歯がどうなっている

歯が痛い。歯医者に行く前より行った後の方が痛い。歯が痛いのを解決するために行って、歯がより痛くなって帰ってきた。これがどうか治療後だから痛いということであることを望む。
今舌で確かめてみたが歯が低くなっている。ほぼ歯茎と同じ高さしかない。銀歯だった所だから治療前から普通の半分程度の高さしかなかったが、こんなに低くなるものか。やはり根に近い分痛みもひどいのか。
麻酔をしているが痛い。麻酔が切れたらどうなってしまうのか。そんなのもっと痛いんじゃないのか。望みを話すならばこれが術後の痛みであり、麻酔が切れるよりも早く術後の痛みが引くということである。
このお医者さんは果たして大丈夫なのだろうかという不安も以前からある。だから一昨日に他の歯医者さんの予約を取ったけれど、取れたのは明日なのだ。待てなかったので近所の今行ってきた歯医者に一昨日行ってきたのだ。そして今日も行ってきた。どちらにせよ痛くなって帰ってきている。
治療中に豚骨ラーメンのような香りのするシーンがあった。あれは多分治療薬の香りなのだが、もしかすると膿の香りかもしれなかった。膿であった場合、痛みが引くかもしれないという希望が生まれる。しかし、この痛みは恐らく最後に蓋をした詰め物が神経に触っているから起きているのだ。ともすればやっぱり麻酔が切れてもっと痛いことになってしまうのではないか。
そもそもだが虫歯の箇所を削ってそれで歯痛が治る道理が分からない。より傷が広がっただけではないのか。それとも歯が欠けているだけでは痛くはないものなのか。虫歯に何かしら痛みとなる成分が含まれているのだろうか。
歯。思えば骨が剥き出しなのは歯くらいのものだ。おかしな骨だ。いや、一応口蓋には守られているとも見れるか。シューティングゲームのボスキャラのコアみたいだ。あんまり狙っちゃ可哀想だと今はボスの方に共感してしまう。
ひょっとこのように保冷剤を巻いたタオルを顔に巻き付けている。タオルの端と端をヘアゴムで髪の毛ごと留める。髪の毛で固定している。訳では無いと思う。
大きな「痛」という字が左上の歯を中心として刺さっている。連続的にずっと痛い。