大関霧島　関脇琴ノ若　命運を左右する2日間

大相撲初場所は今日を含めて残り2日となりました。　

優勝争いは現在2敗で照ノ富士、霧島、琴ノ若の3人
3敗で豊昇龍が追いかける展開でしたが今日豊昇龍の休場により照ノ富士が不戦勝となり12勝2敗としました。

今日霧島と琴ノ若が直接対決します。

霧島は横綱昇進のためには横綱に勝っての連覇が最低条件になると思います。今場所の内容を見ると相手を圧倒した相撲もありますが、相撲内容に若干の不安があり特にここまで敗れた2敗は平幕力士によるもので内容も良くなかったので（特に翔猿戦は相手の押しに耐えきれずまともに引いて敗れた）印象が個人的には良くないように見えました。

今日琴ノ若に勝ち明日の千秋楽に組まれるであろう優勝争いの先頭にいる（並んでいる）横綱に勝っての連覇ならだいぶ印象が変わってきます。

琴ノ若は大関そして初優勝に向けて今日と明日勝つ必要があると思います。大関昇進の目安33勝に届くには1つも負けられない状況です。32勝でも昇進の可能性はありますが、ここ数年のうち32勝で大関に昇進した力士は直近3場所のうち1場所で優勝しています。（朝乃山は昇進6場所前に平幕優勝を経験）
また直前場所で横綱か大関いずれかに勝つと勝たないとでは印象が変わってきます。今日の霧島戦は大関昇進に向けて必ず勝つ必要があるのではないかと思います。

明日の対戦相手は玉鷲か錦木か新入幕の島津海のいずれかになるのではないかと予想します。これまでやって来た事を信じて自信を持って相撲を取ってほしいと思います。

綱取りで連覇を狙う霧島と13勝で大関昇進の目安3場所33勝に届く琴ノ若ともに負けられない状況が続きます。両者ともに持てる力を出し切ってほしいと思います。