日本ダービー

まず展開としてはほぼ間違いなくメイショウタバルの逃げとなるだろう。皐月賞では暴走気味だったが果たして今回抑えられるかどうかなと。おそらくメイショウタバルの逃げに付き合いたい騎手はいないと思うので、単騎逃げになるかも。そうなった場合メイショウタバルの逃げでハイペースなるかと思いきや番手以降は落ち着いたペースになると予想した。

これを踏まえて以下、参考レースの感想

  • 青葉賞…シューガークンが抜群のスタートを決め、内をロスなくまわり勝ちきったレース。2着に突っ込んできたのがショウナンラプンタでこちらは外をまわしタイム差なしまで迫った。パワーボール以外の馬は落ち着いたペースの中での競馬なので、どちらが強い競馬なのかと言われれば、ロスがありながら突っ込んできたラプンタとなり、シューガークンには展開が味方したといえる。ラプンタはダービーでも馬券に絡める力はあるのだが本来は折り合いが思うようにつかなかった馬。青葉賞からのローテも容易とは言えず、軸にするには少し怖い。シューガークンは抜群のスタートを決めた後に番手を取りきりレジェンドがスローに落とし込んだらワンチャンあるが、2月デビューで、このローテじゃお釣りはないかも。シューガークンは一気のメンバーレベルup、ラプンタはホープフルで暴走で度外視と相手関係の比較はできない。

  • 京都新聞杯…勝ち馬のジューンテイクは最内から終始ロスのない競馬で展開が向いた。また、メンバーレベルも高くなかったので買い要素はないです。

  • プリンシパルS…1頭別次元にいたのがダノンエアズロック。大外枠から終始外側をまわしていた。他の馬は内をまわりロスのない競馬だったが、直線に入ったらもう勝負はついた。最後まで楽な手応えで迫ってくるものはいなかった。当然メンバーレベルは高くなく、ダノンエアブロックの弥生賞は休み明け馬体重増で骨折判明なので度外視でこれまた皐月賞組との力関係が見えない。2歳の時にレガレイラと上がり勝負で突き放してるのでここでもやれるだけのポテンシャルはあると思うし、鞍上もモレイラ騎手で期待は高い。モーリス産駒で東京の2400はわからんが、モレイラも大丈夫といってるし、ここに照準を合わせてきているはずなので。

  • スプリングS…こちらもメンバーレベルは低く、シックスペンスがめちゃくちゃ強く見えた。いくらスローペースとはいえ、L2F10.9-10.8はすごいし、中山で上がり3ハロン33.3はポテンシャルを感じる。この馬も皐月賞に出てくれれば比較が楽だったのに、もう少しペースが流れれば良かったのに。正直やってみないとわからない点が多く、皐月賞組以外は力関係がわからん。

  • 皐月賞…ただただジャスティンミラノが強かったなと思うレース。4コーナーの手応えはそこまで良く見えなかったのだが、なんだかんだ直線伸びて勝ち切り。やっぱり4,5番手から折り合って速い上がりを使えちゃう馬ってのは軸にしやすい。展開に左右されずらく毎回実力を出してくれるので、完全燃焼で終われる。ジャンタルマンタルとかみたいにね。皐月賞は結果から見れば差し有利で、ジャンタルマンタルとジャスティンミラノが1枚上だったレースと思っていて、ある程度勝負付けは済んだと思っている。東京2400はジャスティンミラノに合う舞台(皐月賞で初の中山&ハイペースに苦しみ負けてダービーで買おうと思っていた)なので、ここは大きな不利さえなければ勝ち負け。多少外をまわしても力でねじ伏せられるので、戸崎詰まっちゃだめ。逆転があるならコスモキュランダが内をロスなくまわり東京適性がめっちゃあったとき。人気にもならなそうですし。アーバンシックとレガレイラは確かに強いし東京の舞台も良い。ただ、今回のハイレベルの争いで、ハイペースにならないと、ある程度のポジションいわゆるダービーポジションをとれないと、どんなにいい脚があっても届かない。ビザンチンも同様。ダノンデサイルとシンエンペラーはポジションがとれてそこそこやれるので、状態次第では上位に食い込める。

結論としてはジャスティンミラノが王者に君臨し、まだ勝負付けが済んでない別路線組がどれほどやれるのかといったところ。個人的には国枝先生にダービーをとって欲しいのでシックスペンスを応援しつつ、結局、戸崎、ルメール、川田、モレイラを買っとけば当たんのかなとも。

◎ジャスティンミラノ
○シックスペンス
▲ダノンエアブロック
抑 レガレイラ、アーバンシック、シンエンペラー、ビザンチンドリーム、ダノンデサイル、ショウナンラプンタ

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