があります。

また、その間で
副業()の進捗は全くありませんでした。在宅勤務のおかげで助かった……。
道徳的にも正しい人間としての生活習慣を取り戻せるよう頑張ります……。

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