クロノクロスにおける「プロジェクト・キッド」の要点をまとめてみる。
クロノクロスにおける「プロジェクト・キッド」の要点をまとめてみました。
そういうわけで、以下から書いていきます。
・クロノトリガーの物語において、クロノたちがAD1999年にラヴォスを倒したことで、星の未来が荒廃した世界から、人類が繁栄する世界に改変される。
・古代ジール王国の理の賢者ガッシュは、クロノトリガーの物語においてはAD2300年の荒廃した世界に飛ばされたが、星の未来が改変されたことで、人類が繁栄しているAD2300年代に漂着する。
・ガッシュは、AD2300年代の世界において、古代ジール王国の魔法と未来の世界の科学の力を応用してその才覚を発揮して「時間研究所」を設立する。
・しかし、ガッシュは様々な研究の過程で、クロノトリガーの物語において倒したはずの「ラヴォス」が、星の生存競争の中で滅んでいった様々な生物の負の感情を吸収して、新たな生命体「時喰い」として生まれ変わったことを知る。
時喰いは遠い未来の時代に目覚めて、時間を喰らい尽し、全てを無に帰してしまうことになる。
・時喰いによる星の滅亡を回避するために、ガッシュは「プロジェクト・キッド」を計画する。この「プロジェクト・キッド」がクロノクロスの物語における核となります。
プロジェクト・キッドの要旨
プロジェクト・キッドの要旨は以下の2点です。
①「調停者」の誕生。
②「クロノクロス」を作り出すこと。
「調停者」とは?
「調停者」とは、「凍てついた炎」を通して時喰いと接触して、時喰いと星の生命の争いを調停する者。クロノクロスの物語においては、主人公である「セルジュ」が調停者として選ばれている。
調停者は凍てついた炎や時喰いと接触できるため、強大な力を手にするが、それを時喰いを構成する負の感情の還元に向けなかった場合は、調停者自身が時喰いと同化する危険性を持っている。
セルジュは、幼少期に瀕死のケガをした際に、クロノポリスで管理されていた凍てついた炎に接触したために調停者となった。
「クロノクロス」とは?
「クロノクロス」とは、エルニドに伝説として語られる究極のエレメント。星の音である6つのエレメントを束ね、聞く者の憎しみと悲しみを癒すことができる力を持っている。調停者であるセルジュだけが使える力であり、時喰いを解放する唯一の方法となっている。
クロノクロスは、ヤマネコとセルジュの儀式によって砕け散った「龍の涙」の破片である「憎しみの涙の破片」と「愛の涙の破片」を、龍族が利用していたエレメントの生成技術で組合わさることで生み出される。
「クロノクロス」を作り出すためにパラレルワールドを発生させる必要があった。
「クロノクロス」は、世界に一つしか存在しない「龍の涙」が二個なければ作り出すことができないものです。そのため、世界を二つに分岐させてパラレルワールドを作り出し、それぞれの世界で龍の涙が存在させる必要がありました。
クロノクロスの物語においては、セルジュの生死によって、世界が二つに分岐しています。
セルジュはAD1010年にオパーサの浜で溺れました。その後、セルジュが生存している世界が【ホーム】、セルジュが死亡した世界を【アナザー】となり、世界が二つに分岐しました。
セルジュの生死の違いによって、二つの世界は同じ世界に見えるけれども、よくよく見ていくと色んな部分で違いが発生していきます。でも、どちらの世界でも、「クロノクロス」の生成に必要な「龍の涙」は存在しています。
「プロジェクト・キッド」の要旨は以上に書いた2点になります。
①「調停者」の誕生。
②「クロノクロス」を作り出すこと。
この2つの条件を揃えるために、理の賢者ガッシュはAD2300年代の時代に「プロジェクト・キッド」を計画しました。「プロジェクト・キッド」はBC10000年代~AD2400年代までの約1万2400年という長い時間が必要な壮大な計画です。
そういうわけで、以下からは、プロジェクトキッドの流れを簡単に書いていきたいと思います。(文章力が無いので、書き過ぎると読みにくくなるので、今回は簡単に書いていきます。)
「プロジェクト・キッド」の簡単な流れ
AD2300年代
理の賢者ガッシュがこの時代に辿り着く。
ガッシュは、AD2300年代の世界で以下のようなことを行う。
・ラヴォスから進化した生命体「時喰い」が、遠い未来において世界を崩壊させることを知る。
・エルニド海域に強力な重力場(真の凍てついた炎)を発見。島が何もないエルニド海域に人工島が造営されていく。
・時喰いによる世界の崩壊を避けるため「プロジェクト・キッド」を計画する。
・クロノポリスの前身である時間研究所の設立。
・フェイトの前身である「マザーブレイン」の設計。機械の暴走停止装置「プロメテウス」をマザーブレインに組み込む。
・突然姿を消す。(ネオ・シルバードを使いアナザーの世界のAD1020年の骨蛇館へタイムスリップする。)
AD2400年代
・「クロノポリス」設立。
・「フェイト」起動。
・クロノポリスにおいて、真の凍てついた炎を用いた反時間転移実験が行われる。実験は失敗して、「タイムクラッシュ」が発生。クロノポリスはBC10000年の過去へタイムスリップする。
BC10000年代
・タイムクラッシュによりクロノポリスがこの時代にタイムスリップしてくる。
・クロノポリスがこの時代にタイムスリップしてきたことに星は危機感を抱く。星はクロノポリスに対抗するため、別次元のAD2400年から「ディノポリス」をこの時代に呼び寄せる。ディノポリスは地球の自然と共存する形で発展を遂げた都市。
