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USDJPY環境認識・エントリーポイント2023/08/05

環境認識

今週も締まりましたので、週足から環境認識を行います。
先に各足の方向だけ確認すると、週足↓、日足↑(↓)、4時間↑、1時間↑の環境です。
今週は先週末の日銀発言から買いオペなどもあり、円安で推移しましたが、週の後半からは下げに転じ、金曜日の雇用統計がドル安で反応したため、下げましたが、週単位で見ると行って来いの結果となりました。

週足・日足

週足

週足は方向↓です。
波形は変わらず紫の安値を下抜けて下降一波(青矢印)が発生し、61.8%強まで調整がかかっている状況です。
陽線で終了しましたが、大きな上髭の陽線となりました。先週は大きな下髭の陰線で終了しており、どっちに行くのか迷いが出ている動きを見せています。
ファンダ的には、雇用統計の結果を受けて金利低下のドル安で反応していますが、数値は指標によってまちまちなため、政策の方向感が決まったという流れにはならないと考えています。
特に失業率・平均時給などは予想を上振れ、依然強い数値が出ているため、来週以降は迷いの出るチャートを作ってきそうです。
こうしたFedの政策の方向性が明確には決まらない状況であれば、俄然チャートをしっかり分析していく必要があります。


日足は方向↑(↓)です。
日足は前から話している通り、トレンド転換と判断される安値の位置をどう考えるかにより、方向が変わってくるので、一旦両方のパターンで考えています。

<トレンド転換はしておらず、上昇波形と考えた場合>

日足①

赤い抵抗帯ではじき返され、きれいなロールリバーサルを作っています。フィボナッチ61.8%ラインからの折り返しで、このまま高値を抜ければ、日足の上昇5波となります。
3波が1波の1.618倍以上伸びていてトレンドが出ているので、高値抜ければ積極的に狙っていきたいですが、現在調整内(4波)がかなりもみ合っており、5波が伸びずに、調整波ABCに入ってくる可能性があるので、この後の波形の作り方は注意して見ていきます。
いずれにせよ、抜けるまでは日足を根拠にしたロングは待ちです。

<黄色〇部分で↓にトレンド転換していると考えた場合>

日足②

黄色〇部分で調整がかかり、押し目と判断できると、オレンジのラインで安値下抜けトレンド転換となります。
こちらを採用しているトレーダーも多そうなので、この想定でも分析しておきます。
木曜日につけた上髭陰線から調整78.6%付近で折り返しています。次は半値のライン(フィボナッチ50%ライン)での反応を見ていきたい場面です。

パターンを二つに分けたことからもわかる通り、現在のドル円は日足レベルでも方向感がわからない状況です。
方向感がわからないときにトレーダーがやるべきことはただ一つ、「待つ」ことです。
日足レベルだと、ロングは現在の高値(145.00付近)を抜けてから、ショートは、赤い抵抗帯を日足の実体で抜けてから。ここが方向感が決まるタイミングとみています。
赤い抵抗帯の根拠からもわかる通り、現在のドル円は日足の方向性がとても重要です。方向性が決まるまでは、根拠なく動く可能性があるので、下位足で根拠のある形が出ても、ロットを抑えたり、短期で利確していく戦略をとっていくべきです。

4時間・1時間

4時間

4時間は方向↑です。
高値を抜いてトレンド転換しました。下降3波は出ず、ダブルボトムのような形から上昇しています。
1波調整38.2%にタッチしているので、ここから高値を抜けると上昇3波となります。
4時間レベルでは、黄色い帯が新しくロールリバーサルの起点になりそうな動きを見せています。
できれば青矢印の様な動きで、黄色い帯でのサポートの強さを証明した後、4時間上昇3波という流れを作ってくれた方が根拠が増えるので買いやすいです。

1時間

1時間も方向↑です。
4時間同様↑にトレンド転換し、4時間と似たような波形を作ってきています。4時間の方が上位足となるため、現在は4時間を根拠にトレードを組み立てていった方が安全です。

Trade Point

ロングシナリオ(4時間)

4時間、1時間が↑にトレンド転換し、38.2%以上の調整もかけてきてくれたので、待っていた形が出てきそうです。
狙うは4時間3波から入って、日足の高値抜けをチャレンジするという形です。
日足の高値を抜けてくると、為替介入などテクニカルを無視したような要素も出てきますが、介入がどのレートで来るかなどわからないので、しっかり損切ラインを設定して、部分利確で対応していきます。
ショートは4時間、1時間が↑にトレンド転換しているので一旦入りどころはない状況です。
現在下降してきていますが、こちらは現状では上昇1波に対する調整と考えているので、安値を抜けるまではシナリオは保留です。








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