ボクは”妹”のことを”彼女”と間違えてしまった。

？：｢明日○○くんのおうちでお家デートって...ほんとにいいの...？｣


○：｢うちの母さんも”ひかる”に早く会いたいって言ってたよ｣


ひ：｢そ...そんなこと...?!ち、ちなみに妹の天ちゃんって居たり...?｣


○：｢するね｣


ひ：｢だ...だよね...｣




明日は僕の家での初めてのデートだ...


ひかると天が仲良くできるのか不安...


ひかるのメッセージからもそう感じ取れる



え、なんでそんなに不安なのかって...？



あれは天に彼女のひかると紹介した時...





~~~~



○：ひかる、まだ妹の天に彼女って紹介できてなかったから今日会ってくれない？


ひ：もちろんっ！


○：ありがと、！天近くにいるっぽいから呼ぶね


ひ：いやぁ〜将来義妹になる子なんだから仲良くしておかないと！


○：んんっ...?へぇっ？？！今なんて...？


ひ：もちろん！って


○：その次だよ...


ひ：えっと...将来義妹になるんだから...


○：そ...そこだよ！義妹って...


ひ：えっ、○○くんはひかと結婚とか...考えてないの...？



ひかるは小動物かのようなうるうるした瞳で見つめてくる...


かわいい。


あぁ...じゃなくて、、、。



○：も...もちろん...！考えてるよ...?


ひ：だよね〜♪


ひ：ひかはもうこんないい彼氏離さないって決めたんだからね！


○：ひかる...そんなはっきり言われると...//恥ずいって...//


ひ：気持ちはハッキリ伝えないと！


ひ：○○くんはひかのこと好きぃ？


○：す..スキだよ..？


ひ：もっとちゃんとっ！


○：スキだよ...？


ひ：もっとっ！


○：スキ...



ﾄﾞﾀﾊﾞﾀ...



？：外でなにイチャイチャしとんだぁぁー！


ｷﾞｭｩ...
 

○：て...天 く” る し”いよ..


天：分かりやすくイチャついてる方がわるいでしょうがぁ！


ひ：なんか○○くんよりしっかりしてる...


天：あっ！お兄ちゃん！この人が彼女さん？！


○：そうだよ、彼女のひかる


ひ：○○くんの彼女の森田ひかるですっ！


ひ：えっとぉ...天ちゃんだっけ...?○○くんからもよくお話聞いてますっ！


天：えっ！？そうなのお兄ちゃん？！


ｷﾞｭｩ...


○：て....ん...締めすぎだって...


天：あぁ、ちょっと欲が押えきれなくなってたﾃﾍｯ♪


○：あといつまで抱きついてるんだよ


天：ん？ずっとだよ？彼女さんに見せつけないと！


ひ：へっ？！


○：何言ってんの


天：だって私とお兄ちゃんは世界一愛し合ってる兄妹なんだから彼女さんになんて負けてられないから！


ひ：○○くん...もしかして天ちゃんって...ブラコン...?((ﾎﾞｿｯ…


○：だいぶね...((ﾎﾞｿｯ…




~~~~



とまぁ、、ひかるの中では天の第一印象はまあり良くなかったみたい


兄としても彼氏としてもどうにか2人は仲良くして欲しいのが本望。




○：明日のお家デートの時に仲良くなってもらおう！


そんな思いを抱き眠りにつく...。




...



...




6:00 A.M.


ｶﾞﾁｬｯ



天：お兄ちゅわ〜ん


○：...zzz...


天：兄様ぁ~


○：...zzz...


天：よしっ...ねてる...ﾎﾞｿｯ…



ﾓｿﾞﾓｿﾞ...



ｷﾞｭｯ...



天：お兄ちゃんポカポカしてる...//



天の手が○○のお腹に纏わりつく。


天：まだ早い時間だし...二度寝しちゃお...//


天：お兄ちゃんおやすみっ♡


ﾁｭｩ...


天：付いた♡


天は○○の首にキスマークを付け抱きつきながら寝た。




...



...




10:40 A.M.



○：あれ...今日ってたしかひかるがうちに来る日...



○：今何時だ、10時40分...あれ...。ひかるたしか半に来るって言ってたけどまだか...?


まだなら寝てようかな...んっ？


○：だれかにだきつかれている、、、？


頭の思考が回りきっていない状態で出し切った答えが...


○：ひかるか...


天：...zzz...


○：もぉ...ひかる来てたなら言ってよねﾖｼﾖｼ...


○：今日もひかるの髪はサラサラだねぇ..zzz.



○○自身まだ起床仕立てホヤホヤだったため脳は半分寝ているようだ。


天：はっ...!!


天：（えっ...お兄ちゃんにヨシヨシされてる...?!）


○：...zzz...ひかる今日もかわいいよ〜ﾖｼﾖｼ...


天：（彼女さんと間違えてる..?!）


天：（これは...彼女さんになりきれば...!）


天：ねぇ~○○くぅ~ん...ひかとチューしよ...？


○：ひかるから言ってくるのめずらしいね...zzz..


ﾁｭｯ...


天：ねーえ〜！ほっぺじゃなくて口でしょ！


○：あ〜そうだったよね...






~~~~





ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ...



○母：はーい！



ｶﾞﾁｬｯ...



○母：あっ！ひかるちゃんどうも~


ひ：ご無沙汰してますっ...！


○母：今日はどうしたの？


ひ：実は今日○○くんのお家にお邪魔するって約束してまして...


○母：えぇー？！あの子まだ寝てるわよ笑


ひ：そ...そうなんですかっ..?!


○母：ちょっとひかるちゃん起こしてきてくれない？○○の部屋分かるよね？


ひ：はいっ！では、お邪魔しますっ！




~~~~





天：いつも口にしてるんだから間違えないでよねっ！



○：だから、ごめんって



ﾁｭｯ...



その瞬間柔らかい天の唇が触れた。


天：ぷはぁ...//お兄ちゃん...ながいよ...//


○：お兄ちゃん...?って...天っ？！


天：も〜...//お兄ちゃんが彼女さんとまちがえるから...//



ひ：天ちゃんそれホント？


○：ひ...ひかる...いつの間に、、、


ひ：わたしの愛してやまない彼氏が約束の時間になっても妹とキスなんてしてイチャイチャしていたので○○のお母さんに入れてもらいました



天：今日...彼女来る予定だったの...?


○：う...うん...


天：彼女さん..ごめんなさい...


ひ：ううん。天ちゃんは悪くないの


ひ：悪いのは○○くんだから


ひ：ちょっと、天ちゃんはそこで見ててね


天：はい...。


ひ：○○くん覚悟してね♡


ﾁｭｯ...


れろっ…ちゅぱっ…んちゅ…


ひ：ん“ぅ“ぅ…//


ひ：ぷはっ...//


〇：はっ"…息…できないって...

天：こ...これが...//大人の恋愛、、//




fin.