『はんげつであえたら』の中途半端な感想


そいつは突然やって来た

 ゆきまこMRライブ、「はんげつであえたら」。それな開催が発表され、その存在が衆目にさらされたのは昨年の11月9日のことだった。その少し前に放送された雪歩の配信で多少の匂わせがあったとはいえ、多くのPにとっては想定外のことであり、特にゆきまこ両Pにおける衝撃は推し量るに余りあるものであったことだろう。
 とはいえ、そんな情報にもかかわらず自分はそれなりにキャッキャとはしていたものの、正直ちゃんと考えるのは一週間前くらいでいいや、と思っていたくらい薄い興味であった。(あ、グッズはいくつかポチってました。)
 いや、だってact3のすぐあとだったし、act4も控えてましたし?正直配信で見るかどうかも怪しいくらい当時は期待値を過小に見積もってました。
 まあ、流石にact4も終わってからはどんどんはんげつが楽しみになってはいたんですけど、その楽しみも多少の不安を抱えつつといった感じではありました。MRライブは初めてだったから、その雰囲気が肌に合うかわからなかったということや、なんで二人だけなんだろみたいな気持ちもありました。それに何より、それぞれの公演が冠していた名前の不穏さ、なんですか、『友藍』、『悲藍』、『純藍』って怖すぎでしょ……。

と、そんな感じでドキドキとワクワクが入り混じった不安定な気持ちと一緒に始まるその時を待っていたわけです。

友藍編の感想

 まず最初に『友藍』を見た感想なんですけど、

ちょ〜よかった〜!!!!!!!!!

 ひとえにこれに尽きますよね。というかそうでもなければこんなの書かないわけですし。

・開演前〜OPまで
 良いですよね。開演前の会場のソワソワしたどことなく落ち着きのない雰囲気。ライブに向けての期待と不安を会場全体で共有してるかのような連帯感を感じられて好きです。二人がアナウンスしていた注意事項もその雰囲気を伸長させていたようでした。
 と、そんなことを考えていると、聞こえる開演を告げるブザー、切り替わる画面と聞こえる真の声。絵本仕立ての物語が始まって、雪歩と真が滔々と物語を紡いでいく。そして、二人の王はついぞ手を取り合うことなく離れ離れになってしまった。
 この時点で自分の心は画面の先の、その世界にすっかり引き込まれてしまっていました。始まる前の少しネガティブな考えがすっかりどこかに吹き飛んで、この後どんな曲が来るのか、何を見ることが出来るのか、ただそう思える期待感を持たせてくれる。そんな最高の掴みでした。
 あと、あのおしゃれなOPもこの物語の余韻に浸ることのできる素晴らしいものでした。いや、最初はめっちゃきれーって感心しながら見てたんですけど、あれだけでも何回でも見れますよ、ほんとに。

・第一ブロック(キミはメロディ~何度も言えるよ)
 OPも終わって、第一ブロックに入ったわけですけど、まず抱いた感想は驚愕、というよりは感嘆でしょうか。いや、何よりほんとにモデルがめっちゃ綺麗!!髪の毛の動きとか顔が良いのはもちろんなのですが、何よりも服、あの質感、ひらひら動く感じ。レースの部分とか特に最高ですよね。とはいえ、あんまりここに力入れても先に進めなさそうなのでこのくらいにしておきます。(真の衣装、レースの裏が……めっちゃ短くて動きやすそうなのはいいんですけど、ちょっと生足見えすぎじゃないですか?エッチじゃないですか?え、エッチじゃない?そうですか……。)
 で、最初の曲は『キミはメロディ』だったわけですけど、歌詞が……なんとも物語にマッチしてますよね……。「今溢れるキミのメロディ、ただ一つ確かなものはキミと紡ぐメモリー」とか物語の方の「二人はもう一度会える日を夢見て笑うのです。」っていう一節の解像度をぶち上げてて、離れ離れになった後もこうやって過ごしてたんだろうな。とかはんげつの夜に語り合ったことは二人にとってかけがえのない日々だったんだろうなって。初見はいい曲だな~ってくらいにしか聞いてなくて、何曲も披露される中のただの一曲だと捉えてたんです。でも、聞けば聞くほど思いの募るスルメみたいな曲で、今となっては一曲目からこんなに情緒をかき乱されることがあっていいのかって思ってるんですよね……。
 二曲目、『自転車』。この明るい曲調、少し青い歌詞、元気な真のダンス。良いですよね、ほんとに。あと、「好きだよ」のところの真の表情すごい好き。いっぱい力籠める感じみたいな?とか思ってたら二番に入って雪歩が、雪歩が入ってきて一緒に歌うなんて……。マジでびっくりしましたわ。でもほんとに雪歩が楽しそうに歌っているのだけでお腹いっぱいですよ。でも、この距離感で友藍……?とも思ったりしましたね。
 三曲目、『何度も言えるよ』。可愛いね、雪歩。うん、曲が可愛いし、それを歌う雪歩はもっとかわいい。ウインクもよかったし。でも、自転車の時もそうなんですけど、この二曲みたいに二人の王も思いを伝えられたなら、あるいはそういう未来もあったのかなって苦しくなってました。(まあ、悲藍においてその先の一つを目にすることになるのですが……。)
 そして一回目のMCのお時間。雪歩の可愛らしいポカからイチャイチャしだす二人を微笑ましい気持ちで眺めていたわけですけど、真が出てくる時に会場全体に手を振ってくれるところほんとに愛おしいですよね。あと二人とも内緒話するならマイクは下げた方がいいと思うよ。
 にしても、映像面でも終始ハイクオリティだったのは本当にすごいです。細やかなところまで意識された滑らかな動き、同じダンスでも二人の間で少しずつ変えてあるところに感じる拘り、まるでステージが変わったかのように曲に合わせてステージを千変万化させる照明、リアルでは難しいような画角や動きを見せるカメラワーク。どれに目を向けても想像をはるかに超えていくもので、二人の歌と物語を鮮やかに彩っていましたね。
 ここまでにぶつけられたストーリーや歌、映像に何ならもうだいぶ満足しちゃってたんですけど、この時点ではまだ三曲しか終わってないんですよね。この後まだまだ上げてってくれるから良いんですけど。

