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どうする65歳!


LCCに入会して6か月、初めてのブログになります。
昨年9月に60歳の定年を迎えました。(弊社は誕生日定年)
今日は55歳から今日までの揺れる思い(?)を書き綴らせていただきます。
 

1.55歳~再雇用は希望しない。傾聴ボランティア開始


 弊社では57歳と59歳時に再雇用希望調査を行っています。私は人事部の事務局として長年その業務にあたっておりました。
調査結果の傾向として、近年では殆どの方が65歳迄を希望するようになっています。
 そうした状況を間近に見ていて、55歳になったとき「自分は絶対に再雇用は希望しない。60歳を過ぎてまで会社に縛られたくはない。」と思っておりました。
 そして傾聴ボランティアを行おうと心に決め、グループホームで月2回活動を始めました。活動は非常に充実しておりました。
自分の特性として、若い頃より年頃の女性には全くモテないで、所謂おばさん(当時は35歳くらい!)にモテモテの「おばさんキラー」と呼ばれていました。(笑)その力がここでも遺憾なく発揮され、入居者の女性(認知症のおばあちゃん)に大モテで、訪問するたびに大手を振って迎えられ、施設の方も驚くほどでした。
 「よし、この活動を中心に60歳以降はボランティアで生きていこう」と漠然と考えておりました。
 

2.57歳~コロナ襲来。傾聴ボランティア中止


 コロナが全てを変えました。施設から電話があり、活動は無制限中止との報を受けました。
活動ができないショックとともに、60歳以降のライフプランが崩壊し、愕然としたことを今でも覚えています。それでも57歳時の希望調査には「希望しない」と書いて提出、何か探そうとまだ思っていました。
 

3.59歳~やることがない!再雇用選択


 59歳を迎え希望調査の2度目の提出を迎えました。そこで思ったことは「やることがない!」でした。朝起きて、ラジオ体操、散歩、図書館、スポーツジムの繰り返しの日々が連想され、これはさすがにまずいと思い、結局は再雇用を選択するに至りました。
 同時期にラインの役職を外れて研修センターへ異動になり、それまでの忙しさからは解放され業務に余裕ができたこともあって、改めて定年後を考えるようになりました。
 

4.60歳~定年って結構いいもんだ。でもモヤモヤも


(1)再雇用開始


 ほどなく60歳を迎え再雇用が始まりました。給与が半分になった以外は変わることのない毎日でした。それどころか、仕事では肩の荷が下り、あわせて退職金も支給され、定年って結構いいもんだと思うようになりました。加えて研修の仕事は楽しく、さらには、弊社は人に優しい本当にいい会社で非常に居心地がよく、定年のぬるま湯につかり始めていきました。
一方で言いようのないモヤモヤも生じてきました。このまま5年間過ごして本当にいいのか、その後引退したとして何をするのか。59歳迄とは違って問題が真に迫ってきた圧力を感じ始めました。

(2)人と会うが


 モヤモヤ解消の第一歩として考えたのが社外の人と会うことでした。会社のライフプラン研修でお世話になっている社団法人定年後研究所の紹介で、何名かの方とお会いしました。いずれも個人事業主としてキャリアコンサルタントをされている方で、たいへん参考になる話を聞くことができました、
 しかし結局のところ、会って話して「ありがとうございました。」それきりで終了。次には繋がらず、モヤモヤ解消が進展することはありませんでした。

(3)LCCとの出会い


 人と会うことと併せて定年本を何冊か読みはじめました。その途中で出会ったのが、金澤美冬さん著「おじさんの定年前の準備、定年後のスタート」でした。
始めは他の定年本とニアイコールと思って読んでいましたが、何やらコミュニティがあることが目に焼き付き、「それなら連絡してみよう!」と思った次第でした。
 とは言うもののパソコンによるZOOM使用、スマホNGとのことで、パソコンを購入するところからのスタートでした。金額は10万円以上かかるし、これで面接に落ちたらどうしようと心配もしましたが、ええいとダメもとで購入、美冬さんにメールしました。
 ところが面接当日、ZOOMが繋がらず焦りまくり(アプリを入れることを知らなかった)、急遽会社のテレワーク用パソコンに繋げたところ、ディスコ画面で美冬さんは大笑い(第100回発信部ブログに記載)、これはあかんかな?と思っていたところ、無事入会できホッとしました。以降の私の活躍(?)は皆さまご存知のところです。(笑)
 

5.65歳~どうする!あと4年しかない!


 こうして半年、LCCの皆様と出会ったことで格段に視野と心が開けたことに感謝しております。個人事業主として生き生きと活動されている方々を間近に見て、本当にすごいと思い感動しました。いやそれどころか、皆さんの話を聞くうちに生涯現役が目標になってきました。
ただ残る問題、自分自身の「どうする65歳」は未だ「どうする」の繰り返しです。
 ご存知のように70歳迄の雇用が企業の努力義務となり、65歳以降も多少は会社に残れるかもしれません。ただしサラリーマンでの生涯現役はやはり難しそうです。かと言って個人事業主になるには、やりたいことが全く見えていません。モヤモヤは続いています。
 あと4年「殿、ご決断を!」「殿!」「殿!」どうする!どうする!

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