地獄の法 第一章 地獄入門

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あの世がある 、天国地獄があるということを 現代の日本人は 誰からも教わることがなくなっているのではないかと思います。


昔は 嘘をついたら閻魔様からを舌を抜かれるよ などと おじいちゃん おばあちゃんから聞かされることもありましたが、

今のおじいちゃん おばあちゃんで 孫にそんな話を聞かせる人は どうでしょう?どれ程いるでしょうか。

むしろ そのおじいちゃん おばあちゃん世代が 既に 唯物論に染まって 「天国も地獄あるか」「何? そんな昔話(笑)」などと一笑に付している人も多いかもしれませんね。

でも 厳然として あの世はあり

厳然として 天国も地獄もある

この事だけでも 知っているか 知っていないかで 死後の世界は大分変わってきます。

今は 死ねば何もかもなくなると思っている人が多いゆえに 死後も家族の周りで生活を続けているような霊や 職場に留まる霊、病院のベッドで闘病している意識のままの霊もいるようで 三次元の病院と地獄の病院が同時存在しているようなケースもあるようです。

天国には病気の人はいないので  死後もずっと病院にいるような感覚でいるとすれば やはり地獄にいると言うのは間違いないでしょう。

成仏できない 霊が増えているのが 大きな問題となってきています。

地獄の法 第一章 地獄入門

は6節にわかれていますので 各節の目次をご紹介したいと思います。 
1 もっと 身近に知っておいてほしい
      地獄の存在

2この世の論理で「宗教的真実」がねじ曲げ        られる怖さ

3この世の既成の権力によって霊的真実が否定された歴史

4天国・地獄を教えてくれるところがないの        はなぜか

5仏陀が考える「天国・地獄を分けるもの」とは

6この世での罪は 死後どう裁かれるのか。

どの 節も 軽く読み飛ばせず 考え 考えしながら読んでいました。

読まれる方によって 重要だ 必要だと思われる箇所は異なってくると思いますので 是非ご一読いただきたいものですが、私が一番気になったところは 5節の仏陀が考える「天国・地獄を分けるもの」と箇所です。

ここでは 宗教を信じいている人でも 行く地獄について説かれているからです。

※「先祖供養さえすれば修行はいらない」と         する宗教
※日蓮宗系や真宗系に潜む「悪への誘惑」や   「犯罪」に対しての間違い

※小説「蜘蛛の糸に描かれる「救いが無効に      なる場合とは」

信仰が すべて免罪符になるわけではなく、
縁起の理法 、善因善果悪因悪果という 原因結果の法則は眩ませないということです。

いくら お題目や『南無阿弥陀仏』を唱えても 本人の思いと行いが 悪く 犯罪を犯して居るような人は 天国や極楽往生はできないということです。

読んでいて思い出したことがあります。

30年以上前 日蓮の霊言が出た 少し後の頃だったでしょうか。

読者の相談に日蓮聖人が回答されるという大変稀有な書籍が発刊されたことがあります。

相談者は幼少時から病弱で 女性として一番美しくて元気な年代に差し掛かっているのに なぜか、髪の毛まで抜けてきたというような相談だったと思います。

この方の過去世を探ると 一向一揆の信者の女性が牢に入れられた時 上役の命令で 一向宗の信徒に毒を盛り死に至らしめたという過去世があったようです。

もちろんこの女性の過去世では お城の上役の命令に従うしかない立場だったのですが この時に殺害された女性信徒が ずっと取り憑いて 呪い続けていたということです。

何百年も経ち 相手が生まれ変わっても  殺された恨みだけで ずっと取りついて憑いていたというのです。

取り憑かれていた方には 心を明るく持つことや 世の中の役に立つ生き方を心がけて 恨みの念波と波長が合わない生き方を するように アドバイスされていたと記憶しています。

気になったところは、取りついて 恨んでいた方も 信仰を持ってたのにも関わらずに ずっと人を恨む心が強く 成仏ができていなかったということです。

これは とても 大変なことだと思いました。

自分や家族が 害されたり、殺されるような目に合えば 恨むのは当然だと思います。

 しかし、 やはり 赦すという心を持たなければ 、自分もまた救われないのだということをこの相談事例で知りました。

正しい 信仰を持つということは、 縁起の理法
原因結果の法則を知って 自分の心と行いを正していくことなのだと思います。

肉体の生命に囚われて 霊的な人生観を失うと 肉体の幸不幸ばかりに目を奪われがちになります。

愛 ・知・ 反省 ・発展の4つの原理が 人類を真なる幸福に導くと エル・カンターレは説かれています。

霊界について 天国・地獄を 知ることも 本物の幸福に至る道なのだと思います。


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