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USDJPY環境認識・エントリーポイント2023/11/04

環境認識

月足が締まりました。今週は月足から環境認識を行っていきます。
先に各足の方向だけ確認すると、月足↑、週足↓、日足↑、4時間↑、1時間↑の環境です。
今週は日銀政策決定会合→FOMC→米雇用統計と指標満載の1週間でした。
1週間では下に行って上に行き、また下に行くというかなり変動の激しい値動きでした。

月足

月足

10月は陽線で終了し、3か月連続の陽線となりました。
昨年作った高値の上髭を埋めに行くような流れになりましたが、実体では完全に埋めきれず、月足の上昇5波確定とはなりませんでした。
この5波確定となる高値は、週足のトレンド転換となる高値でもあるので、当然抜かせまいとする抵抗の強い高値となります。
高値を実体で抜くまでは、あくまで月足3波に対する調整波(4波)の動きなので、11月で実体抜けるかを観察していきます。

週足・日足

週足

週足は方向↓です。
火曜日、日銀の金融緩和維持の方向性がわかったところからの上昇で、週足ついにトレンド転換かという動きを作りましたが、最終的には米雇用統計の数値悪化がドル安を誘い、上髭の陰線で終了しています。
先ほどの月足を見ると、上昇5波間近で上目線の強い印象ですが、週足を見ると、高値を抜けず大きな上髭の陰線により、下目線の方が強い印象を受けます。
時間軸が一つ下になっただけで180°印象が変わるので、現在は目線の固定がとても難しいと感じます。
週足は、2週連続陰線で上髭の長い形で終了したため、下目線が作られやすいチャートとなっています。
さらに下位足で、下目線が作られやすい形ができると、いよいよショートエントリーのポイントが来そうです。
下位足を確認します。

日足

日足は方向↑です。
日足は先々週から5波確定後の調整ABC波(白矢印)に入っていましたが、火曜日の一気の上昇により、上昇1波(黄色矢印)が発生しています。
その後3日かけて上昇1波に対して調整をかけてきて、現在はフィボナッチ78.6%ラインで止まっています。
この上昇1波によって、日足の安値が切り上がり、ショートエントリーをしやすい形ができつつあります。

日足②

現在の安値を実体で下抜けると、ダブルトップのトレンド転換(黄色矢印)となり、さらにそこから下降ダウが出ると、下降3波(青矢印)+三尊天井(黄色矢印+青矢印)となります。
前の記事でも書いているように、ショートはこの形をずっと狙っており、ようやくこの条件がそろってきているので、来週・再来週あたりに出てくれないかなと思っています。

4時間・1時間

4時間

4時間は方向↑です。
現在の波形は日足と同じ波形で、上昇1波が出ています(黄色矢印)。
その前に一度青矢印でトレンド転換し、その下降を否定しての一気の上昇でした。148.80付近の安値を下抜けると、4時間、日足がトレンド転換となります。
一点注意しておきたいのは、ここまで4時間・日足は長い上昇トレンドを形成しており、その中で下にトレンド転換することはあっても、下降ダウが出せていません。
この下降ダウが出ないうちは、↓にトレンド転換してもすぐに突き上げられてしまう恐れがあるので、本命は下降ダウが出てからを考えています。

Trade Point

先々週までは150円を意識した動きで、かなり停滞した動きを作っていましたが、今週の前半で昨年の高値に迫るレートまで上昇、その後下落とかなり厄介なチャートを作っています。
ファンダ的には、週末の米雇用統計でドル安に傾きそうな方向性が確認されたものの、円高となる要因もないため、ドル安、円安によりレンジになることも考えられます。
ここから下がりそうだからショートと安易にエントリーしてしまうとレンジに巻き込まれ、スワップだけ取られるという危険もあるので、「ショートで動きそうな条件がそろうまで待つ」、その条件は上で書いた日足の三尊天井の完成と考えています。
ロングポイントは、現在の高値上抜けが上昇3波となりますが、さすがに為替介入の危険水域と思うので、入るとしても低ロット+伸ばさず利確で考えています。
今後下降により高値が切り下がってきてくれれば、今の高値より低い位置からエントリーができるので、そこからロングのポイントは検討しようと思っています。







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