・クロノポリスとディノポリスで戦争が勃発。クロノポリス側の勝利。クロノポリスは、ディノポリスの自然エネルギーを利用した生体マシン「龍神」を、6つに分割して「エレメント」として活用して、エルニド海域の多島化計画の促進を行う。
・フェイトはクロノポリスの研究員の記憶を消去。研究員らを完成したエルニド海域の各島に移住させる。彼らがエルニド諸島の原住民となる。
・AD2400年代までの歴史が大きく変わってしまうと、フェイトやクロノポリスの存在が消えてしまう。そのためフェイトは運命の書を利用してエルニド諸島の人々の行動を操作する。
AD1003年
・クロノクロスの主人公「セルジュ」の誕生。
AD1006年
・セルジュ(3歳)がヒョウ鬼に襲われ瀕死のケガを負う。
・セルジュの泣き声に導かれて、次元の狭間を彷徨っていた「サラ」がこの時代に介入して、サラが自分の分身である「キッド」がこの時代に誕生させる。
・サラの介入により磁気嵐が発生して、フェイトの機能が一時停止する。また、これにより、神の庭(クロノポリス)の入り口が開く。さらに、フェイトの封印が弱まったことで「ツクヨミ」も誕生する。
・瀕死のセルジュを治療するために海に出た、ワヅキ(セルジュ父)とミゲル(レナの父)は、遭難してクロノポリスに漂着する。
・クロノポリスの凍てついた炎と接触したセルジュは一命を取り留める。また、その際に、セルジュがラヴォスと星の生命の争いを調停する「調停者」となる。
・フェイトの再起動時に「プロメテウス」が起動する。これによりフェイトは凍てついた炎に接触することができなくなってしまう。
・セルジュとワヅキはアルニ村へ帰還する。ワヅキは、凍てついた炎の力により、セルジュが抱いた死のイメージによりヤマネコ(ヒョウ鬼)の姿に変化。さらに、セルジュの瀕死により精神が不安定だったワヅキはフェイトに精神を乗っ取られる。その後、ワヅキは失踪する。また、ミゲルはクロノポリスに魅了され、神の庭に取り込まれることになる。
AD1010年
・セルジュ(7歳)。凍てついた炎への権限を復活させようと、フェイト(ヤマネコ)がオパーサの浜でセルジュを溺れさせる。
・セルジュの生死により、この時点から世界が「ホーム」(セルジュ生存)と「アナザー」(セルジュ死亡)に分岐する。
AD1010年の【ホーム】
・セルジュが生存。セルジュが生存していることにより神の庭が「死海」となり、フェイトが消滅する。アナザーのフェイトはホームの世界に干渉することができなくなり、ミゲルを死海に置き監視のみを行う。
・神の庭が「死海」となった理由は、セルジュが生存していることで、将来的にセルジュと時喰いとの調停が失敗する可能性が高いため、世界が滅びた光景が神の庭に反映されたため。
AD1015年の【ホーム】
・ヤマネコがプロメテウスの解除方法を調べるために、ルッカの孤児院を襲撃する。ルッカは死亡、キッドは消息不明。プロメテウスの解除方法はわからないまま。
AD1020年の【ホーム】
・クロノクロスの本編開始時の世界。セルジュ(17歳)。オパーサの浜で、アナザーの世界のキッドに呼ばれて、次元を超えてアナザーの世界へ移動する。
AD1010年の【アナザー】
・セルジュ死亡。セルジュが死亡したが、プロメテウスが機能したままであり、フェイトは凍てついた炎への権限を復帰することはできなかった。
・セルジュが死亡したため、神の庭は死海化せずに残っている。
AD1015年の【アナザー】
・ヤマネコがプロメテウスの解除方法を調べるために、ルッカの孤児院を襲撃する。ルッカは死亡、キッドはタイムスリップしたセルジュに救助される。
・セルジュは、クロノクロスの本編後半において、キッドが昏睡状態の際に時のたまごを使用してAD1015年にタイムスリップしたことでキッドを救助する。
・ヤマネコはプロメテウスの解除方法はわからないままであったが、セルジュと遭遇したことで、将来的にセルジュがアナザーの世界へやってくることを知る。
AD1020年の「アナザー」
・ホームのセルジュが、アナザーの世界へやってくる。
この後は、クロノクロスの本編の物語が進んでいく。
セルジュはAD1020年のエルニド諸島において、ホームとアナザーの世界を行き来して、クロノクロスを入手して、最終的には「時喰い」を解放することに成功する。
「時喰い」の解放後は、キッドはAD1010年にタイムスリップして、溺れているセルジュを救助。
セルジュは、クロノクロスの本編が始まる直前のAD1020年のホームのオパーサの浜にタイムスリップする。
キッド以外の登場人物は今回のクロノクロスにおける旅の記憶は無くなり、これでクロノクロスの物語は終了する。
キッドだけは記憶が消えていないため、エンディングにおいて、セルジュと再び会うために様々な世界を旅する。最終的にはセルジュと再会することができて、結婚したと思われる。(エンディング最後の、キッドとセルジュと思われる人物との結婚写真より。)
おわりに
そういうわけで、今回はクロノクロスの物語における「プロジェクト・キッド」の要点をまとめてみました。
やっぱり、一度プレイしてみないと、何を書いているのか全く分からないですよね(笑)
意味の分からない情報の羅列を、自分なりに拾い集めて、「クロノクロスってこんなストーリーなんだな」って解釈してみる所が、クロノクロスというゲームの魅力の一つだと思います。
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