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2023マイルCS穴馬考察

まず、結論から言うと今回の注目の穴馬は”セルバーグ”である

以下穴馬考察理由と裏付けデータ

(1)能力面

セルバーグが通用すると思う最大の理由は中京記念の走破ラップ
前半3F 34.6s 、後半3F 35.6s 道中からラスト2Fまで11s前半の緩みないラップで逃げ切る”強い逃げ”
2着ディヴィーナにマイル戦で0.3s差。ちなみにマイルCS出走馬中2着につけた着差としては1位(重賞限定)
覚醒ディヴィーナ相手なので価値がある。VM換算でいえばソングラインの0.1s差先である。
(関屋記念の負けは斤量もあるけど夏の3戦目でありコンディション面でかなりキツかったと思うので度外視。58Kgでの好走歴もある)
ちなみに京都のマイルCSで逃げ切りはここ10年でミッキーアイルのみ、その時のラップは前半3F 34.4s 、後半3F 35.6sでありセルバーグの中京記念に非常に近い。

ラップタイム比較

(2)相手関係

出走馬でマイルG1の馬券内はシュネルマイスター、セリフォス、ダノンザキッドの3頭。意外とマイルG1で好走している格上馬は少ない。つまり穴馬が馬券内に絡むチャンスは意外とある。
あと、安田記念と比較しても強い先行馬ソダシ、ガイアフォース、ジャックドールがいないというのは逃げ馬にとって早めに潰しにかかる馬が少ないのでプラスだし、同型の逃げ馬も最近ダート中心で使われているバスラットレオン。距離延長になるバスラットレオンがそこまで早いペースで行くとは思えないのですんなりハナとれそうな相手関係も有利に働く。

(3)展開

人気馬は後ろからが多く、人気薄の逃げ馬はかなり舐められる
先行馬も後ろから差されるのを警戒し早めに捕まえに動きたくない馬は多く、ビーアストニッシド、エルトンバローズ、エエヤン辺りの先行勢にそこまで早い足使える馬がいないのでゴールギリギリまで自由に走れる可能性は高い。
テンの速さもこの面子では問題なくハナきれるし、バスラットレオンの鞍上も強気の逃げうつ坂井瑠星でなくサメカツなので早めに隊列決まる
今週からCコース替わりもあるためまだ内が使える馬場である可能性高いし、エリ女での立ち回り見るに加速付いたコーナーで外に振られるロス考慮すると後方人気組の差し損ねは何頭か出てくるはず。

各馬能力比較

(4)厩舎コメント

「体調は中京記念より今回のほうがいい」
「前に馬がいるとカッとするのでハナに行く方がいい」
ほぼ逃げ宣言でているので逃げることは濃厚、更にベスト逃げした松山騎手との再コンビは心強い。

(5)買い方

セルバーグ紐で買うパターンは多いため、来たとしてもオッズ的な妙味は少ない(買うけど)。1,2着に絡む場合オッズは跳ねると予想されるので1,2着に来た時も取れる馬券を組む予定。
相手候補としては上でも述べたようにマイルG1で好走しているシュネルマイスター、セリフォス、ダノンザキッドの3頭。特に香港登録もなくここに絞っている感のあるシュネルマイスター陣営の本気度が高いので外せない。


穴を開けるのは人気薄の逃げ!

競馬格言を忘れてはいけない。


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