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AIチャットツール【ChatGPT】の始め方、プロンプトの使い方

AIチャットツールとは人間と会話しているような受け答えを、AI(人工知能)が自動で行うコミュニケーションツールです。
最大のメリットは、複雑な質問にも対応できることです。
AIチャットは、蓄積されたデータを基に、ユーザーに合わせた最適な回答を導きます。
そのため、データを蓄積すればするほど回答の精度が上がり、複雑な質問にも回答できるようになります。

-ChatGPT-

人間のように自然な会話ができるAIチャットサービス「ChatGPT」
ユーザーが入力した質問に対して、自然に対話するように文章を生成して答えてくれます。
ChatGPTは単なる情報収集ツールではなく、ユーザーが求める情報を収集し、簡潔にまとめた上でユーザーに提示してくれます。
他にできることとして、要約、翻訳、プログラミングのコーディング、詩や小説なども使い方によっては文章生成してくれます。

ChatGPTの始め方

ChatGPTを使うには、まずOpenAIのWebサイトにアクセスして画面左下の赤枠「TRY ChatGPT」をクリックします。

提供元:ChatGPT

すると「Log in」「Sign up」と表示されるので、まだアカウント登録が済んでない方は、「Sign up」をクリックしてください。

提供元:ChatGPT

「Create your account」というページに変わりますので、「Email address」の欄にメールアドレスを記入し、「Continue」をクリックします。
GoogleやMicrosoftのアカウントを使っての登録も可能です。

提供元:ChatGPT

確認メール内にある「Verify email address」リンクをクリックしてください。
これにより、メールアドレスの認証が完了し、アカウント名の設定画面に移動します。

提供元:ChatGPT

認証を完了すると、下記の画面が表示されますので「First name(名前)」「Last name(苗字)」を入力して「Continue」ボタンをクリックしてください。

提供元:ChatGPT

その後は、認証のための電話番号を入力し、「Send code」ボタンをクリックしてください。

提供元:ChatGPT

SMSに6桁の認証コードが送られてくるので、番号を入力して「Continue」ボタンををクリックして下さい。

提供元:ChatGPT

利用目的の「How will you primarily use OpenAI?(主にどのように OpenAI を使用しますか?)」という質問が表示されるページに移動します。
ここで、用途に合ったオプションを選択してください。
選択肢には、個人利用、教育、研究、開発、ビジネスなどがありますが、どれを選んでも料金には影響しません。

以上で、ChatGPTを使用することができるようになります。

ChatGPTの使用方法

まずChatGPTに登録してログインすると、左にサイドメニューがあります。
上から順番に次のような項目があります。

・新しいチャットの作成(チャット内容に応じてタイトルがつけられるの    で、テーマごとに分けることが可能)
・「ChatGPT Plus」へのアップデート(有料)
・「ダークモード」へ変更(画面の切り替え)
・フィードバック用のDiscordサーバーへ接続
・「サービスの新情報」「よくある質問」
・ログアウト

 


提供元:ChatGPT

基本的な用途は質問して、回答をもらうことです。

まずは、画面の下に枠があるので、そこに質問したいことを入力します。
内容が決まれば、右側の紙飛行機ボタンをクリックしましょう。

すると質問に対しての回答が返ってきます。
より詳しく知りたい場合は「もっと詳しく」などと追加で質問すると、直前の会話の文脈を加味して、より詳しく回答してくれます。

簡単な使い方は以上となります。

ChatGPTの上手な使い方

望んだ回答に近いものを得るためには、質問の仕方にコツがあります。

  • 1回の質問を長文ですると、望んだ回答が得られにくいです。
    一文一義で短めに段階を踏んで質問していくことで、前後の文から学習して意図した答えが返ってくる可能性が上がります。

  • 質問内容に細かな設定(役職やポジション)を加えると、そのように振る舞って専門性の ある回答を得やすい傾向にあります。
    あいまいな内容の質問だと、抽象的な回答になってしまいます。

  • 回答モデルや例題を質問内容に組み込んでおく。
    そうすると、そのパターンに沿って回答してくれます。

  • ChatGPTの学習ソースはほとんどが英語なので、英語で聞いたほうが精度は高い場合が多いです。

このように質問の際に、一工夫すると回答の質が向上し求めている以上の回答を得ることが可能となっております。

質問内容が多岐にわたり、さまざまな用途で使用できます。

  • 要約・・・文章や記事、物語の要約

  • 翻訳・・・約100カ国ほどの翻訳が可能

  • 文章の創作・・・テーマやお題を与えると記事や小説を作成する

  • 雑談・・・世間話などもしてくれます

  • プログラミングのコーディング、デバッグ作業など

-ChatGPTプロンプト-

高精度汎用プロンプト

まず1つ目としてChatGPTに「回答条件を与える」ことで回答の精度を高めようとする考え方を紹介します。

そもそもChatGPTは、入力プロンプトに対して可能な限り多くの選択肢から出力を試みようとします。
そのため予め入力プロンプトで出力条件を指定してあげることで「欲しいアウトプットの形」を提供してくれるようになります。

# 命令書
あなたは、[任意の文章]です。以下の制約条件から最高の[任意の文章]を出力してください。
# 制約条件
・(例)400字以下で説明



# 入力分:
・[ここに文章を入力]
# 出力文:

ChatGPTに役割(ロール)を与えることで、ChatGPT自身が「何を書くべきか」を事前に知ることができます。

そして出力される文章の質を左右するのが「# 制約条件」です。
ChatGPTの特性上、なるべく多くの選択肢から出力を試みようとするため、「制約条件でいかに出力の範囲を狭めるか」が質の高い文章を生成する上で重要になります。

ChatGPTの出力文は、何度でも再出力が可能なため、出力内容がいまいちだった場合は続けて回答してもらいましょう。

何度再出力の操作を行っても満足のいく回答が得られない場合は、「# 命令書」や「# 制約条件」、「# 入力文」の内容を調整することで良い回答が得られるようになります。

ReActプロンプト

ある入力文章(タスク)に対して、推論を行った後、具体的なアクションを列挙していきます。
ある解決策を知りたい入力プロンプトの場合は、はじめに推論を行いますが、具体的なアクションを列挙した後で、再度アクションを踏まえた観察を行います。

この推論→行動→観察のプロセスを繰り返すことで、タスクの解決に向けてより詳細で高度な出力を導き出すことが可能です。

[ここに文章を入力]
Thought :
Action :
Observation :

この最後の観察を踏まえて、ユーザーは改めてChatGPTに追加の質問入力を行うことが可能です。
複数回のフィードバックを経ることにより、思考の深度を深める手助けをしてくれます。

要約プロンプト

以下のテキストを要約し、最も重要なポイントを箇条書きにまとめてください。
テキスト: """【ここに文章を入力】"""

テキストの抽出

以下のテキストからキーワードを抽出してください。

テキスト:【ここに文章を入力】

キーワード:

ChatGPTを利用する際の注意点

  • 回答は必ずしも正しいとは限らない。
    機械学習によって得た情報をもとに回答しているため、偏った情報や間違った内容が含まれることがあります。
    そのため、最終的にユーザー自らチェックする必要性があります。

  • 個人情報や機密情報を教えない。
    情報のセキュリティ面が保証されているわけではないので、質問内容には気をつけるようにしてください。

  • あくまで機械の回答。
    人間のように回答してくれますが、やはり人間同士のコミュニケーションとは異なり、人間のような感情や意図がありません。

始め方も簡単で使いこなせれば、とても便利なツールなので、ぜひご利用ください。

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