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USDJPY環境認識・エントリーポイント2023/09/02

環境認識

今週は9月の初週なので、月足から環境認識を行います。
先に各足の方向だけ確認すると、月足↑、週足↓、日足↑、4時間↑、1時間↓の環境です。
今週は金曜日に雇用統計が発表され、雇用者数、平均時給ともに市場予想をやや上回るという結果となりました。発表後はドル安で反応したものの、その後じりじりドル高となり、今週が終了しています。
週足以下でキーポイントとなるのはダブルトップの発生で、その点を主に話しています。

月足

月足

月足は上髭の陽線となりました。月足の波形としては、上昇3波まで発生し(オレンジ矢印)、現在フィボナッチ50%までの調整を経て、高値上抜けで上昇5波が発生するかといった場面です(青い矢印)。
月足で見るとわかりやすい上昇トレンドです。3波からの調整も半値でしっかり反応し、そこから急上昇といった感じで高値を目指している状況です。
今月は8月に作った上髭を実体で埋めていけるか、逆に上髭を埋めれず上髭陰線で終了したりすると、一旦の天井サインになりそうな展開です。

週足・日足

週足

週足は方向↓です。
波形は変わらず紫の安値を下抜けて下降一波(青矢印)が発生し、78.6%まで調整がかかっている状況です。
先週まで4週連続陽線でしたが、今週は陰線を作ってきました。
先週レンジの動きを見せていると書きましたが、今週も値幅は小さく、200pips程の狭い範囲で動いている状況です。
レンジの発生は市場参加者の方向感の迷いから生まれてくるものです。現在は小さな経済指標でも敏感に反応していますが、それは大局の流れが決まっていないために起こっている現象だと考えています。
先週も話した通り、週足はあくまで下降1波(青矢印)に対する調整の動きというとらえ方で、目線は↓ですが、調整内では週足でも見てとれるくらいの強い上昇ダウを刻んでいます(白矢印)。
この上昇ダウが継続して高値を抜き、週足のトレンド転換をするのか、現状ではまだわからないところです。

週足ダブルトップ

他方で、週足はあくまで下降1波からの調整78.6%という状況なので、ここから調整が終了し、下降3波が発生してもおかしくない状況です。
この調整終了の合図となりそうなのが、白矢印の様なダブルトップからの下落です。赤い帯の部分は現在ロールリバーサルとして機能しているため、ここを下抜けると一気に下落していく可能性もあります。
このダブルトップが発生する前には当然、下位足でトレンド転換が起こるので、下位足の状況を確認していきます。

日足

日足は方向↑です。
日足で見ると今週もレンジであったことがわかります。先週に続き波形内のフィボナッチ38.2%間でのレンジですが、作ってきた形は、紫のラインを軸としたロールリバーサルの動きです。
雇用統計で下降しましたが、やはりこの紫のラインで反発し、下髭となっています。
日足に関しては、黄色〇部分を調整と考得るか否かで、現在2つのパターンの波形を場合分けして想定していますが、いずれにしても、38.2%以上の調整は済んでいるので、高値上抜けで、日足の上昇1波ないし、3波が発生すると考えています。

日足ダブルトップ

ただ一点想定しておきたいのは、高値を上抜けても伸びずに、黄色矢印の様なダブルトップを作ってくる形です。
日足のダブルトップの下降が週足のダブルトップの下降の初動となるのはよくあることなので、紫のロールリバーサルが固いだけに下抜けたら走りそうです。


4時間・1時間

4時間

4時間は方向↑です。
先週髭で返されていた高値を抜けて上昇5波が確定していますが(黄色矢印)、実体抜けしたロウソク足の髭を埋めずに下降しています。
その後切り上げた安値まで下降し、4時間トレンド転換かというところで髭で返され、急反発したという状況です。
5波が発生し、上昇ダウを継続してきたとはいえ、5波は伸びておらず、4時間足でやや天井感を見せています。
ふたたび下降し、4時間の安値を実体で抜けると、4時間トレンド転換、ダブルトップの形(青矢印)が出るので、その想定もしておきます。

Trade Point

今週は雇用統計など重要指標もありましたが、結局レンジの中での動きとなりました。日足でも4時間でも上昇ダウを継続しているので、目線は↑ですが、注意したいのは、上昇ダウ継続が途絶える場面である安値下抜けからのダブルトップです。
この形は4時間→日足→週足と順に発生していくので、まずは4時間で現在の安値を実体で抜いてくる動きが出るか観察します。







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