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20240301中津から再び博多へ①


旅の最終日の雑記です。

なんか柄にもなく真面目な話。
だからこの記事、多分おもろないっすよ。
さーせん。

今日で大分への旅も終わり。
夜には愛知に帰っている予定だ。

ここまで好き勝手に毎日毎日。

呑んで喰って遊んで。

さすがに少し疲れてきて。



ホテルを朝にチェックアウトしてから。
特に朝から何か食う気にもならずぼんやりと。
駅で列車を待っていた。

中津の駅の待合室ではホームレスのおばあさんが角っこの席を三つ占領して。
そこにカバンや紙袋や自分の家財道具を全て収納して、うたた寝をしていた。

列車の到着のアナウンスが流れて、向かいの席に座ってスマホをチェックしていた中年のサラリーマンが腕時計を覗いてから、席を立って出ていった。

俺の列車はまだ来ない。
というか別に急がへんからな。
次のでも次の次のでも、どっちでもいい。


少しだけシリアスな話を。


今回の旅も素晴らしかったけれど。

ただ、別府も大分も中津も駅前一等地ですら寂れた一角やがらんどうの店舗が散見され、この国は既に斜陽に差し掛かっているのだな。と、柄にもなく憂いを抱いた。

シャッター商店街もそこかしこに見受けられた。新型コロナによって町の居酒屋や観光系の会社等が多数倒れ、それを好機としてショック・ドクトリンが行われつつある印象も受けた。

豊後高田の昭和の町を訪れた時に思った事だが、魚は魚屋さんで。野菜は八百屋さんで。精肉店。洋品店。喫茶店。食堂。映画館。

なぜそのままではいられなかったんだろう?
なぜそれらは無くなってしまったんだろう?

今や全国どこにでもおんなじ形の大型スーパーが並んでいて、おんなじ冷凍マグロが並べられている。


その罪はイオンモールにあるのだろうか?
大型ショッピングモールにあるのだろうか?

全国津々浦々の商店街を巨人が薙ぎ倒し、潰し、その果てに採算が取れなくなれば巨人は大型店舗を畳み、あっけなく撤退してゆく。

だが既にその町の小売店たちは殺されてしまっている。今更元に戻るにも、鞘はもう無い。

かくして人々は買い物をする店が何も無くなってしまった町で路頭に迷う。


果たしてそれがまともな人間の仕業なのか?


何より。採算が取れなくなるのは元から予測可能な事に思えて仕方がない。なぜなら地方の小さな町の人々は、巨大ショッピングモールの理屈で買い物をしないからだ。目標単価や前年対比なんてものは企業が勝手に設定しているだけのものなのだ。
町の人々には何の関係もない数値だ。

アメリカ式の繁栄を全ての人に押し付けて。
受け止めきれない弱い者は切り捨てて。

そうしてこの国はここまでやって来た。

俺らのゆく道は
これからもこのままでいいのか?
幸せは金の中にしか無いのか?

とか何とかナイーブで青い事を考えていた。


博多へ向かう鈍行列車の中で。


ははは。

いきっとんなー。

カッコつけた記事書いとんなー。

つやつけとう。







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