自他は これ 別個に非ず 一体なり

仏説正心法語 の経文のなかの一番好きな一節です。

遥かなる悠久の昔に私達の魂は一なる光の存在が分光して分かれ別れて肉体を持ち 様々なわくせいに散ってそれぞれの魂修行をするうちに 個性を持ちました。

でも 本来はひとつの存在だから 共に愛し合い 生かしあい 許しあえと教えられているのだと思います。

とはいえ 肉体をもってこの世に生きている限りそんなに理想的な生き方ができるわけではなく 争いや戦乱は絶えません。

自己拡大欲で他の人を泣かせるようなことをしてお金儲けをしたり 奪ったりする事も多く 個人だけでなく 国家間でも起きてきます。

限りの無い欲望だと思います。どこまでが求めてよいものか どこからが分を過ぎた欲望なのかは 自己実現に果たそうと必死になっているときは見えないかもしれませんね。

朝と夜に 正心法語を読誦して 暫く心を静める時間を持つと とても安らいだ気持ちになってきます。

争う国同士も、個人も あなたと私も 本当は別々のものではなく 元はひとつの存在だったのだと 思い 欲をお互いに抑えることができたなら

 少しは争いも減るのではないか そんな風に思うのです。


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