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大相撲春場所 新大関琴ノ若対新入幕尊富士

大相撲春場所11日目
結び前の一番で2敗の新大関琴ノ若と全勝の新入幕尊富士が対戦しました。

尊富士は勝てば110年ぶり(両國以来)の優勝に近づきます。琴ノ若は新大関として琴ノ若として優勝する為には負けられない一番です
※琴ノ若は来場所から琴櫻襲名予定

立ち会い先手を取ったのは大関でした。
立ち会い尊富士の当たりを止め右でおっつけて後退させました。

しかし体が離れ琴ノ若は突いていきましたが尊富士は下がらず右を差して左でおっつけてそのまま大関を寄り切りました。

尊富士は新入幕で大関初挑戦初勝利を収め全勝を守り、また年6場所制になってからの大鵬が持つ新入幕連勝記録11に並びました。


この大一番のなか大関に立ち会いの直ぐ押し込まれ後退した後の対処が非常に速く、大関が手を出してきた(突いてきた)一瞬の隙に右を差し込み左でおっつけるというやはり新入幕とはとても思えない相撲内容です。

110年ぶりの全勝優勝に向けて大きな一歩だと思います。今日は結びで大の里が大関貴景勝をこれまた素晴らしい内容で押し出し2敗を守りました。

明日の対戦相手は大関豊昇龍です。
相手は優勝経験もあり、足腰が強く、突き、押し、投げ、足技などをハイレベルでこなす万能型の大関です。その大関相手にどんな相撲をとるか楽しみです。

連日上位戦が組まれると思いますが、もしかしたら110年ぶりの新入幕優勝という歴史的な瞬間に立ち会えるかもしれません。

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