ラジオとSNS

昔はラジオへの投稿はお便りだけだったと聞きます。年賀状すら書かない自分はお便りでの投稿なんてそれはもう1度もやった事ありません。
懸賞すら殆ど記憶にない。

1990年代後半から電子メールという今に繋がる便利なモノが登場。
メールなら…それでもずっと投稿はせず。

その後携帯メールの時代が来て、今はSNSを使う番組が増えた。
ハッシュタグと番組名(略称も含む)でその番組だけの、沢山のリスナーさんの呟きが見られるものだから使い勝手が良い。
番組についての感想や合いの手、ツッコミ等をパーソナリティーさんが拾ってくれる。ほぼタイムリーなので、フォロワーさん達とその場で盛り上がれるというのも良い。

ただ…弊害が無い訳でもない。
例えば番組へのメールが拾われない人の愚痴が観れてしまうという点。
その愚痴に番組ハッシュタグなんか付けようものならパーソナリティーさんにも見えてしまう訳だ。
メールが読まれないというのは、パーソナリティーさんやADさんの目に付かない=つまり目を引く面白さやそれほど興味を持たれなかったという事。
それを番組に責任転嫁するのは違うと思う。

かくいう自分もそういう時期はあった。
誰もが通る道なのかもしれない。

今は上に書いたコトや、『読まれないのが普通』で読まれたらラッキー!ぐらいの考えに変わった。
それぐらいの気持ちでいないとラジオは楽しめない。

完全にSNSありきで楽しんでいるのがFM AICHIの『I write the songs 〜歌の贈りもの』だろう。

この番組は土曜日の夜9時から30分間の収録番組で、収録は月曜日に行なう。
当週の番組終了後から翌々日の月曜日の間にメールを受け付け、採用されればその新しい週の土曜日に読まれる事になる。
つまりO.A.時にテーマを送っても読まれる事はない為、ラジオから流れる番組を聴きながらSNSで呟く、フォロワーさん達とやり取りするのが定番になっている。
しかも毎週のお題は少しずつ捻ったりして変わってはいるが、基本路線は皆さん大好物の恋バナ(笑)
リスナーさんの過去の経験に、あーでもないこうでもないという“わちゃわちゃした”やり取りが楽しい。
時にはパーソナリティーさんご自身も絡んでくる事も(彼らもO.A.時にはリスナーさんと言ってもあながち間違いでは無いだろう)

SNSはラジオの聴き方に一大革命を起こしたと言い過ぎでは無いと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?