・第二ブロック(アマテラス~edeN)


 そして、第二ブロックの先鋒は「アマテラス」。この曲は個人的には三公演通した中でも特に照明の妙が際立っていた一曲だと思っています。カラフルなライトに照らされたステージはそれだけでもお祭りの明るく雑多な喧騒を思い起こさせる空間になっていました。あと、ラスサビ後の白のライト一色に染まった空間は天国化と見紛う程でしたね。
 二曲目は「待ち受けプリンス」友藍、だよな……?とか思ったりはしたんですけど、この曲もたくさん見どころありますよね。特に真のセリフ部なんですけど、真のセリフのところは絶妙に軽薄そうなところとか良いなって思ってたら雪歩が後ろで最高の反応してたのが良かったです。あとこの部分あずみんさんも録ったらしいですね。はんげつがBDになったら是非入れといてください。
 そしてチャイムの音とともに始まる三曲目、「チェリー」。眩しい、この希望に満ちた曲調が本当に眩しい。影の王と光の王もはんげつの夜にはこうやって眩しい日を過ごしてだんだろうなって。ああ……それでも二人は離れ離れになってしまうしかないのか……。やっぱり友藍は明るめの曲調の曲が多いからこそ物語の物悲しさが浮き上がってくると言いますか……。
 そんな感慨なんてあっという間に置いていかれて、第四曲目の「First Stage」へ。いや、この曲の振り付けめっちゃ良くないです?ターンのところみたいに、全体的にゆったりした振りだから衣装が映えるっていうのはあると思うんですけど、振りという意味だと特に記憶に残っている一曲なんですよね。実ははじめましての曲だったんですけどめちゃくちゃ記憶に刻み込まれましたね。というか最後の一節が無限に味する。「いつかきっとあなたも振り返る私素敵な人になります。」
 五曲目は「edeN」。なんか何か言うまでもなく最高でした。以上。
 二ブロック目のMCはチェリーからみんなでゆきまこに注目する回だったわけですけど、ゆきまこの「怒っちゃうぞ~」「ぞ~」が可愛すぎて特に言えることは無いです。

・第三ブロック(エージェント夜を往く~First Step)


 ようやく折り返しの第三ブロックまで来たわけですけど、まさか一発目がエージェントとは……。でもこの曲はなんで友藍なんでしょうね、結構解釈聞きたいので誰か教えて下さい。それはそれとして自分が知ってる曲の中では二番目に衝撃的だった意識外からの一撃だったので、初見の時には画面の前で変な声出す人になってました。でも真のエージェント良いですわ、カッコいいしほんのり香る妖艶さがスパイスになってて、めちゃくちゃ曲の魅力が引き出されてましたね。もちろんステージパフォーマンスも素晴らしかったわけですけど、荒れ狂う照明に照らされながら踊る真がほんとカッコよくてガチ恋するかと……。
 そして、次の曲は「9:02pm」だったわけですけど、まさに動から静って感じじゃないですか?ガラッと曲を変えてきたなって。

まあ、初見の時は頭おかしくなってマイクのことばっか呟いてたんですけど。
 それで三曲目は「First Step」。やっぱこのブロック曲が


 ここでこのメモは終わっていた……
 こんな微妙なところで終わってたこのメモなんですけど、出来れば完成させたいんでBD販売してくれません?


 そんなわけでBD販売待ってまーす!!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?