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「情緒の乱れ三部劇:ド悲・ド怒・ド楽」(2024/04/11)



14:00

本当にゲボを吐くぐらいお腹が痛い。ド生理痛だ。
となると昨日の精神的体調の悪さはこの影響だったのではないか。PMDDか?
私は自分の生理周期を全く把握していないのでいつ来るのか分からない(生理周期のメモ?をとるみたいなのをしようとはするが、結局忘れてしまうのだ)

14:43

生理痛がアホすぎてお腹どころか太もも、腰まで痛いどうなってんだ。

15:02

今ド機嫌悪くてなんにでもムカつく。止まるななんでこんなとこに信号があるふざけるな。

15:23

薬を飲まなければならないが、昨日の夜から何も食べていないので胃になにか入れなければならなかった。キッチンや食料庫を漁ってみたものの、米もパンもインスタント麺もなく、もう立っているのがギリギリだったので最終手段として祖父に何か買ってきてもらおうとした。

したのだが、まるで話が通じなかった。自分で買ってこい、というかもう崩れ落ちそうなぐらいだったので薬を飲むために何か胃に入れなければならないと言うと「コーヒーいるか?」だった。頭がおかしいのかと思い、もういいと言って離れた。

リビングに何とかたどり着いたのは良いものの、床に寝転がるぐらいの気力しかなくなんとか倒れ込む。ただ倒れ込むのも精一杯だ。嗚咽が漏れそうになるのを抑え込み続けた。感情的になるのが嫌いなのだ。それでも、今この場には私しかいないのだし、と思って少し声を上げてみると、喃語にも届かないような叫び声と同時に涙がとめどなく出てきた。小さい頃、プリンセスのドレスが脱ぎたくなくてお風呂に入るのを拒否して泣きわめいた日みたいな駄々を超える声だけが出た。人をダメにするソファに顔を埋め少しでも音を吸収させようと試みるが、机を挟んで隣にある犬小屋からはカチカチいう足音と心配そうな声が聞こえる。

ふと我に返ってもまたそうなって、取り返しがつかなくなったので、もうその状態のまま何か食べなければと思って泣きわめきながらキッチンに向かった。今の私に調理は不可能だと思うとまた嗚咽が止まらなくなる。何とか見つけたわかめスープの素に卵を流し込む。卵の花はこんな時でも綺麗に咲いた。

部屋が少し暖まったからか、腹の痛みも僅かに引いた。とは言っても全身に近い痛みから腰と腹だけになっただけだが。

16:40

ご飯を食べて薬を飲んで元気になった。結局人間は腹の持ちようだ。今の俺は平気で作り笑いができる。バイトにいく。

18:16

バイトに遅刻していたらしい。どうやら私が見ていたのは訂正前のシフト表で、訂正後のシフト表では16時からだったらしいのだ。ただその時の、というか今もなのだが頭も脳も不思議とバッキバキなので「え〜!そうなんですか!?わ!ほんとだ!すみませ〜ん笑体調悪くて……」してしまった。頭も口の動きも明瞭だが、だからといって動きが冴えている訳では無い。むしろ変に働く頭のせいで先の見通しが異様に効く。これはもう1人のバイトの人がやってくれるな、とかすぐに考えてしまうのだ。

22:38

明日からアホみたいに忙しい。一限から四限まで講義を受けて、その後すぐバイト、バイト終わりにバイト先でのご飯会に参加する。翌日13日は9時半から16時半まで神社のお手伝いで、その後友達と合流して簡単にご飯食べながらお互いが買った香水を嗅ぎあったり代理購入したミニカーを渡したりする。14日はまた神社のお手伝い後にビジネスホテルのバイトに行く。その間に課題を1つと原稿文を1つ制作しなくては。やるとしたら昼休みだ。どちらにしても昼抜きであることに変わりはない。薬を飲める程度に胃にものを入れなければいけないのではあるのだけれど。
む、色々考えた。とりあえず夕食を食べる。

23:42

今のような体調の時には全ての単語に「ド」をつけたくなる。全ての振り子が振り切れてしまっているのですべてがド巨大でド凶悪に写るのだ。

24:20

腹で肉体錬成の代償が支払われていると思えばこの痛みは相当するものだとは思うが、問題はその錬成されるべきものはなく、また望んですらいないということだ。

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