龍神の思い

#創作ストーリー

今日はとても　気持ちの良い　風が吹くな。

お前たちも　そう思わないか？

誰もいない　静まり返った　この丘で。

こうして　ゆっくりと　空を見上げ。

お前たちと　ゆったりとした　時間を　過ごせる。

『龍神様　僕たちは　時々　こうして　ここに来てもいいの？』

あぁ、かまわないよ。　

お前たちと　話をしてると　とてもリラックスして　いられるんだ。

『龍神様は　どうして　ぼくたち猫（動物）には見えて　人間には　姿を見せないの？』

ん？　私が姿を　見せないのでは　ないよ。

人間には　欲がある　それが邪魔を　してるだけだよ。

私はいつも　ここで　みなを　見ている。

ただ、お前たちは　人間のように　欲がない。

自分が1番とか　あれが欲しい　これが欲しい。

都合が悪くなると　簡単に　嘘をついたり。

誰かのせいにしたり　傷つけたり。

お前たち動物には　そういう　考えがない。

与えられた愛を　与えられた以上の愛で　

返し続ける。

もちろん　人間の中にも　私が見える者も　いるんだよ。

『そうなの？』

ああ、限られてるがね。

『龍神様は　優しいね』

優しい？そうか？

私はただ　みなが　心穏やかに　過ごしてくれる。

ただ　それだけを　思うだけだ。

みなの　笑顔を見て　私も穏やかに　ここで過ごす。

そういう日が　いつか来る事を　思い。

これからも　みなを　守り続けるんだよ。

もうすぐ　夜が明ける。

またここに来て　お前たちの　話を　聞かせておくれ。

『はい　龍神様　また来ますね』

　　　　　　　　おしまい

🌸最後までお読み下さりありがとうございます。
今回、マキさんのイラストを見て妄想が膨らみまして😅
これまでのように、かなり威圧感ある口調の龍神から、少しイメージを変えてみました。
荒々しい中に優しさのある龍神🐉
こうやって穏やかに過ごしている龍神の一面を書いてみました😊
ヘッダーはマキさんのイラストお借りしました😄
マキさん✨ありがとうございます🌸