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世界最古のお菓子とは?

生まれた時から、ずっと存在してたお菓子。当たり前すぎて、疑問すら持ったことがなかった。最古のお菓子どんなもので、いつから存在したのか?
そんな初代お菓子を紹介したいと思います。


現在から、5000年ほど前にイタリアのサルディーニャ島で誕生した”セアダス”というお菓子が世界最古と言われています。

セアダスは、セモリナ粉で作った生地に、羊乳で作ったペコリーノチーズを包み揚げて、ハチミツをかけて食べるお菓子です。見た目は、おしゃれな揚げ餃子って感じで美味しそうです。

※セモリナ粉とは、パスタなどに使用されている小麦です。正式にはデュラムセモリナと言い、デュラムは小麦という意味で、セモリナは粗挽きという意味です。


日本最古のお菓子は?

セアダスが誕生した時の日本は縄文時代(紀元前3000年)で、主に鹿や猪など野生動物を狩猟したり、クルミやドングリなどの木の実を採取して、生活していました。この頃から日本でも火は使っていたが、ヨーロッパでは、油を使って揚げ物作ってるって考えると凄いですよね。

そんな日本最古のお菓子が”清浄歓喜団”(せいじょうかんきだん)という、米粉と小麦粉を混ぜた生地で、清めの意味を持つ7種類のお香を練り込んだこし餡を包み、ごま油で揚げたものです。1000年以上前(奈良時代)に唐から伝わったとされる唐菓子(からくだもの)の一つで日本の初代お菓子と言われています。見た目は、巾着袋みたいな感じで土器っぽさが感じられます。
唐菓子の一つに”ぶと”という清浄歓喜団に似た作り方のお菓子があるのですが、見た目が揚げ餃子で可愛いです。


幸せの食べ物の代表格のお菓子。太古から作られていて、昔から人類は、グルメであり甘いものが好きなんだと思いました。ヨーロッパと日本、遠く離れた地域で、時代も違うけど、お菓子作りで両国とも『揚げよう』って発想になったパワープレイな感じが良いですよね。今回調べてわかったのは、揚げ物は歴史を作るくらい美味い!!


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