黄色い雲にて おれたちの青い春
2024年1月18日、mocriサービス終了のお知らせ。3月22日に終了とのこと。(説明を省くのでわかんない人は調べてくださいね)
悲しい。悲しすぎる。というか、寂しい!!
突然の別れにショックなので、もくりとすごした日々の思い出をかいてみる。
出会いは2020年、忘れもしないあの春。
新型コロナ流行による長い休校期間。
高三の春であるにもかかわらず受験生の自覚がいっこうに芽生えず暇を持て余した我々は、せめてインターネット上では人との繋がりを絶やさぬようにと青い鳥のSNSに入り浸り小さいアカウントで日々せっせと交流を続けていた。
あつ森などをして皆それぞれの暇つぶしに励んでいた中(私は紙のロジックにハマり、ひたすらマスを塗りつぶしていた)、俺は可愛い女の子のイラストを自分でかけるようになりてぇ!と思い立った友人Kが友人S(絵がめちゃくちゃうまい)に絵教えてくれ~と頼んだのがきっかけだったと思う。違ったら教えてね
ちょうどいい通話アプリを探していた彼らが見つけたのがmocriだった。二人でやるのも寂しいねという感じで参加者を募っていたので、よく分からない黄色いアプリをダウンロードし私とその他数人が参加した。
最初の方こそ純粋に絵を描く会をやっていたもののどんどん使い方は多様化していった。
夜になると誰かしらがフリースペースを開いていたので、暇な夜をみんなで持ち寄って同じ時間を思い思いにすごしていた。
しゃべったり勉強したり、くだらないコラ画像作って爆笑したり、絵チャしたり雀魂したりまた喋ったりしていた。
もちろん夜更かしをたくさんしたし、みんなで早起きして課題をやる会とかもした。結局しゃべっちゃって全然捗らなかったけど。
不要不急の外出を控えすぎて鉄筋コンクリートの建物の中から3ヶ月間1歩たりとも屋外に出なかった時期とかもあったが、こういう繋がりがあったおかげで病まずに済んだ。
もくりがなかったら出会えなかったであろう大事な友達もできた。口コミづたいで参加した友人Kの中学の同期の子。どんな人かもわかんなかったけど、ぺらぺらしゃべって気づいたら仲良くなっていた。いまも二人で遊んだりする。この間はカメラを買いに行くときに有識者としてついてきてもらったよ。
あと、口コミ伝いでやってきた1期上の先輩。当時浪人生だったので一緒に頑張りましょうね~という感じでやっていた。ハチャメチャ親切でとても理論的で真面目で色んなことに詳しく困っているとなんでも教えてくれるのですごい。特にフォントにすごい詳しい。
ちなみに学校が始まってももくりは文化として続いたので、なんと共通テストの晩にももくりは開かれた。自己採点をし、とりあえずお互いの健闘を称え合い、進路について考えて励まし合い、そのあと友人たちは雀魂をめちゃくちゃやっていた。(そのころの私はルールを知らなかったのでできなかった)
コロナ禍の自粛ムードが消え普通に出歩けるようなっても時折もくりは開かれ、近況報告の場のようになっている。最近はあまり参加していないがたまにスプラの会が行われている。
なんか今思い返すと、もくりで繋がってたあの期間は自分たちなりの青春だったのかもなあと思う。4年前(マジ!?)とかだから美化されてるかもしれないけど。
インターネットの絵描きの界隈でとくに愛用されてるアプリとして有名だけど、おれたちのかけがえねぇ秘密基地でもあったよということを残しておきたい。
ありがとうもくり、もくりよ永遠なれ……
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?