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違うけど、同じ。

国際交流が仕事にまでなった理由。それは大学時代に遡る。最初は大学のサークルで、様々な国から来た留学生と交流したことがきっかけだった。欧米、アジア、中東、様々な地域から留学生が来ていて、英語と日本語を使って交流した。見た目の違い、習慣の違い、宗教の違い、違うことが面白かった。でも、同じ人間で、将来のことに悩んでいて、何かを目指している仲間でもあった。違うけど、同じ。それを発見できることが、とても私には心地よかった。

サークルの先輩に、内閣府の国際交流参加者がいた。その先輩の誘いで、内閣府事業に応募し、参加することになる。以後、社会人になっても、ボランティアで国際交流に携わり続けた。ホストファミリーになったり、地方プログラムの受け入れスタッフになったり、プログラムの実行委員長も務めた。民間企業での仕事と並行しながら、時間をやりくりする日々だった。

社会人になってからの、ボランティアとしての交流も面白かったし、多くの良い仲間に恵まれた。でも、派遣から15年が経った時、そもそもの始まりは派遣青年としての経験だったことに気付かされる。仕事として派遣青年たちをサポートする側に回りたいと思い、国際交流の仕事に出会った。

派遣プログラムも、受け入れプログラムも、船のプログラムの仕事もしてみて、様々な人との出会いがあった。今感じるのは、一貫して私は「違うけど、同じ」であることを感じたかったし、これからも感じ続けたいのだということ。今後やりたいことも、多様性を尊重しながら、根底の人間性は皆同じ部分があるのだ、ということに多くの人が気付けることが私にとってのテーマになると思っている。みんな違ってみんないいし、違いを知ることで自己理解を深めることもできる。違いを活かしたい、同じところを喜びあえる、そんな世界を作るための貢献をしたいと思っている。

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