見出し画像

知ってもらいたい作品第一弾

こんばんは。のすけです。
最近はかなり暖かく、過ごしやすい日が増えたように思います。
今日、私は突然思い立ったように近所の図書館に出向き、本を一冊読みました。
久々に読書したせいでしょうか。その帰り道、ふとこういうものを書いてみたくなったのであります。

ここからは、「名前は聞いたことないけど見たことない」くらいの知名度で、私がぜひ視聴してほしいと感じた作品を紹介したいと思う。

記念すべき第一弾は、「ヴィンランド・サガ」だ。

ヴィンランド・サガ

この漫画の舞台は10世紀の北ヨーロッパ(デンマーク、イングランド、デンマークあたり)。

主人公のトルフィンはアイスランドに住む少年だったが、偉大な戦士であった父が死んでしまう。彼が父の仇を討つために戦士となり、各地で奮闘するというのが、アニメ一期の主題である。

本作品の魅力

 この作品の最大の魅力は、「時代の解像度が高い」ことにある。
作中、バイキングによる略奪や、奴隷制へ多くの光を当てることで、当時の人々の暮らしが容易に想像できるようになっている。
 作品を見ただけでその時代のことを知ったような気になってはいけないが、現代のわれわれの暮らしと比べ、当時の人々の暮らしはどんなだったろうと思いを馳せてみると、とても面白く感じられるのではないだろうか。
 また、登場人物の幾人かは史実の人物がモデルとなっているので、その人の残した功績を調べ、そこに行きつくまでの伝記としても楽しむことができる。


もちろん、ただリアルなだけでなく当時の情勢を忠実になぞりながら、しっかり漫画として面白くなるようにしている。

主人公の父トールズ、そしてイングランド軍に組する「のっぽのトルケル」は、現実離れした怪力の持ち主だ。どれほどかというと、トールズに対してヴァイキングのヨーム戦士団(=北海最強の海賊団)が彼一人に敗北する可能性を危惧するほどである。

作中でも浮いている。

五条悟のようなバランスブレイカーと思えばよい。
彼らのおかげで超常的な表現がなくとも戦闘描写に爽快感があり、見ていて退屈しない。さらに、進撃の巨人のアニメも担当したWITの映像美がこの作品の魅力をさらに高めている。

進撃を見てて思ったけど、WITの作品って没入感がすごいよね。他のスタジオだと「ん?」ってシーンがたまに目につくようなことが一切ない。BGMとかリアルな表現と漫画的な表現を絡めるとか、総合的に作品本来の持ち味を出すのに関しては右に出るものはないと感じる。
文章が崩れたけど気にしないでもらえると助かる


 私のお気に入りは、敬虔なキリスト教徒であったクヌート(世界史の人と同一人物)が、精神的な成長を通して「愛とはなんたるか」を理解するシーンだ。

このシーンは是非自分の目で確かめてもらいたい。

 ヴィンランド・サガは本質的には「主人公トルフィンの成長物語」だ。現在放送中の二期では、荒れた少年時代の過去に苦しみながらも青年へ変わっていくトルフィンの姿が描かれている。

そのため二期から見るのはおすすめしない。



高解像度の時代観とWITスタジオの素晴らしい演出によって、トルフィンという人物はまるで現実の人間であるかのように我々の前に現れます。

皆さんもどうか、苦しみながら生き抜く彼を一緒に応援しませんか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?