認知症患者の転倒事故に賠償命令?

https://news.yahoo.co.jp/articles/bbb23c85a448c1ac4f0ceda1c2a6a9e7f1645f71


2ちゃんねる創設者で実業家の西村博之(ひろゆき)氏(45)が2日、自身のツイッターを更新。兵庫県立西宮病院で2016年に認知症患者の男性(87=当時)が廊下で転倒して重い障害を負ったのは、看護師が転倒を防ぐ対応を怠ったためとして、男性の家族が兵庫県に約2575万円の損害賠償を求めた訴訟について言及した。

この訴訟の判決が1日、神戸地裁であり、高松宏之裁判長は「転倒する恐れが高いことは予見できた」などとして、約532万円の支払いを命じたとする神戸新聞の記事を貼り付け、「『87歳の認知症患者が病院で歩いて、転倒したので病院は532万円支払え』という判決。認知症患者は、ベッドに縛り付けて動けなくするのが正解ということですね」とつづった。

介護職で夜勤を経験していた親族の話からもこの判決は酷だと思いました。
家族が訴えた理由は病院に対する不信感や不満が何か他にもあったのかもしれません。


入院した経験から、高齢者施設化しつつある病棟の看護師さんの夜勤は大変だと思いました。

夜間の病棟のナースステーションには  2人の看護師さんが詰めていましたが、トイレ介助を求めるナースコールも頻回でした。
認知症の高齢者は 30分起きにトイレに行きたいということもあります。オムツもつけたくないお年寄りで自分で歩くと転ぶリスクがある人のトイレ介助が 1時間のうちに何度もあると介護者は疲弊してしまうこともあります。
実際に介護を経験したり 現場を知らない人間が判決し、看護師や病院 介護士施設等に賠償命令がおりるとなると  症状によっては受け入れ拒否される認知症の患者さんがんは増えるのではないでしょうか。


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