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2024年NHKマイルC回顧

2024年のNHKマイルは過去最高レベルになる可能性があるので珍しく回顧をメモに残す。
後半3F過去最速、前半3Fも平均レベルでレースレベルも高い。過去のNHKマイルCと比較しても後半3Fは優秀であり、現時点で古馬最高峰のマイルG1でも通用しそうな瞬発力を見せている

2024NHKマイルCと過去G1の比較①
2024NHKマイルCと過去G1の比較②

有力馬が前目のポジションとりある程度ペース落ち着かせたため中盤12s台連発。基本的にはIN前恵まれたため後方外回しした馬は展開に恵まれなかった。今年は雨も少なく内馬場が比較的きれいな状態であったので川田・ルメール騎手等もインに拘り馬が殺到したためそこで不利受けた馬も何頭か出てきていた。

青:有利なポジション 赤:不利なポジション

■各馬の評価
①ジャンタルマンタル
好スタートから最もスムーズにレース運んだ。器用なだけでなく、上がりも33.9sと高いレベルで出せておりマイルでの強さは際立っている。ソダシのような前で上がりも使える無難に強いマイラーであり古馬G1でも前で押し切れる可能性は高い。

②アスコリピチェーノ
好スタートからジャンタルマンタルマークしたものの、外に出せず強引に内を付いたことで接触もありスムーズに追えず。それでも2着確保と地力は世代でも抜けている。これまでと異なり好位追走して上がりを使えたのは能力高い証明。

③ロジリオン
インから最もスムーズにレース運んだ。それでも上位2頭には届かず能力差は見える。東京コースで安定して上がり使える能力は評価。東京の1400~1600では外せない。

④ゴンバデカーブース
喉の手術明け、長期休み明けの良いとは言えないコンディションで3着と差のないレースをした。後方外回し展開も恵まれずこの着順は流石のモレイラとこの馬の素質の高さ、万全なら上位2頭に迫れる可能性のある1頭。

⑤イフェイオン
好スタートからずっとインを付く好騎乗で能力以上に恵まれたように見える。速い上がり使えないが持続力ありキレの求められる1600mより1800m以上で面白そう。

⑥チャネルトンネル
後方からもインに拘るコースをとり、よく伸びてきている。相手なりによく走るタイプで好走しても人気にならなそうな馬券妙味ありそうな馬。

⑦ディスペランツァ
不利なポジションからよく伸びてきている。見直し可能な1頭。

⑧ウォータリヒト
不利なポジションからよく伸びてきている。見直し可能な1頭。スロー展開での上がり勝負にならなければ善戦できるタイプ。

⑨アルセナール
出遅れ、後方ぶん回しも上がり最速。能力の高さは見せた。課題は多いが着順ほど負けていない。見直し可能な1頭。


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